新幹線自由席

新幹線の自由席を選ぶ時に考えることをまとめてみることにする

平日の夕方から夜であればビジネスマンが多い。ビジネスマンが新幹線に乗るときは大体の場合、一人である。したがって、窓側に一人ずつ座っていく現象が起きる。2列シートと3列シートがあるが、夜であれば景色は関係ない。立ち席が発生するほどの混雑時の狙いは3列シートの真ん中の席である。真ん中は荷物をうっかり置いてしまうマナー違反の人もいるが、そこを狙うのも一つの手である。もし3列シートの真ん中と通路側が空いていた場合、あえて真ん中のシートを狙うことも手である。超満員電車では通路側が空いてしまって窓際の人の顰蹙を買うことはない。真ん中のシートは広い。しかも、頭上の荷物棚に近い。窓際のシートの場合荷物棚が頭上になってしまい荷物を取り出したいときに不便である。しかも、真ん中の席の人に配慮してどんどん壁に近づいていくことになる。真ん中のシートの場合周囲に配慮して小さくなることは両サイドに挟まれてできないことは周囲も承知なので、裏返せば両サイドの人が離れるように座ってくれる。通路側に座ると真ん中のシートの人に配慮をして通路側に徐々によって行ってしまいトイレに移動する人や車内販売に当たる。

料金について考えてみると自由席はやや割高のように感じる。グリーン車では広くて大きいシートでくつろぐという付加価値がある。自由席にはない。指定席でさえも慌てなくても座れるという付加価値があるが自由席にはない。新幹線は長距離電車であり、座れなかった時のダメージが大きい。指定席料金をケチる理由がない。新幹線が時間的利益に大きく付加価値をつけていることがわかる。

しかしながら、混雑していない場合は自由席に大きなメリットがある。5人で新幹線で遠出するときなどは、自由席だと3列シートを6人分使用して対面式にできる。指定席だと1人分余るので、対面式にした時に残り1席の主がきた時に顰蹙である。

以上のように見栄を抜きにして新幹線の自由席について考察してみた。料金的にも長期的視点で見れば大した差異ではないものの用途に合わせてシートを選択した方が同じお金でも多くの回数新幹線に乗れる。費用は最適化することで継続性の懸念が払拭されることは自明であると近年では考えられているので特性に応じてシートを選んでいきたいものである。




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