コロナ宿泊療養施設 リアル
【はじめに】
前回はコロナ宿泊療養施設(ホテル)での食事について、その前は持っていくべきものについてお話ししました。
3回目となる今回は、宿泊療養施設に入所することが決まってから、施設内での生活をはじめるまでの様子をお話ししていきます。
もし今後、陽性と診断され、宿泊療養施設での入所となった場合の参考になればと思います。
それでは、始めていきます。
※ここに書いたことは、今回私が入所することになった宿泊療養施設(ホテル)に関することであり、施設によってはあてはまらない場合もあることはご容赦ください。
※今回は日記風になっているため、語尾が「です・ます」になっていません。重ねてご容赦願います。
○宿泊療養施設入所まで
事情があるため宿泊療養施設(以下、施設)での療養を希望したい、と保健所に連絡。最近は入所の条件が厳しくなっているので断られるかもしれないが、エントリーはしてみます、早ければ、翌日夕方には可否連絡をします、とのこと。
翌日の昼過ぎ、保健所から連絡があり、施設入所の許可が下りたので、明日夕方に迎えに来ること、持ち物(保険証・着替え・オーラル・嗜好品(お茶・お菓子)など)を用意しておくよう、指示される。
迎えに来てくれるのは保健所が手配した「民間救急車(民間事業者が運営する救急車)」という車。当然ながら、サイレンや回転灯はついていない(と思う)。
ハイエースを改造したような車で、中には車いすが2台(?)設置されており、ほかはシートの座席となっている(前側だったので、後ろ座席の形状ははっきりとは不明)。私は車いすに座り、出発。私以外にもすでに3人乗り合わせており、途中でさらに2人迎えに行き、施設へ。
なお、迎えに来てくれる前には「○○時ごろに行きます」とTELがある。そのときに合流地点を決める。家の前はもちろん、周囲の目が気になる場合は少し離れたところで待ってくれる。
一見すると、介護事業者の車かと思うが、運転手は完全防護服、運転席と座席は透明シートで完全にわかれており、声も聞こえづらいほど。
車内では当然ながら誰も一言も発さず、乗っている時間がとても長く感じられた。
○施設入所後
施設に着くと、受付がある。そこには自分の名前と部屋番号がかかれた封筒がおいてあり、それを取る。
職員の方と看護師さんから、入所についての説明を受ける。時間は2、3分。こちらとあちら側は透明シートでわけられている。お茶(ボトル・ティーバッグ)や飲料水・紙コップを持っていくよういわれる。なぜか、子どもが使う「塗り絵セット」がおいてあった。その意味は、その後、すぐわかった。
エレベーターに乗って部屋へ向かう。エレベーター前には消毒ジェルがあり、必ず消毒するように、といわれる。
部屋に到着、長かった。少し車酔いした。
部屋に着いてすぐ、体温測定とパルスオキシメーターを使って熱中酸素濃度を計測、入所時にもらった紙に書いてあるQRコードを読み取ってアプリ(キントーン サイボウズか)に入力、毎朝・毎夕に報告、それに基づいて1日1回、看護師さんから体調確認の内線がかかってくる。
ようやく荷物を置き、風呂に入りたかったが、着いたのが夕方だったのでそうこうしているうちに館内アナウンスで夕食を取りに来るようにいわれた(この施設は自分で取りに行く必要があった)。
夕食(お弁当)を受け取り、エレベーターで部屋に戻る途中の階で停車、扉が開くと幼稚園か小学校1年生くらいの女の子と男の子がいた。体調は悪くなさそうだったので、無症状か家族に感染者がいてやむなく同伴しているのかもしれなかった。下に行きたいようだったが、間違えて乗り込みそうになるところを止められていた。
部屋に戻ってから、ふと「あんな小さな子も、かわいそうに」という気がしてきた。
気を取り直して、食事の前にお風呂♪ プルプルプルプル~(わかる人はわかると思う)
さっぱりして夕食のお弁当とみそ汁をいただいた。とてもおいしかった。
その後、浴槽でお洗濯。ホテルは部屋の中が非常に乾燥するので、加湿器+洗濯物を干して、お風呂のドアを開いた状態で就寝。。
…鼻がつまって息ができない、枕が違うので眠れない…爆弾岩のようにゴロゴロ、ゴロゴロする。
次の日からはふつうに仕事。緊急事態宣言が解除されて以来のリモートワーク。
合間に問診があったり、食事をとりに行ったり、エレベーター前にある消毒剤を嫌がる男の子(昨日とはちがう子)をみて、部屋に戻ってからしんみりとしたり。
2日目以降、子どもたちは見かけていない。もう退所できたのかな。
そんな感じで過ごしている。
今回は日記風になってしまいましたが、参考になれば幸いです。
ホテルで1人過ごすのは寂しいのでは?という人もいますが、むしろこのほうが時間を気にせず静かに仕事ができてはかどるし、夜は本を読んだりブログの下書きをしたりできるのでいいなと。あと残り数日、今後につなげるための有意義な時間を過ごしていきます。
それではまた!
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