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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド

本作のようなディズニー配給のマーベル・シネマティック・ユニバースに含まれる作品ではないが、ソニー配給のソニーズ・スパイダーマン・ユニバースに含まれる年末公開のマーベル映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は見逃してしまった。

予告編を見た印象はクソつまらなそうだったし、米国での評価も興行成績も悪かった。そして、日本ではいわゆる邦高洋低状態が長引いている影響で1週目で観客動員数ランキング首位に立てなかった作品は2週目以降、上映館数、上映回数が激減する。

そんな中、母親の体調悪化により金と時間の余裕がなく、睡眠不足状態も続いていたので見るのを後回しにしてスケジュールを組んでいたら上映が終わってしまっていた。12月半ばの公開だから1月下旬までやっているだろうと思ったら半ばで終了だからね…。

マーベル映画を見逃したのは日本未公開の2020年度作品「ニュー・ミュータント」以来。日本公開作品だと、日本公開が遅れに遅れた2012年度作品「ゴーストライダー2」以来だ。
まぁ、去年の「アーガイル」もマーベル扱いとするのならこれも見ていないが…。
「ニュー・ミュータント」も「ゴーストライダー2」も「アーガイル」もマーベル・シネマティック・ユニバースに含まれる作品ではないけれどね。



作品の内容自体は詳細があまり語られていなかったので、まさか、日米同盟関係が悪化すると世界が崩壊するという話だとは思わなかった。
ハリソン・フォード演じる大統領はトランプとバイデンをミックスしたような感じだし、平岳大演じる総理大臣は安倍と岸田をミックスしたような感じだが、トラブルを解決するために自ら日本に足を運ぶ大統領も米国にはっきりとノーを言える総理大臣もいないと思う。
でも、ハリウッド大作、しかも、アメコミ原作映画でこれだけ日米同盟が前面に出た作品って珍しいと思う。

そして、キャプテン・アメリカが黒人になったことで最近の欧米の映画界で蔓延している過度なポリコレの悪影響だと主張する人も多いとは思う。しかし、それは勘違いも甚だしいと思う。
キャプテン・アメリカを襲名したサム・ウィルソンというキャラクターは過去のマーベル・シネマティック・ユニバース作品に先代キャプテン・アメリカの相棒として登場している。先代が引退して相棒が引き継ぐのは何もおかしいことではない。
それに味方側も敵側も色々な人種が混ざっている=黒人の悪い奴もいるのだから、別に過度なポリコレでも何でもない。米黒人のご機嫌取りをした作品であれば、日本人やインド人は悪役となりやすいのに、世界平和が重要だと訴えているのだから、そんな批判は勘違いもいいところだ。

あと、ベタな展開ではあるが不仲の親子が終盤に和解するのって泣けるね。しかも、娘がリヴ・タイラーだからね。それって、「アルマゲドン」だしね。その娘との思い出が桜を一緒に見たことというのも日米同盟の重要さをうたっている作品だなと実感する。

というか、本作が良かったのは久々にマルチバース云々の展開にならないアメコミ映画だからだと思う。マーベル・シネマティック・ユニバースにしろ、ソニーズ・スパイダーマン・ユニバースにしろ、マーベルではないがDC原作作品にしろ、最近のアメコミ映画はマルチバースばかりでうんざりしていたところだったからね。


ところで、字幕スーパーでホワイトハウスを官邸って訳すのはどうかと思う。文字数を減らしたいんだろうが、世間一般的にはホワイトハウスという表記の方がしっくりくると思うのだが。
あと、自衛隊員が“山本 お客さんが来たぞ”という謎の台詞を発していたのが面白かった。



というか、この入場特典ってネタバレだろ!まぁ、見る前から知っている情報ではあったが。

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