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映画『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』

ガラガラだった…。

そりゃそうだよね。映画と名乗っておきながら実際はイベント上映だからね。

上映時間は1時間もないし(59分)、しかも、これ1本で完結しないのに1800円の均一料金だし、反感を買うよね。上映時間1時間に到達しない作品は均一料金にしたとしても1500円くらいまでが許容範囲だと思う。

3部作らしいが、単純計算すれば59分×3で2時間57分でしょ。それぞれ1時間半弱の前後編で通常の入場料金で良かったのでは?



それから、今回の3部作の構成も酷い。

ニジガクのメンバーはプロデューサー的な立ち位置の侑を除くと12人だが、この第1章できちんと出番があるメンバーは、そのうちの半分の6人だけだ。完結編とうたっている作品なんだから、いくら59分のイベント上映作品とはいえ全員に見せ場を与えるべきでは?

しかも、ソロ曲披露パートがあるのはこの6人のうち5人のみ。何故、かすかすだけないんだ?意味不明な構成だ。
というか、このソロ曲をフルコーラスできちんと見せれば10〜15分は尺を伸ばせたし、かすかすにも歌わせればさらに5分くらい伸びるから、そうすれば、上映時間は1時間20分くらいにはなる。それだったら、イベント上映でないちゃんとした長編映画として扱ってもらえたのでは?

フルコーラスで作る金も時間もなかったのか?



それに、今回の完結編ではソロアイドルが繰り広げるバトルにニジガクのメンバーが個々で参加するという設定なのに、その中にコラボで参加している人もいるのは意味不明だ。きちんと、設定やストーリーを練ってから世に出して欲しい!

そもそも、完結編のストーリーがそんなバトル参戦でいいのだろうか?いくら、沖縄が舞台となっているとはいえ、話の規模がしょぼすぎると思う。

そもそも、完結編であろうとなかろうと、ニジガクの劇場版として多くの人が見たかったのって、歩夢のロンドン留学の話だったのでは?それが去年のOVAのイベント上映でも今回の完結編でも描かれていないというのはどういうことなんだろうか?

海外を舞台にしたストーリー展開は無印の「ラブライブ!」や「サンシャイン!!」の劇場版でやったから同じことは繰り返したくないというこだわりなのかも知れないが、きちんと描かないのだったら、歩夢をロンドンに留学させる必要はなかったと思う。「スーパースター!!」のかのんではないが、“やっぱ、留学やめた!”で良かったのでは?まぁ、これはこれで意味不明な展開だったが…。

やっぱり、それぞれソロで活動している人たちが集まっている集団というニジガクの設定自体がストーリーを破綻させる原因だと思う。



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