DCって?
確定拠出年金(Defined Contribution Plan、以下DC)は、
新たな公的年金の上乗せとして
2001(平成13)年10月に導入された制度です。
事業主が労使合意に基づいて掛金を拠出する企業型DCと、
加入者が自ら掛金を拠出する個人型DC(iDeCo)
の2種類があります。
掛金については働き方などの対象によって、
拠出限度額が定められています。
確定拠出年金は、
拠出された掛金が個人ごとに明確に区分され、
積立期間中の運用の結果により、
将来の給付額が変動する仕組みになっています。
したがって、
運用のリスクは加入者個人が負います。
2022(令和4)年5月1日より、
60歳未満だった加入可能年齢が引き上げられ、
企業型DCは原則として70歳未満の厚生年金被保険者が、
個人型DCは65歳未満の公的年金加入者が、
それぞれ加入できるようになりました。
また、
確定拠出年金の受給開始時期の上限についても、
同年4月1日から75歳に引き上げられ、
さらに10月からは、
企業型DCと個人型DCの同時加入要件が緩和されるなど、
多様化する働き方・暮らし方に対応した
制度変更が実施されています。
さらに、
事業主は拠出掛金を損金に算入でき、
加入者の掛金は全額所得控除の対象となります。
さらに、
運用時および受取時においても、
税制上の優遇措置があります。
また、確定拠出年金の個人別管理資産は、
企業型DC、個人型DCもしくは確定給付企業年金に
持ち運び(ポータビリティ)することが可能
(企業型DCは、企業年金連合会へのポータビリティも可能)
となっています。
一緒に学んでいきましょう!