撒き餌レンズ50mmが使いにくい方
カメラを始めてネットで検索をすると、必ず出てくる50mm単焦点。
各メーカーが撒き餌レンズとしてかなり安く出しているので、購入された方も多いと思います。
でも、カメラをあまり知らない人が言われるままに買ってしまうと恐らく使いにくく感じてる方が多いかも知れません。
それは、お使いのカメラのセンサーサイズにあります。
初めてカメラを買う方は恐らくAPS-Cやマイクロフォーサーズのセンサーのカメラを買っている事が多いと思います。そういったセンサーサイズのカメラでは50mm単焦点は中望遠になります。
キャノン(kissシリーズなど)では50mm×1.6=80mm
なぜそうなるのかは「APS-C 50mm」とか何かそれっぽい言葉で検索してお調べ下さい(;^_^A
では、折角買った50mm単焦点をどう活用すればいいか?
答えは簡単です。【色々諦めて切り捨てる】これです。
どういう事なのかと言いますと、まずは下の画像をご覧下さい。
こいうイルミネーションが施されている物よく見かけますよね。この写真これはこれで別にいいと思うんですが、折角単焦点でボケ味を出した写真が撮れるレンズを持ってるんですからもっと玉ボケとか出したいですよね?
そういう時はいっそ主体を決めて大胆に他を切り捨ててみましょう。
どうでしょう?同じレンズで撮っていますが、さっきの写真より印象的になっていませんか??撮る位置を変えて、何か1つを主役に決めて撮るだけでこうなります。
単焦点レンズはF値の低いレンズがほとんどです。F値が低いという事はピントが合っている範囲が狭いという事です。
これは被写体との距離が近くなるほど、それ以外のボケが大きくなるという事です。
上の写真ではアーチの左側に寄って鐘にピントを合わせています。カメラの位置から鐘までの距離に対してアーチの部分が近い為イルミネーションがボケて玉ボケになっています。鐘よりも手前にあるので、間にある噴水もボケていますね。
使いにくいと思ってあまり持ち出さなくなった50mm単焦点もこうやって色々切り捨てて撮りたい物を絞って撮ると綺麗な写真が撮れますよ。
全体が撮りたい場合はレンズキットのレンズで十分ですので、単焦点レンズは単焦点でしか撮れない写真を楽しんでみてはいかがでしょう。
※私はEOSRというフルサイズセンサーのカメラを使っている為、掲載している写真は85mmで撮っています。フルサイズで50mmは50mmの画角になるので50mm×1.6=80mm近づける為。