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shibuya CHOCOLATE SONIC 2022

去年の10月、ふとしたきっかけでRAISEというアイドルグループにハマってしまった。
ライブハウスでの対バンライブと、そこで行われる物販(物販といっても、グッズを売るよりかはチェキ撮影などの接触系イベントを提供するのがメインだが)を主たる活動の場としている、いわゆる地下アイドルにカテゴライズされるグループだ。

TOKYO IDOL FESTIVALの会場付近でメンバーがビラ配りをしていて、自分にビラを渡してくれた雨宮楓というメンバーが自分の好みだったことから、普段はこの手のビラは無視しているくせに、何故か、この時はRAISEというグループについて色々と検索してしまい、気付けば、そのビラをら受け取ってから約1週間後には、彼女たちが出演するライブを見に行ってしまっていた。

ところが、そのすぐ後にRAISEの活動休止が発表された。10月いっぱいをもって活動休止ということだったので、彼女たちの存在を知ってから丸1ヵ月もしないうちにグループが事実上なくなってしまうというハイスピードな展開に驚いてしまったほどだ。

RAISEを運営していたのはレイ法律事務所ということもあって、地上・地下問わず他のアイドルとは異なり、労働時間やギャラの面のケアがしっかりしていたから、逆にそれがアダとなって、まだまだ知名度が及ばないグループを回すには資金的に無理があったのだろうか。
あるいは、現役アイドルが自分のアイドル活動と並行してプロデュースしていたので、どうしても面倒をみるにしても限界があったということなのだろうか。

まぁ、推測でモノを語るのはこれくらいにしておこう。

そして、RAISEのメンバー5人は、その後、それぞれ別の進路へと向かうことになった。
たまに、ツイッターを見ているだけなので全ての活動を追い切れているわけではないが、2人は現時点では“素人”的ポジションのようだ。
ツイッターのヘッダーにアイドルになりたいとか準備しているといった旨を書いているので、おそらく復帰を目指しているのだとは思う。
また、グループ活動休止後は舞台を中心に芸能活動を続けているメンバーもいる。彼女はRAISEに加入する前から舞台に出演していたし、別のアイドルグループにも所属していたから、おそらく、活動休止を前にすぐに次の仕事が決まっていたのだろうとは思う。

そして、残りの2人はそれぞれ、新たなアイドルグループのメンバーとして活動を再開した。
1人は去年12月デビューの蛍の、もう1人は今年1月デビューのスタガロ(Start Girls 浪漫 Singの略称らしい)のメンバーとなった。

自分がRAISEに興味を持つきっかけとなった雨宮楓はそのスタガロのメンバーとなった。

RAISE活動休止後、11月は連日のようにSHOWROOM配信をしていたのに、12月になったあたりからそれがなくなったので、なんとなく進路が決まったのだろうということは察知していたが、こんなにはやく再デビューするとは思わなかった。

本当はデビューライブに行きたいと思っていたが、その開催日は元々、別のライブに行く予定があり、しかも、直前になってタイムテーブルが変更されたので、断念せざるを得なくなってしまった。

こうした地下アイドル系の対バンライブって、タイムテーブルがなかなか出ないうえに、直前で変更ということも多いから、スケジュールが立てにくいんだよね…。

そのデビューライブから約3週間。この間にスタガロが出演したライブの中には無理して行こうと思えば行けなくもない日程もあったけれど、この「shibuya CHOCOLATE SONIC 2022」を自分の初参戦日に決めたのは、スタガロだけでなく、竹原りりこが所属する蛍も出演するからだ。

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元RAISEメンバーが現在所属しているグループが2組揃って出演する。しかも、出番も並んでいるとあれば注目せざるをえないしね。

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そして、蛍とスタガロを続けてみたが、どちらもRAISE時代とは異なり可愛い路線だった。でも、どちらのグループも楽曲が良かったし、衣装も可愛い!

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推しのかえちゃんに関しては、可愛い衣装になり、さらに可愛いさがアップしたという感じだった。久しぶりに生のかえちゃんを見たが本当、可愛い!

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ところで、グループ名の正式名称の後半にある“浪漫 Sing”って、“浪漫”が“歌う(Sing)”ではく、“ロマンシング”だったのか…。MCのイントネーションで初めて気付いた…。

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ちなみに、蛍とスタガロ以外できちんとステージを見たのは、CLIPCLIPと民族ハッピー組だった。

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元RAISEの2人がそれぞれ新グループのメンバーとして揃って登場するのも楽しみだったが、実は民族ハッピー組を見たいというのもこの対バンライブに足を運ぼうと思った理由でもある。

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最近、民族ハッピー組って、対バンライブに出る機会が増えたような気がする。

るかちがソロでレコ大新人賞の4組に入り、アイドル・演歌歌手・グラドルの三刀流として活動していることが注目され、彼女が所属する民族ハッピー組を呼びたいという声がイベント主催者の間で高まっているのだろうか?

それにしても、民族ハッピー組の曲って何気にオシャレなんだよね。所属事務所社長が関西出身ということもあり、“金稼ぎをして何が悪い”と言いたげな、いかにも関西っぽい銭ゲバ的な物販のやり方(半地下や地下のアイドルの物販というのは必ずしもグッズの販売だけを物販と呼ぶのではなく、接触系イベントの参加権を提供することも物販としている)は正直、下町民の自分からすると好きになれない部分はある。特にコロナ禍でやるのはどうなのよって思う。やっぱり、関西人ってコロナは風邪論者が多いのかなって思ってしまうしね。

でも、楽曲は本当、良い曲が多い。歌詞はノベルティ・ソング的なものも多いけれど、知らない人が歌詞を聞き流しながら聞いたら、80年代のシティ・ポップを現代アイドル風にアレンジしたような音楽性だと感じるのではないかと思うくらい、オシャレなんだよね。

それにしても、冷静に考えると、レコ大新人賞の4組のうちの1人に選ばれるような人が地下アイドルの対バンライブに出ているって不思議だよな…。

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