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7/23(土) 新宿ルミネゼロ IDOL MiXJUiCE supported GPP

桜色Standard(サクスタ)の推しメン(くるみん)が体調不良で欠席だが、珍しくチケットを事前に購入していたので見に行くことにした。チケット代が勿体ないしね。フェスや対バン形式のライブは出演アーティストが変更になってもイベント自体が開催されれば払い戻しはされないし、単独ライブだって出演メンバーに変更があっても、そのアーティスト自体のライブが開催されれば払い戻しはされないからね。

通常、地下アイドルの対バンライブのチケットというのは前日に購入することが多い。それは、この手のライブのタイムテーブルがギリギリまで発表されないからだ。お目当てのグループの出演時間が分からないと予定が立てられないからね。

こういう対バンライブというのは土日祝日の開催が多い。つまり、土日祝日だから他の用事もたくさんある。映画を見に行くとか、地上アイドルのライブを見に行くとか、買い物に行くとか、やりたいことはいっぱいある。場合によっては、土日祝日に仕事をしなくてはいけないことだってある。
だから、既に決められている予定の隙間にうまくタイテがハマれば見に行けるけれど、ハマらなければ行けないって感じになってしまうんだよね。

でも、本公演は3日前にスケジュールが発表されていた。だから迷わず、チケットを購入することにした。

迷わず買った理由は、本公演でサクスタが浴衣を着てパフォーマンスすると告知していたからだ。

推しメンの浴衣姿は見たいからね。というか、くるみんの顔も話し方もモロ好みだから、そりゃ、見たいと思うに決まっている。

でも、このチケットを購入した直後くらいから怪しい空気が漂いはじめてしまった。SNSでくるみんが体調不良を訴え出し、SNSの更新もストップしてしまった。さらに、他のメンバーが濃厚接触者に指定されたという情報や、くるみん以外のメンバーも体調不良を訴えているという情報も入ってきた。

そして、本公演は、濃厚接触者に指定されたメンバーと、PCR検査は陰性だったものの体調不良を訴えているくるみんを含む2人のメンバーが欠席した状態で臨むこととなった。

6人組グループの半分にあたる3人が不在という緊急事態だ。

6人組のKAT-TUNが今は3人組とか、9人組のNEWSが今は3人組みたいな感じか?

櫻坂46が複数のコロナ陽性者を出したことから、「W-KEYAKI FES.2022」公演を中止したように、地上アイドルなら動員数も一桁どころか二桁も違うことだってあるから、影響力を考えて中止・延期という措置を取れるけれど、地下アイドルはメンバー全員が濃厚接触者にでもなれば別だけれど、そうでもない限りは中止・延期なんて難しいよね。

問題が続出した地下アイドル系のフェス「アイドル博」で明らかになったように、地下系の対バンライブというのは出演者側がショバ代のようなものをイベント運営側に払うことが多いようだしね。そりゃ、濃厚接触者に引っかからないメンバー、体調不良でないメンバーが1人でもいれば強行するよねって感じかな。
 
そんなわけで本公演は出演可能な3人のメンバーと、サクスタのプロデューサーであり、別のアイドルグループ、Twinkle☆StarsのメンバーでもあるなぎPがサポートメンバーとして出場するという異例のラインナップとなった。

推しメンはいないけれど、3人のメンバーは浴衣姿だし、しかも、なぎPがサクスタとして歌い踊る姿も見られるということで、ここはとりあえず見逃すのは勿体ないとの思いから、会場に足を運ぶこととした。

貴重なものを見られて良かったと思う。機会があれば、今日出演できなかったメンバーを含めて全員で改めて浴衣パフォーマンスデーを設けて欲しいなという気もする。

それにしても、“ひらりひらひら”は先月発表されたばかりの新曲だけれど、めちゃくちゃ神曲だね。あと、“フローラルマジック”は“サムデイ〜”の部分はくるみんのイメージが強かったので、他のメンバーが歌っていたのが新鮮だった。

物販に関しては、入場者特典が色々とあったけれど、今回は辞退することにした。今日出演しているメンバーやなぎPのファンの時間を自分が奪うのは忍びないしね。

今度、推しメン復帰後の公演で改めて、その時のレギュレーションでチェキとか写メは撮らせてもらいます。

そういえば、サクスタの前に初めて知ったHappink Lip Makeupというグループがパフォーマンスしていたけれど、こちらもグループカラーはピンクなのか。そして、このグループのメンバー、レスが積極的でちょっと照れてしまった。

ところで、地下アイドル界を最近賑わせたニュースといえば、先述したように「アイドル博」だと思う。お台場で開催されたことから、「TOKYO IDOL FESTIVAL(以下TIF)」の関連イベントのように思っていた人も結構いたけれど、実はこれって地下アイドルのイベントだったんだよね。

自分は地上と半地下および地下上層部のみが出演できるTIFに対して、地下最下層(地底って言うんだっけ?)まで含めた全てのアイドルが対象かと思っていたけれど(何しろ、このイベントはかつて武道館で開催されたこともあったからね)、実際はそうではなかったようだ。

まぁ、オリコンのデイリーランキングで1位を取ったこともあるSAY-LAが出ていたのは謎だけれどね。半地下もしくは地下上層部のトップクラスだしね。というか、SAY-LAはTIFにも@JAM EXPOにも出ないのに、これには出るのは謎だよね。ちなみに、TIF期間中に行われる関連の水着イベント「TGIF2022」にはメンバー1人が登場するようだが。

話は「アイドル博」に戻るが、このイベントで問題視されたことの要因って、結局のところ、イベントの運営も出演アイドルもアイドルの運営もオタクも地下アイドルのノリ・常識を、野外フェスに持ち込んでしまったことにあるのではないかと思う。

TIFにしろ、@JAM EXPOにしろ、ライブハウスやライブスペースで開催される関連イベントでは入場時にドリンク代を徴収されるが、メインのイベントではそんなものは徴収されない。というか、地方で開催されている怪しげな団体が主催のイベントならともかく、首都圏で開催されているフェスであれば、ジャンルを問わずドリンク代が徴収されることはマレだ。少なくとも、複数ステージを設けているフェスでホールや野外で開催のものでドリンク代の徴収なんてありえない。

でも、地下アイドルの対バンライブではドリンク代の徴収は当たり前だ。飲食店として届け出ているため、客にドリンクを買わせなくてはならないライブハウスやライブスペースで開催される公演のみならず、あくまでもコンサートやイベントを開くための施設であるホールで開催される公演でも平気でドリンク代を徴収する。
さらには、再入場のたびにドリンク代を徴収する公演も多い。フェスや対バンライブって、見たいアーティストの時は見て、興味のないアーティストの時は席を外し、そのアーティストのファンに席を譲るのがマナーだと思うが、再入場のたびにドリンク代を取られたのでは、しかも、受け取れるドリンクなんてペットボトルだからね…。とてもではないが、興味のないアーティストが登場するたびに一旦退出なんてしていたら浪費になってしまうから、複数のアーティストを見たい人は興味のないアーティストの出番の間は会場内で地蔵状態になるか、ロビーでウロチョロするしかなくなってしまうよね。それって、場を盛り下げることにつながるよね。

だから、「アイドル博」にやって来た地下アイドル系のオタクはドリンク代徴収に文句を言う者は少なかった。それが日常だからね。というか、どちらかと言えば、他の問題点も含めて批判しているのは地上のオタクも兼ねている者か、今の主戦場は地下でもかつては地上のオタクだった者、あるいは、アイドルオタクやアイドル業界そのものに嫌悪感を抱いている人たちだと思う。

話はそれるが、地上から地下に流れてくるオタクの気持ちはよく分かるけれどね。坂道シリーズにしろ、イコノイジョイにしろ、地上のアイドルって、女子人気やファミリー層人気をアピールしたがるから、オーバー30の男でお一人様で応募の者なんて真っ先にチケット落選対象者にされてしまう。たまに当選しても天空席ということもザラだ。そうなると、ライブに行く気なんて起きなくなるよね。
でも、地下アイドルのライブのチケットが取れないなんてことは滅多にない。しかも、チェキを撮る際に大行列に並ぶこともないし、SNSでリアクションしたり、一度現場に足を運んだりしてくれただけでメンバーは自分を認知してくれる。そりゃ、地下に流れるよね。

再び、「アイドル博」の話に戻ろう。今回、開催前に多数のアイドルが出演を辞退したことが話題となった。イベント運営が出演者側に対して、ショバ代や楽屋使用料などを請求したことが辞退の理由だ。ライブハウスでは出演者が会場にショバ代を払うのは日常茶飯事となっている。だから、運営もその感覚で出演者側にそうしたものを要求したのだとは思う。

でも、これはフェスだ。本来なら運営がアイドルに“出てください”と言ってギャラを払うべき案件だ。あるいは、あくまでライブではなくプロモーション活動がメインだからギャラは払わないとしても、ショバ代などをアイドル側に請求するのはありえないんだよね。結局、これもライブハウスのルールを野外フェスに適用としたことから起きた失敗だと思う。

そして、一番問題視されたのは会場で熱中症の症状を訴える者が続出し、大規模災害などの際に派遣される特殊車両「スーパーアンビュランス」まで投入されてしまったことだ。

イベント運営が、自社グループが抱えるあしたば茶の在庫を整理するために、再入場のたびにドリンク代徴収との名目であしたば茶を来場者に売り付け、なおかつ、会場周辺の自販機の前にスタッフを立たせたり、電源を抜いたりして、強制徴収されるドリンク代よりも遥かに安値で買える飲料を手にできる機会を奪ったこと。
 
猛暑の中での開催なのに、きちんとした出演者側の待機用の楽屋を設けず、利用したい人から金を取るという阿漕な商売をしようとしたこと。

こうした点に関しては100%、運営が悪いと言っていいと思う。

でも、アイドルやその運営、オタクの熱中症対策もなっていなかったのも事実だよね。

どんなにイベント運営のやり方が汚くても、自分のところのアイドルやスタッフの健康や万全なパフォーマンスのことを考えたら、金を出してでも冷房の効いた待機スペースを用意するよね。

それに、会場では利尿効果の強いあしたば茶以外の購入が難しいとはいえ(最終日には多少は改善されたようだが)、イベントのホームページなどを見れば、酒類以外の飲み物の持ち込みは禁止されていない。観客はまさか、敷地内の自販機が封鎖されているとは思わないから仕方ないにしろ、アイドル側はそもそも、敷地内をうろちょろできないんだから、会場入りする前に周辺のコンビニなどでペットボトルをまとめ買いしておけば良かったのでは?

というか、地下アイドルは普段の主戦場である対バンライブの会場がライブハウスもしくは、多目的ホールだから、野外ライブの経験なんてあまりない。その辺が地上アイドルとの違いだろうね。

天候に左右される野外ライブの現場を理解していなかったことに関しては地下アイドルやその運営は猛省すべきだとは思った。

ところで、最近、コロナの感染が再び拡大している。感染が目立っているのは、芸能人・スポーツ選手や子どもだ。芸能人やスポーツ選手はノーマスクで仕事現場で大声を出しているし、子どもに対してはマスクをさせる必要はないという声が高まると同時に子どもが騒ぐのを批判するのは老害だという風潮もあるから、大声で騒ぎながら公園などで遊んでいる。
結局、大声で騒ぐことは感染リスクが高まるということでしょ。

なのに、地下アイドルの現場ではコールなどの発声がOKの現場が増えている。「アイドル博」の一部ステージでも発声OKだったらしい。

結局、地下の現場にやって来るオタクって、アイドルと接触したい奴か騒ぎたい奴がほとんどなんだよね。でも、地上のようなライトなファンというのはいないから、結局、太客に貢いでもらうしかない。それは、チェキなどの物販で金を使ってもらうということだ。そのためには、まずは会場に足を運ばせなければいけない。そして、そのエサとして最も手っ取り早いものが発声解禁ということなんだろうね。アイドル側としても、オタクがコールやMIXを勝手にしてくれれば、自分たちのエネルギーをセーブできるだけでなく、会場が盛り上がっているように見せることができる。
だから、安易に発声OKライブを再開してしまうんだろうが、アイドル側の感染や濃厚接触が多いことも考えると、発声OKライブ解禁は時期尚早だったと言わざるを得ないと思う。

というか、今の日本人って、0か100かみたいな発想の者が多いから、コロナ前の大騒ぎ状態か、完全にサイレント状態にしか対応できなくなっているんだよね。別に手拍子やペンライト、ちょっとの笑い声くらいでの応援だって十分に楽しめるのに、そうしたおかしな思想の蔓延のせいで極端な考えの者が増えてしまったんだよね。全員一等賞、全員主役というアホな教育をした日教組のせいだね。

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