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五等分の花嫁*

テレビシリーズ2期を経て2022年に公開された劇場版「映画 五等分の花嫁」は完結編とうたっていたはずだ。主人公が五つ子の中から結婚相手を決めるという話なのだからこれでアニメも終わりとなるのは当然と言えば当然だ。
ところがこの劇場版が興収22億円を超える大ヒットとなった。しかも、いわゆるハーレムアニメなのに女子人気が高かった。

そんなわけで、2023年にはテレビアニメ化されなかったエピソードを描いたテレビスペシャル「五等分の花嫁∽」が作られ、放送に先駆けて劇場で先行上映された。
そして、こちらも期間限定のイベント上映であるのにもかかわらず興収4億円超の好成績をあげた。



そんなわけで、再び新作が作られることになった。今回もテレビスペシャルの先行上映という形だが、前回のように複数回エンドロール的なものが流れるという構成にはなっていない。
ということは、前作のように2話に分割して放送するのではなく1時間枠のスペシャルとしてオンエアするということなのだろうか?



また、内容も前作は結婚というエンディングを迎える前のアニメ化されていない原作エピソードの映像化だったが、今回は結婚後の後日談という純粋な続編となっている。もう、量的な面だけでなく質的な面でも2年前の劇場版は完結編でもなんでもなくなってしまったということなのだろう。



でも、このアニメ、声優人気がコンテンツ人気に反映されていた面も強かったので、そろそろ、尻すぼみになるのではないかという気はしないでもない。

長女役の花澤香菜、次女役の竹達彩奈は劇場版公開前に結婚していて既にアイドル声優ポジションではなくなっていたから、この辺のファン層の影響はないだろうが、劇場版公開以降では、三女役の伊藤美来に恋愛スキャンダルがあったり、五女役の水瀬いのりに裏垢騒動があったりするからね…。

《追記》
本作はTOHOシネマズ上野で鑑賞した。この手のアニメというのは特典配布があるのがデフォルトなのに、観客動員数上位の邦画実写作品の入場開始を優先させて、本作の入場を後回しにしたのは理解できなかった。入場がスムーズに進まない原因になるしね。
結局、TOHOシネマズはオタクを見下していて、カップルとか家族連れの方を上客と思っているんだろうね。ひと昔のアニオタ(現在のオーバー40)と異なり、今のアニオタは映画館でドリンクやフードを買うのに上客扱いされないんだね…。ルッキズムだね。

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