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仮想少女、オーディション終了。これまでとこれからの状況整理。
■はじめに
去る2019年2月16日、仮想少女のオーディションが終わった。
仮想少女プロジェクトについては、過去二回に渡って観測記事を書かせていただいた。
オーディションの終了を受けて、仮想少女プロジェクトのこれまでとこれから、その状況を筆者なりに整理しておくべく、筆を執った次第である。
まずはオーディション結果から、順々に触れていこう。
■オーディション結果
一次投票時のクラウドファンディング失敗を受けて、「二次投票の一位のみVtuberデビュー」というルールになった。
そして、二次投票の結果はこのようになった。
カナデレミとの接戦を制したユメノウララが、見事二次投票1位に輝き、Vtuberデビューを勝ち取ったのである。
この結果も大事ではあるが、今回の記事においては、むしろ二次予選終了後のここからの動きがが主題と言っても過言ではない。
■仮想少女応援団本部
ユメノウララがVtuberデビューを勝ち取ったものの、「他の仮想少女達の活動がこれで終わってしまうのは惜しい、とても残念だ」というファンの声が良く聞かれていた。
そのような声に対して、仮想少女運営の方針が早期に示された。
仮想少女プロジェクトは最初から、敗者を消滅させるのではなく、全員を動かすことが前提のプロジェクトだったことが伺える。
初期コストの掛け方が非常に大きかったり、一次投票終了後に「仮想少女応援団」という概念が出てきたり、次第にその傾向は感じられていたが、ここでそれがはっきりしたと言える。
筆者は当初「本当に跡形もなく消滅しかねないのでは?」とも思っていたが、その予想は大きく外れた形だ。
しかし、仮想少女応援団本部の活動への参加については「彼女達の意思を尊重する」という方針に変更されている。これについては後に詳しく述べたいと思う。
■カナデレミ
ユメノウララと接戦を繰り広げたカナデレミについては、より特別な対応がされることになった。
仮想少女運営より、今後生配信をしていくことが許可されたのだ。
さすがに3Dモデルなどはないラジオ配信に近いものと推測されるが、それでもカナデレミの魅力をより広く周知する格好のチャンスだ。既存ファンの深化、新規ファンの獲得、そういったことに繋げられるだろう。
二次予選2位という結果に相応しく、次のVtuberデビューに最も近い位置に立ったと言える。
既に公言されている生配信に加えて、今後どのような活動を展開していくのか。引き続き注目していきたい。
■仮想少女達の選択
仮想少女達の意思を尊重することになった、仮想少女応援団本部の活動。
それについて、仮想少女運営から以下のような続報の告知がなされた。
アマミリリア、サトミアリ、ホシノマナの三名が、仮想少女応援団本部のTwitter活動から離れることになったのだ。
これは予想された事態ではある。
Vtuberデビューが確定しているユメノウララ、生配信などの活動の展開が見込まれるカナデレミ、この二人以外は仮想少女応援団本部の活動を続けても自身のキャリアに繋がるかは分からない。
彼女達も、自分の夢や目標を実現すべく、日々努力しているだろう。
夢や目標を実現するために、仮想少女応援団本部の活動を続けるのか、それ以外の手段に注力するのか。とてもシビアな判断を伴うものだ。時間などのリソースはどうしたところで限られている。その中で着実に、実力やキャリアを積み上げていかねばならない。
※これについては、オーディション極の転生プロジェクトでも同じような分岐点があった。
残る道を選んだ人も、別の道を選んだ人も、歩みを進めていくのは容易ではないだろうが、彼女達が夢や目標に近づいていけることを願おう。
■おわりに
Vtuberデビューを決めたユメノウララと、仮想少女応援団本部として活動を続けるカナデレミ、サクラハナ、ミナノラブ、タカラマリカ。
当面、仮想少女プロジェクトはこの五名で進んでいくことになる。
少なくともユメノウララとカナデレミの二人については、今まであった個別リプライ制限が解除されている。
早速個別リプライを活用しており、かつてフォロー&ファボ爆で見られたアクティブさを如何なく発揮しているようだ。
既にレッドオーシャンになって久しいと言われるVtuber市場ではあるが、オーディションを飛び出した彼女達がその中でどう戦っていくのか。それも楽しみである。
また、仮想少女プロジェクトは、仮想少女達の魅力も確かに大きいが、運営もとてもアクティブで興味深い。
もちろんビジネスである以上、ビジネス上の思惑も色々あるだろうが、コンテンツに対して真摯な姿勢を示してくれているように思える。
数奇な縁により、筆者も仮想少女プロジェクトを追うことになった。
まだまだ興味の尽きない仮想少女プロジェクトに対して、これからも観測と、そして応援を、無理のない範囲で続けていきたい。そう思いつつ、今回の記事はこの辺りで終わりとさせていただこう。
PS. 個々のお名前は差し控えるが、仮想少女に対しての様々なファン活動を拝見することで、三回の記事を書くにあたって大事なインスピレーションを得られた。この場を借りてファンの皆様にも改めて御礼申し上げたい。