7人に1人いる境界性知能という存在
IQ70~84の人を「境界性知能」というらしい。70未満は知的障害者に分類され人口に占める割合は1%程度とさほど多くはない。一学年に一人とかそんな感じだ。
まあそもそも普通学級に入れられないので普段の暮らしで彼らと交流することはほとんどない。たまに普通学級と特別学級の狭間にいたり、過疎地域だったりすると混ざることがあり、子供ながらに、この子はちょっと知能が足りないなぁ……という人が普通学級にやってくることがあったのを覚えている。
しかし境界性知能は普通の人として扱われ、小学校でも普通学級に入れられる。私は公立の学校は小学校までしか通わなかったけど、たしかになんかモタモタしているなぁとか、テストの点が悪いなぁみたいな子がチラホラいたことを思い出した。
なんと7人に1人がこの境界性知能だというのだからビックリする。同じクラスに何人かいるってことだ。
彼らは見た目に違和感があるほどではなく、時間をかければ「普通の」人の様に振る舞うので特別なケアもされない割に、社会生活では損をすることが多い。仕事に就けば要領が悪いのでいじめられたり、クビになりやすかったりする。
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