no title #25
これは 「パイナップル事件だ」
どうも takaoka_-_ です
次男）「あー あー まんま あー」
次男よ
父に分かりやすく 喋ってくれ わからんぞ
夕食時
ダイニングキッチンの下から小さな手が伸びてきた
その小さな手は 手首が見え層で見えない 次男の手
妻が出したお皿の食べ物を見て
次男がおもちゃを放り投げてやってきた
次男）「あーーー あーーーー んーーー んーーーー」
私）「食べたいの？」
次男）「まんま まんま あーー」
次男は必死にその食べ物を指さし
次に自分の身体を指さす
そして「ちょうだい」と 両手を重ねて屈伸する
（可愛い）
ベビーサインのプロフェッショナルである 次男
「それ 食べる 僕に ちょうだい」を完璧に伝える
ただこれ 食べるの？
パイナップルじゃないよ？
先日 沖縄でパイナップルを食べた 次男
むしゃぼる様に 食べた あのパイナップル
彼の脳裏には その当時の甘さが残っているのだろう
「あの あの甘い 口の中ではじける甘味が 目の前にある」
そう訴える様に 目を輝かせて 求めている
（可愛い）
ただ 彼が求めているものは
パイナップルではない
たくあん だ
そう
いちょう切りした たくあん だ
パイナップル だと思ってる次男へ
たくあんを与えた
凄い不機嫌な顔をして 吐き出した
そしてダイニングテーブルの上へ
そっと返却
次男）（これじゃない 他のがあの甘いパイナップルだ）
彼はそう思ったのだろう
皿にある別のたくあんを指さし
次男）「あーー あーーー あ”あぁーーーーーー まんま」
と訴えてくる
（可愛い）
次男よ
皿にあるものはすべて たくあん だ
どうせまた吐き出すので
先ほど吐き出したたくあんを
あたかも皿からとったかのような演出し
彼の手に渡す
満面の笑み を浮かべた
食べる
怒った
（あのパイナップルをよこせよ！！）
という顔をして
口を富士山の形にして
叫ぶ
そこに長男が来た
長男）「パイナップル食べたい」
（お前もか・・・）
私）「いいよ ほら」
満面の笑みで口に入れる
長男）「パイナップル じゃないじゃん！！」
（そうだよ）
怒った長男は 通称「パイナップル」をテーブルの上に置き
去っていった
長男の横で次男は見ていた
長男が 通称「パイナップル」をテーブルに置いた瞬間を
次男）「（お兄ちゃんのはパイナップルだ）」
そう思ったのだろう
長男が置いた通称「パイナップル」をこっそり奪い
口に入れて食べた
2・3回モグモグし
満面の笑みで 美味しいポーズをこちらに向けている
長男の通称「パイナップル」は
次男にとって甘みを足す効果があったのかもしれない
（たくあんだけど）
その後
皿にある通称「パイナップル」を3・4つ食べ
満足気に
おもちゃ遊びに戻っていった
たくあんは
長男に触らせると
パイナップルになる説
立証できました