頑張りすぎて、壊れそうな君へ

てつじん

2024年12月20日 00:28

VRで活動するあなたへ。日々、イベントや配信などの活動を、頑張っているあなたへ。

日々やることがあって、忙しくって、充実してて、でも身体がついてこないあなたへ。

やりたいことがある。目指したいものがある。なりたい自分がある。そのために、日々努力して、工夫して、日々やることで一杯になって…いつの間にか休むことを忘れて。心が先走って、身体は置いてけぼりになって。

身体は正直だ。心は正直だ。忙しくなればなるほどに、身体と心は壊れそうになっていく。

いつの間にか、頭痛や腹痛が当たり前になった。肌が荒れるのが当たり前になった。眠いのが当たり前になった。

いつの間にか、気合を入れないと作業に向かえなくなった。理由もなく胸が苦しく痛むようになった。

いつの間にか、楽しい活動に苦しさが増すようになった。楽しい。けれど苦しい。

無理をして消えていく活動者

数々のVR活動者が消えていく。引退宣言も、時折Xやフレンドとの会話を通じて耳に入ってくる。無理が祟り、これ以上続けられないと。

楽しかったはずの活動だったのに、いつの間にか心を彩る活動だったはずなのに。忙しさに身体と心を蝕まれ、活動を停止していった。

僕もその一人だった。てつじんもその昔、身体と心を壊し、活動を停止した時期がある。

楽しさが、いつの間にか苦しみへ

2020年の4月からclusterでイベント活動を始めたてつじんは、週1ペースでイベントをやり続けた。イベント企画からワールド準備まで全てを一人で行い、ひたすらに時間をイベントに捧げた。

楽しくて始めたイベント。でも、それが回を重ねるごとに自分を蝕んだ。イベントの企画が楽しみから作業となり、義務となり、重圧となり。精神的にう身体的にも追い込まれた。

そして限界が来ておよそ、半年で活動を停止した。clusterにも一切入らなくなった。VRに触れること自体が、自分のストレスとなってしまったから。

数か月して、やっとclusterに戻れるようになった。そして、イベントをまたするようになった。今度は、無理をしないと誓った。

でも、いつの間にかまたイベント活動で忙しくなった。やりたいことがたくさんあって、それをどんどんスケジュールに詰め込んで行った。毎日、イベント活動のために作業をするようになった。

いつの間にか月1で風邪をひくようになった。身体がだるさを覚えるようになった。訳もなくため息をつくようになった。VR活動のことを考えると胸が痛むようになった。無理やりにやる気を引き起こすために、コーヒーでごまかすようになった。

「でも、自分はイベンターだ。イベントやってなんぼだろ。」
「やりたいことがあるんだろ。頑張ろう。」

楽しいけれど、苦しい。いつの間にか、楽しさが苦しさに塗り替えられていく。そんな時間が多くなった。

ある時から、「ジッジのイベント活動は命を削っているな」なんてジョークめいて独り言を言うようになった。

初めは、ただのジョークのつもりでいた。でも、「これ、ジョークで済まされないな」って思うようになった。明らかに、体調を崩しやすくなっていたから。

こんな状態では、ダメだと気が付いた。イベント活動自体を続けられない。今はいいかもしれない。でも、だましだましやっていっても、いずれ壊れる時がくる。

実際問題、一日中胸が苦しくて、コーヒーを飲んで無理やり作業に向かうとか、鬱直前の状態だ。そんなんで、良い活動なぞできるものかよ。

今は休み方を知り、適度に無理やりにでも休むようになった。