02 ハトヤ閉店危機…? #ハトヤ・アーカイブス
旦那さんが平成2(1990)年に亡くなったとき、おもちゃも売れないし、会計はずっと旦那さんに任せていて自分はできないから、もうお店を閉めようかしら、とノブ子さんは考えました。1か月くらい休業して悩みました。
ある日、お店に来てみると、ハトヤのまえにひとりの子供が立っていました。
「おばちゃん、いつお店あけるの?」
その子の姿をみて、「続けなさい!と言われているように感じた」とノブ子さんは言います。会計士さんの後押しもあって、ついにお店の再開を決意します。
(つづく)