燃えよ剣 上・下
燃えよ剣、上下を読了。
倒幕派の自分にとっては、佐幕なんて、、、時代遅れな、、、と思いきや、、、
違ったんです。面白かった。
ここにも義があったんです。
内輪揉めが多かったり、規律が厳しすぎたり、色々議論したいことは山ほどありますが、
この新選組という組織を知るためには、その当時の庶民たちがいだいた、痛々しいほどの武士への憧れを理解することがまず大切だと思いました。
倒幕の視点から読むと「なんと時代遅れな。」と思うことも多々ありました。そのナンセンスなものを吹き飛ばす清々しい生き方、生き様。読み進めながら土方歳三、近藤勇、沖田総司らにどんどん惹かれていきます。
尊王やら攘夷やらおいておいて、なんと言っても気持ちいいんです。個々人の思想は多少違うものの、真っ直ぐに生きるカッコ良さに痺れます。
特に近藤、土方、2人の最期には胸を熱くするものがありますよね。
人っていうのはこのような芯の通った生き方に惹かれるんでしょう。
結果的に敗れ、「賊軍」となる、新選組ですが、現代の人気の根源は彼らの「生き様」であることは間違えないと思います。※今更ですいません笑
日常で、目の前のちょっとした成功や失敗に気を取られる自分がとても恥ずかしく感じました。
土方歳三の求めた男としての美学、単純で明瞭なもの(作中では「日本刀」に例えられていましたが)。を感じ、自分自身、もう少し日々をシンプルに且つ大胆に生きてみたい。そう感じました。
①男はシンプルに且つ大胆に
②人の価値は生き様で決まる?
皆さんはどう感じました?