日向坂46アリーナツアー「全国おひさま化計画 2021」@東京ガーデンシアター(2日目)
人気絶頂期にあるアイドル、もしくは人気上昇中のアイドルというのは、やっぱり、「女子人気が高い」とか、「若者人気が高い」、「家族連れに人気」みたいなものをアピールしたがる傾向はあると思う。
客席が映しだされた時の顔ぶれが小太りで髪が薄い中高年のオッサンばかりというよりかは、女性やイケメン、家族連れがいた方が、そのグループに興味がない人から見た際の印象が良くなるのは間違いないからね。
ましてや、最近は、転売防止とか、コロナ対策などの名目で入場者の写真登録を義務付けているから、尚更、来場者の見た目はチケット当選者を抽選する際の審査に影響を与えているのは間違いないと思う。
今回の日向坂46のツアーの東京公演は自分にとっては初めて当選した公演だったしね。そして、当選したはいいものの5階席という、なるべくカメラに映らないで済むような席だったから、確実に性別や年齢、ルックスなどで座席が決められていたのは間違いないと思う。
それにしても、坂道系のコンサートのコロナ対策って、本当にきちんとしているのか疑わしい点が多いよね。
公式サイトで、座席ブロックごとの入場推奨時間を呼びかけておきながら、実際に会場に着くと、そんなの関係ないからね。
しかも、本来の会場側が指定している入場ルートとは別にぐるっと会場周辺を回らせてから入場させるのも理解不能だ。検温するのに、体温が上がるようなことをさせてはダメでしょ。しかも、客が密になるしね。
それから、誰もが使えないアプリとして認識しているCOCOAのダウンロードを義務付け、その画面の提示をマストとしているのも意味不明。
COCOAを活用しているとアピールすると、どこかから金でも貰えるのかね?
あと、いくら、緊急事態宣言が解除されたとはいえ、ロビーに設置されているフラワースタンドの量が多すぎだと思う。せめて、ファン有志からのものは断るべきでは?
だから、日本の音楽業界の主張する万全なコロナ対策ってのは信用できないんだよ。
コンサート自体はぶっちゃけ、5階席という突き放された席なので、そこまで熱中して見ることができなかった。
この東京ガーデンシアターは見やすい会場とよく言われるが、それは、ソロ・アーティストとか、ボーカル・グループやバンドでも5〜6人くらいまでのメンバーで構成されているグループの時だと思うな。
日向坂のような大所帯グループ、しかも、ダンスだなんだでステージ上の移動が多いグループには向かないと思う。5階からでは、モニターでも見ないと、どこに誰がいるか把握できないよ。
あと、こういう多層階構造の会場なのに、花道やサブステージを作るのはどうかと思う。上の方の階の席の人はほとんど見えないしね。
それで見ようとして立ち上がるわけだけれど(本来なら上層階の人は安全面から座って見ることが多い)、そうすると、今度は目の前に背丈とか横幅があるのが立ちはだかり見えにくくなってしまうからね…。
やっぱり、大所帯アイドル向けの会場ではないと思う。
それ以外にも演出面で疑問に感じることはあった。それは、寸劇とかイメージ映像とかを使った曲ふりが長すぎるんだよね。
「何度でも何度でも」を歌う前に延々とクイズ大会をやったのは、この曲が「高校生クイズ大会」のテーマ曲となっているからという理由でしょ?要は番宣みたいなものでしょ。
まぁ、AKBグループとか、イコノイのコンサートで定番となっている場つなぎ的に、今日の感想とか、最近あった出来事みたいなものをダラダラと語るMCよりは内容があるとは思うけれどね。
今回のコンサートでは、いかにもなMCなんて、本編やアンコール最後の挨拶と、アンコールの時の“アンコールありがとうございました”を除くと1回しかなかったからね。
そういえば、丹生ちゃん、いつもと違う髪型だった!見にくい席なうえに、髪型が違うから、丹生ちゃんを探すのに苦労した。
丹生ちゃんを堪能できなかったのも、今回のコンサートの満足度が低くなってしまった理由の一つかな。
今回の公演で披露した楽曲に関しては好きな曲も多く、不満はないんだけれどね。変にコア層に向けたセトリにもせず、代表曲、人気曲、新曲中心だから、ライト層も楽しめるしね。まぁ、女性観客を増やしたことにあわせたセトリなんだろうね。
《追記》
東京出身メンバーが、やっぱり東京公演は良いと言っていたけれど、地方公演って業界関係者もファンもクソとまでは言わないが、常識が通じないのが多いってことなのかな?
まぁ、ここ最近の朝ドラ「おかえりモネ」は、そうした地方民の歪んだ根性をリアルに描いているから、あんな展開なんだろうな…。
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