03 おもちゃハトヤ、はんぶんこ #ハトヤ・アーカイブス
ハトヤにむかし来ていた少年が22、3歳になってお店にやってきました。彼は「おばちゃん、お店半分貸してくれない?そこでお好み焼きとかつくって子どもに売ってみようとおもう」と言いました。
ノブ子さんは、ちょうど品物も売れずに困っていたこともあって、家賃収入で立て直しを図ろうと、快く承諾しました。しかし、2年も経たずにその少年は体調を崩し、お店を休業、家賃も滞納するようになってしまいました。
その後あらためてテナントを募集したところ、いまから20年くらいまえに、いまの居酒屋さん(「八太郎」さん)が入ってくださり、ものすごく助けられたといいます。
(つづく)