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最近の秋元康プロデュース楽曲が酷すぎる理由を推測してみた

コロナ禍になってからの秋元康プロデュース楽曲はクソ曲ばかりという声がドルオタの間では高まっている。

個人的には、その意見には同意せざるを得ないと思う。

HKT48の「君とどこかへ行きたい」は、JR九州とのタイアップ楽曲ということもあり、単純に旅行に行く楽しさを描写しつつも、今はコロナ禍だから昔のような旅行は難しくなっている。でも、そういうのを再び楽しめる日がやってくるといいなみたいな意味も込められていて、なかなかの良曲となっている。

青春高校3年C組の面々が出演した深夜ドラマ「あなた犯人じゃありません」の主題歌「自分のことがわからない」は、ドラマの展開やキャラクターの性格を描写したと思わせる歌詞になっていて、この歌詞をもとにストーリー展開を考察するファンも多くいた。

このように、お題目を与えられた上で作られた楽曲には優れた作品もリリースされている。

しかし、全般的には今年の秋元康楽曲はクソ曲だらけと言わざるを得ないと思う。

ラストアイドルの「君は何キャラット?」なんて、“いつの時代の曲だよ?”って言いたくなるくらいダサいディスコ歌謡だからね…。
しかも、ボリウッド風のダンスや衣装を取り入れたけれど、楽曲のプロモーション時期にインドで新型コロナの感染状況が悪化してしまって、運にまで見放されてしまったからね…。

同様に、SKE48の「恋落ちフラグ」や、NGT48の「Awesome」も古臭いディスコ歌謡だし、完全に秋元康の現役感が薄れているのを実感せずにはいられなかった。

というか、Awesomeって、Awesome City Clubが今年ブレイクしたから、それでAwesomeって言葉を使いたくなっただけでは?

余談だけれど、Awesome City Clubって、映画「花束みたいな恋をした」のイメージソングとしてヒットした「勿忘」に続く、「またたき」ってパッとしないよね。上半期もまだ終わっていないが、もう一発屋になってしまったのかな?関係ないけれど、青い髪は可愛いよね。

そして、そんな今年の秋元楽曲の中でもクソ曲度が高かった(=楽曲のレベルが低い)のが坂道シリーズのCDシングル表題曲だ。

乃木坂46の「僕は僕を好きになる」はパッと聞いた感じだと、「君の名は希望」、「いつかできるから今日できる」、「帰り道は遠回りしたくなる」などといった神曲に連なる陰キャ向けメッセージソングに思えるが、歌詞を聞くと、“いじめやパワハラ、無視はされる側に問題がある”って言っているんだよね。全然、過去の乃木坂の神曲とは真逆のことを歌っている。

最新シングル「ごめんねFingers crossed」だって、Fingers crossedは幸運を祈る指のサインとされているけれど、日本人からしたら、あのサインは“エンガチョ”なんだよね。クラスメートをバイ菌扱いする時に使うあれ…。
つまり、いじめや無視の経験がある人からしたら、とてもではないが見られたサインではない。

2作続けて、いじめ容認ソングを出すなんて、ありえないとしか言えない!

そして、櫻坂46の「BAN」。歌詞が酷すぎる…。なんだよ、“カップ麺が伸びた”ってのはよ!
それから、サビでは“BANされても 禁止されても”って歌っているが、それって、“頭痛が痛い”レベルだよね。
まぁ、このCDシングルに関しては、カップリング曲の「思ったよりも寂しくない」は、“今更、カントリーEDM的な曲をやるの?そういうのが洋楽シーンで流行ったのって3年くらい前だよ?”と思ったりはしたけれど、良い曲だとは思う。この曲のセンターの山﨑天の推しになってしまったくらいだしね。

それから、日向坂46の「君しか勝たん」もクソ曲だな。“勝たん”って、一昔前にネットで流行った言葉だよね。今更、使うなんて、ダサさの極みって感じだよね。

こうした秋元楽曲のセンスのなさの原因には、個人的にはコロナ禍というものがあるのではないかと思っている。

オッサンの中には、毎週映画館に行っているとか、クラブに行っているとかいうわけでもないし、どちらかといえば残業や休日出勤を厭わないタイプなのに、何故か、やたらと流行りものに詳しいという連中がいる。

こういうオッサンどもというのは大抵、若手の女性会社員とか派遣社員、女子大生なんかを愛人にしていたり、仕事を紹介してやるとか騙しこんでセフレにしたりとかしているんだよね。

それで、そういう若い女性とホテルなどでエッチをする前に街中で買い物したり、カラオケ行ったりと色々としているから、そこで、最新のトレンド情報を吸収したりしている。

でも、コロナ禍だと、ホテルでエッチはできても、その前にゆっくりデートなんてできないし、飲食店での酒類提供も限定されたりしている。
だから、こういうオッサンたちはここ1年半くらいの最新トレンドとか、ナウでヤングな流行語を吸収できなくなっているのだと思う。

秋元康にそういう愛人がいるとは思わないが、コロナ禍になって、自分がプロデュースするアイドルやかつてプロデュースした元アイドルなどとの交流が減ったことにより、情報収集ができなくなっているのでは?

秋元楽曲の劣化の原因って何気にこれが理由な気がするな…。



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