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映画「カゴのナカのキズナ」「女バド!」上映

イロハサクラは関西を拠点にしているアイドルグループなので、これまでに彼女たちのライブを見たことは1回しかない。仕事のスケジュールや予算のことを考えると首都圏で開催のライブにしか行けないので、その1回はゴールデンウイーク中に彼女たちが関東に遠征してくれたおかげで横浜で見られたものだ。

でも、これとは別にメンバーの朝比奈めいりを生で見たことがある。それは彼女の主演映画「彼岸のふたり」の舞台挨拶の時だ。

この作品は、いくら全国的には知られていないグループのメンバーとはいえアイドル主演映画とは思えない映画だった。
何しろ、見た目はすっぴん風の陰キャだからね。しかも、母親に大人になっても虐待されているのに、その母親に依存し続ける娘の役で全然共感できなかった。

でも、それだけ、そのキャラに嫌悪感を抱けたということは彼女の演技が良かったということだ。

なので、映画女優としてのめいりを再び見たいと思った。そんなところに登場したのが、ギリギリ長編と呼べる尺の「カゴのナカのキズナ」と短編の「女バド!」だ。どちらも、同じイロハサクラのメンバー、永瀬かことの共演作で、「カゴ」の方がかこ主演、「バド」の方が2人のW主演となっている。



イロハサクラの所属事務所は、メンバーの女優仕事に力を入れているようで、公式ホームページを見ると、エキストラでもいいからメンバーに演技の経験を積ませようとしているようだ。

そして、この2本立ては事務所主体で作られた作品のようだ。そして、どちらの作品も体育会系的な題材を扱っている。



先に上映された「バド」の方は、左右問わず変な政治的メッセージを持たせることなく、コロナ禍の高校生の生活、停滞した部活動というものをきちんと描いた作品だと思う。

それだけに、コロナ関連のニュースを伝えるアナウンサーが読んでいる原稿が残念なんだよね…。“約”って言葉は使わないからね。これをきちんと、“およそ”と言っていれば、もっとリアリティが出たのになとは思った。

でも、リアリティのあるシーンも多かった。どうせ、コロナの影響でいつ試合ができるか分からない。じゃ、部活なんてやっても無駄だよねと思う生徒が出てくるのは当然だしね。そうした、2020〜21年頃の部活をやっている生徒たちの空気感はよく描写されていたと思う。

「カゴ」は、進路に悩む高校生、親との関係に悩む高校生といった王道のテーマを扱った感動作品だった。

自分も本作の主人公同様、父親に出ていかれた経験があるので、彼女の気持ちは本当によく分かる。それだけに感動も増してしまった。

そして、めいり目当てでこの上映会に参加したが、かこも魅力的なメンバーだなと思った。
というか、サッカーチームの公式チアのオーディションに参加するという設定の役だけあり、彼女が踊るシーンは良かった。



ちなみに、上映前のサイン会ではお目当てのめいりからサインをもらった。推してと言われたのでこれからも推していきたいと思う。







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