まちカドまぞく 2丁目

鬼頭明里が演じたキャラで世間一般的に認知度が高いのは「鬼滅の刃」の禰󠄀豆子だと思う。もっとも、鬼滅が大好きだという人はその声を担当している声優の名前を知らない人がほとんどだ。こうした演者に対する興味の薄さが「鬼滅好きには他のアニメや映画に興味がない人が多い」と言われる所以なんだと思う。

アニオタ、声オタの間では「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」で演じた彼方役の知名度が一番高いのだろうか。何しろ、「ラブライブ!」というアイドルアニメのジャンルを代表するコンテンツのシリーズの作品だから、そりゃ、オタクの中での知名度は抜群だと思う。

でも、個人的には鬼頭あかりんの最大のハマリ役・当たり役は、「まちカドまぞく」のちよももだと思う。
低音でボソボソしゃべり、なおかつ、ツンデレというキャラクターは、オタクなら好きだよねって思う。しかも可愛いしね。

今回の2期は、1期ほどの衝撃はなかった。1期は単なる魔族や魔法少女が出てくる日常系萌えアニメかと思っていたら、結構、ダークな展開になっていて驚かされたが、それで免疫ができてしまったので、今期では全然そういう驚きを感じることはできなかったからね。
それから、今期は番組編成の都合上、6話まで放送したところで、1週休みが入ってしまったために、その6話でいったん最終回になってしまったような印象を持たせてしまったことも残念だったと思う。実際、話の区切りも良かったしね。正直なところ、後半戦はなんか消化試合のように感じてしまった。前半戦はめちゃくちゃ面白いと思ったんだけれどね。
多分、休止せずに一気に全12話が放送されていたら、そう思うこともなかったんじゃないかなって気がする。

ところで、今回の2期だが終盤でミカンがシャミ子やちよももと同じ学校に通うようになったし、ミカンの中に潜んでいた呪いの正体が具現化されて新キャラとして出てくるようになったしという感じで、まだまだ盛り上がる要素満載な状態で最終回になってしまったから、おそらく、3期も作る気まんまんなんだろうね。

とりあえず、闇堕ちしてダークネスピーチとなったちよもよは可愛いと思った2期だった。3期が作られるのであれば、また、ちよもも目当てに見たいと思う。

それにしても、1期の時もそうだけれど、今期もキャストが歌うオープニングやエンディング曲って、オシャレなのに電波系が混ざっているって感じで、なかなか良いよね。何か90年代っぽい雰囲気はするけれどね。