眠れる森のミチコ
毎年、OP PICTURESの特集上映は気になっていた。でも、夜勤中心の仕事をやっている自分にはレイトショー上映が中心のこの上映会にはなかなか、足を運ぶことができなかった。
かつては、ピンク映画に手を加えて若干ソフトにしたバージョンがWOWOWでコンスタントに放送されていたが、最近はそれもなくなった。
なので、キネマ旬報の記事などで気になるピンク映画の存在を知っても、なかなか見る機会がないのが現状だった。
だったら、ピンク映画を上映している成人映画館に行けばいいのではという意見もあるかもしれないが、18歳になるちょっと前にインチキして入った成人映画館でオッサンに痴漢行為をされたトラウマがあって、行きにくいんだよね…。
そんな日々が続いていたが、何故か珍しく、この特集上映をやる時期に、夏休み休暇を取れることになり、初めて、参戦することができた。
全然、夏休みじゃないが、過去には12月に夏休みを取ったこともあったから、マシな方かな?ちなみに、その12月に夏休みを取った年は、夏休み明けに1週間働き、その後、年末年始休みになるという謎のシフトだった。
今回、鑑賞したのは、若干ソフトになったR15バージョンで上映された「眠れる森のミチコ」。
この作品を見たいと思ったきっかけは、ヒロインがアイドルをやめて林業の世界に入ってきたという設定だと知ったから。
しかも、そのヒロインを追ってファンもやって来るというストーリーだということで、ドルヲタの自分は思わず反応してしまったんだよね。
とりあえず、ツンデレなヒロイン役のあべみかこと、彼女を追ってやってきたドルヲタ役の谷花沙耶は可愛い!舞台挨拶で、この2人を実際に見たが、作中で見るよりもさらに可愛いかった!
それにしても、今回見たのは R15バージョンとはいえ、基本はピンク映画なのに、森林でのロケ撮影やドローン撮影もあるし、木をなぎ倒すシーンまである。カメラワークに限らず、絵面は完全にミニシアター系の邦画よりも豪華だ。普通のピンク映画では考えられないくらいの予算がかかっているのかな?それとも、数百万円と言われているピンク映画の相場の予算でアレを撮ったのか?
ストーリーに関していえば、まぁ、ドルヲタなら共感する要素は結構あるんじゃないかなと思った。推しを追いかけてきたのに、一緒の部屋で泊まるのをためらったりとかね。その矛盾した言動はまさに、ドルヲタって感じかな…。ドルヲタなら見て損することはないと思う!