仲間の活動の終わりを見て今強く感じること。
久しぶりのnote投稿。
僕は現在、全国9都市450人で活動しているTABIPPOという学生団体の、大阪支部の副代表を務めています。
「若者が旅をする文化を創る。」というミッションの元、主にイベントの企画運営広報を行なっており、その1年間の活動の集大成とも言えるBackpackFESTA2020というイベントが先日、12/26の仙台沖縄同日開催を皮切りに、3日間で、仙台・沖縄・高松・札幌の4都市が終わってしまった。
仙台・沖縄が終わった時点では自分がその場に立ち会えなかったことから、あんまり実感が湧かなかった。
でも、12/27(金)に開かれるBackpackFESTA2020 高松に向けて、4日前の朝一から高松に入り、そこで誰よりも早く運営をお手伝いして、当日も全体指揮という形で関わり、打ち上げにも参加して、ようやく実感という実感が湧いてきた。
1年間一緒にやりきってきた高松支部のメンバー、そして誰よりも一緒に大きな目標を掲げてやりきってきた高松代表のただけんの活動がひとまず終わりを告げた。
それと同時にいつの間にか、同じように仙台・沖縄・札幌のメンバーの活動も終わり、仙台代表のえいちゃん・沖縄代表のみゅーじの活動も終わってしまったということ。
最初の方はイベントの流れとか?まぁ、準備期間とか当日こうだったヨーーーって話。
最後に思いの部分をつらつらと書いています。
直前準備
この瞬間が本当に一番楽しいんじゃないかな、と個人的に思っている。
・本当に全員で作っている、いいものを作るためにひたすら頑張っているという感覚
・1年間の活動がもう終わってしまう、という危機感・焦燥感・絶望感
・このメンバーでやれてきてよかったと思えるような、家族のような関係性
なにもかもが今までの人生でもこれからの人生でも味わうことがまずないであろう感覚なんじゃないかな、と思ってます。
4日前に入った時、高松支部のスタッフもそれほどな危機感や実感が湧いてなかったみたい。
それでも、2日前に代表が想いを伝えて、それにみんなが呼応する形で1つになって、些細ながらも僕の考えや想いも伝えて、、、
その後に全国から仲間が集まってきてくれて準備や運営を手伝ってくれる...。
そんな風景をみて、やっと認識したんじゃないかな。
「もう、終わる」ってことを。
嘘みたいなんだよね。これだけ毎週顔を合わせて、すごい時なら毎日顔を合わせて、バカな話をしたり、恋話をしたり、夢を語り合ったり、将来のことを話してみたり、本当にぶつかったり、本音を語り合ったり、想いを伝えあったり、、、って。
ここまで濃い1年間を過ごしたことはほとんどないはず。
そんな活動がもう終わる、そんな感覚がみんなにはなくて、気づいてなくて、でも気づいてしまった。
しかも、実感した時にはもうあと2日しかない。
そう知った時に、みんなブーストがかかって本気になり始めたんだと思う。
最後は結局3徹する人間も現れ、本気で作り上げたBackpackFESTA2020 高松。
当日運営
高松の代表にしっかり信頼を置いてもらって、全てを任せてもらった。
そんな関係を、1年間で築き上げて来れていたんだなと思うと、それもまた嬉しいことだった。
高松スタッフは9人。そんな人数の中でひたすら頑張って、ほとんどのスタッフが舞台側に入ってる中で、ロビー側はほぼロビー監督が1人で作り上げてた。
本当にしんどかったと思うし、辛いこともあったと思う。
それでもオンラインで俺にわからないことを聞いてきたり、何としても成功させたい、代表にいい想いをしてもらいたいって気持ちで頑張ってる奴がいて、より一層、ただの「お手伝い」ではなく、本当に自分も「高松スタッフ」になるつもりで運営に関わった5日間でした。
イベント後の打ち上げ
本当にここでハプニングが!!笑笑
代表のただけんが音信不通に...。
どうやら疲れすぎていて、家で寝落ちして音信不通に。
乾杯してから僕が迎えに行くことに...。機嫌が悪すぎて最悪でした。
こんなに運営頑張ってた僕が最後こんな貧乏くじに...。
自分から言い始めたことではあるけど、起こしに行った時、まさかあんなにも面倒な作業になるなんて想いもしていなかった。
やっとのことで起こして、打ち上げに連れてって、いっぱい飲んだ後、最後に大阪代表と名古屋代表が企画してくれた、打ち上げコンテンツが。
内容は、「高松代表のただけん!心を取り戻そう!」企画
彼は心がないことで有名なので、みんなから集めたエピソードを密告して、今ならどんな返答をするのか、ということをひとつずつ答えさせる。
その流れで、ただけんが人としての最低限の心を取り戻せばいいなぁという希望的観測でした。
でも2人の用意した、スタッフからの感謝のメッセージ動画でただけんはボロボロボロボロと...。
ぴえん。
毎年恒例、「は?泣かねーし。」って言いながら結局大泣きのただけんでした。
打ち上げ
打ち上げって本当に大事で、スタッフが活動をやり切れたかどうか、スタッフの満足度や、本当に終わった感覚などを消化しきるためには打ち上げで泣けるかどうかが1つの大きな指標になる。
少しビジネス的な話をすると、イベントの満足度って4つの視点があると思う。
①参加者の満足度
┗コンテンツの企画力×スタッフの運営力×参加者の動員数
②協賛の満足度
┗参加者の動員数×参加者の質(望むターゲット層か、ターゲットをしっかり獲得できたか)
③ゲストの満足度
┗参加者の動員数×参加者の質
④スタッフの満足度
┗上記3つを感じられたか
しかしながら、④のTABIPPOスタッフの満足度は、もうひとつ、「打ち上げでしっかり泣いて消化しきれるかどうか」という基準が入ってくると思ってる。
もちろんそれだけでは、ただの自己満足に終わっちゃうけど、数日間多忙を極めて、「もう終わる」という実感が出てからいつの間にかイベントが終わる。打ち上げも打ち上げで、何も設計していなければ泣くこともなく、次の日などに、通知が途絶えてやっと気づく、ということにもなりかねない。
そういった意味で、打ち上げのコンテンツをきっかけに、しっかり泣いて消化するってことは大事なのかなって。
逆にここで泣けないスタッフはそういう活動しかできなかったということ。そうならないように、今からでも本気で取り組むべきかなと思う。
ここから想いをつらつらと...
今回のBackpackFESTAで僕が泣いたタイミングは4回。
バレてない場面も多いと思うけど実はめっちゃ泣いてました笑笑
では1つずつ。
①DREAMの最初のプレゼンターが、セリフが飛んでバニックになってしまって退場した後に、司会のなおとさんがアドリブでDREAMについて語ってくれていたのを聞いた時。
これは本当にまず、セリフが飛んだのに気づいた時に泣きそうだった。DREAMチーム全員がプレゼンターと二人三脚で、プレゼンターの夢を本気で応援しようとしている姿をみて、大阪スタッフもそうだけど高松スタッフのDREAMメンターのまほとはるも直前期頑張ってるのを見てた。
だからこそ、メンターだけじゃなくて、プレゼンターにももちろん頑張って欲しいと思っていたし、本気でやっているのを知っていたから、誰かが勝って誰かが負けるコンテストということは知っていながらも、全員に「ここまでやりきって負けるのなら仕方がない!」そう思えるような、悔いの残らないような、そんな機会になって欲しいと思ってた。
だから、努力した中で、一回きりの本番。
それが、不完全燃焼のような形で終わってしまったことに関して本当に辛かった。
そう思ってる時になおとさんが、DREAMのことを本気で語ってくれて、本当に感謝の言葉しか出なかった。
TABIPPO学生支部2015の大阪支部でDREAMリーダーをしてくれていただけあって、理解してくれていて本気で伝えてくれて、あれがあったからこそ、次のプレゼンターもそのまま行くよりもプレゼンがしやすくなったんじゃないかなと思ってる。
②DREAMチームの大輔が自分がメンターを務めるプレゼンターのプレゼンが終わって本気で泣いていたのを見た後。
DREAMの写真撮影を終えた後に、ロビーに出ると、ギャン泣きしてる大輔に遭遇。
「やり切れた!本当に最高のプレゼンだった!これで上がれなかったら仕方がない!ほんまによかった!」って本気で泣いてて、それ見て強く心を打たれた。
スタッフの中ではおそらく一番一緒に時間を過ごしてる大輔。どんどん成長していってて、どんどん自立していって...。
そんな大輔が本気でプレゼンターの夢に寄り添い、本気でぶつかり合って、直前まで不安ながらも本気で向き合って、臨んだプレゼン。
最高のプレゼンで、本当にいいプレゼンで、それを見て緊張がほぐれたんだと思う。そんな全力のスタッフの姿を見て、本気でよかったと思えた。
昨日twitterにもあげたんだけど、(この投稿)代表陣ってやっぱりスタッフのことを我が子のように感じるようになってて、その流れでそのスタッフたちがやり切れた!本当によかった!っていう風に泣いてる姿を見て、こっちまで本当に良かったと思えたし、心の底から「お疲れ様」って思えた瞬間。
③打ち上げで大阪スタッフみんなの寝てる姿とか、話してる姿、楽しそうな姿を見た時。
この時。
お酒で酔ってたのもあるけど、打ち上げのコンテンツが始まる前に実は打ち上げ中にギャン泣きした。
大阪スタッフを眺めてる時にどうしても出てきた2つの感情。
自分が未だにTABIPPOスタッフをやっている理由でもある感情。
このスタッフたちに大阪の満席を見せてあげたい。
本当にこれを感じました。最高のスタッフたちに、最高の舞台で最高のイベントを作らせてあげたい。何より、自分が2年間後悔したことと同じことを後悔させたくない。そんな気持ちが何よりも込み上げてきて、それと同時に、思ったこと。
自分が大阪の満席を見てみたい。
2800人が満席のBackpackFESTA大阪の会場、グランキューブ大阪。
俺がジョインした2018からこの会場で3年連続イベントを行ってる。
それでも、まだ、満席をみたことはない。
他の都市はみたことあるし、数値的に、あと20!っていうところまでもみたことはある。けれど、数値的な満席も、当日の来場者で完全に席が埋まっている様子も、どちらも大阪でみたことがない。
どれだけ望んでいることなのか。本当にこれのためにしている。
たまにそれを忘れることもあるけど、会場を見るたびに、特にBackpackFESTA当日を迎えるたびに思うこと。
後悔したくない。後悔するような活動をしたくない。なにより、同じ思いをスタッフにさせたくない。
そんな気持ちが本当に湧き上がってきて、コンテンツ直前の最終チェック中のじんとようのところへ泣きながら行って、その想いをつらつらと語ってた笑笑
そのせいで、ようには「え?今!?」って言われたけど、スタッフをみてたら、どうしても込み上げてきたんですよ。
④打ち上げでただけんが泣いてるのを見た時
これが本当にすごかった。
何度経験しても、仲間の活動が終わる瞬間は本当にすごく感動する。
それがより深く関われば関わるほど、より関係値が深ければ深いほど、本当に辛い。いろんな感情が混ざる。
もう一緒にできない。
無事活動を終えれておめでとう。
次は自分が終わる番。
そんな想いが込み上げてきて、本当にめっちゃ泣いた。
よう、ただけん、じんが泣きすぎて、俺もめっちゃ泣いてたけど、角度的に一番見えなかった&隠してたから意外とバレてなかった!!笑笑
ここから
次は広島・名古屋。
それが終われば自都市にフルコミットして、大阪BPFを成功させる。
あと2ヶ月だけど、もう2ヶ月。
本当にしんどいことも、楽しいことも、悲しいことも、嬉しいことも、何もかもあるだろうけど、あと2ヶ月で全て終わる。
途中で書いたけど、
・スタッフみんなに最高の舞台で最高のイベントを見せて、後悔させない。
・自分がその舞台を作って、後悔しない
この2つのため。本当にこの2つのため。
そのために、それができる副代表になるし、それができる組織を作るし、それのためならなんでもするし、本当に付いてきてもらいたいし、相談してもらいたいし、頑張っていきたい。
怖いとか、詰められそうとか、気持ち悪いとか、ホームレスみたいとか、いろいろ印象悪いと思うけど、がんばろ。
お願いします。