プロジェクションマッピング「TOKYO STAR LIGHT“未来へ続く夜空のカーニバル”」
世間的にプロジェクションマッピングというものが注目されたのは2012年に復元された東京駅の駅舎に投影するイベントが開催された頃だと思う。
東京スカイツリータウンの4階広場でクリスマスシーズンにプロジェクションマッピングを行うようになったのは2013年からだ。この時はまだ、ギリでプロジェクションマッピングが話題になっていたと思う。
しかし、翌2014年にはすっかりブームは去っていたので、自分は当時、SNSに“まだやっていることに感心する”といった趣旨の投稿をしていた。
その後は流行遅れと思いながらも、何故か毎年足を運んでいた。しかも、毎回、母親と一緒に。
2015年はシンプルな感じで良かっと思う。
2016年はロシア風なのが謎だった。
2017年はなんか詰め込みすぎという印象だった。
2018年はまだやってんだという思いが再燃した気がする。
そして、2019年は強欲な東武が金儲けに走り、投影イベントは誰でも見られる広場ではなく、入場料が必要な天望デッキでの開催となった。
コロナ禍に入って開催されなかった時期を経て、去年は4年ぶりの開催となった。しかし、この時は見に行かなかったようだ。おそらく、まだまだ、コロナ対策が必要と判断して、母親を人混みに連れていくのを断念したのか、自分が他の用事で忙しかったのか不参戦の理由は思い出せないが…。
そんなわけで、自分と母親にとって今回は5年ぶりに見るスカイツリータウンのプロジェクションマッピングとなった。
何か客層がコロナ前とは変わったような気がする。広場中央のテーブルと椅子はプロジェクションマッピングをゆっくり見るための特等席であることは間違いないが、これは広場で開催されているクリスマスマーケットという名の屋台で飲み物や食べ物を買った人のみが利用できることになっている。しかし、明らかにマーケットを利用していないのに座っている輩も結構いたようだ。
そして、このテーブルは狭いから、連れがいる場合は横に並んで座ると向かいの席に座った人が何もモノを置けなくなってしまう。つまり、このテーブルでは向かいあって座るのがマナーだ。
ところが、イチャイチャしたいのかなんだか知らないが、横に並んで座っている自分勝手な連中が多かった。そのせいで、実際の椅子の数よりも少ない人数しか座れない状況になっていた。こうした非常識なことをやっているのは10〜20代が中心だ。コロナ前はまだ遊び歩くような習慣がなく、そのまま、コロナ禍になって数年間、自粛モードになっていて、イベントに出かけるようになったのは脱コロナモードになったここ半年くらいだから、遊び方を知らないんだろうねと思った。
とりあえず、このクリスマスマーケットには欠かせないホットワインは暖をとるのにちょうど良かったです。
プロジェクションマッピング自体は、スカイツリーの公式キャラ、ソラカラを狂言回し的に使ったストーリー展開にしていたので、過去のトリップ映像とか、新興宗教のマインドコントロール映像みたいなものよりかは遥かに一般向けだと思った。実際、家族連れとかの反応は良かったようだし。まぁ、ちょっと、東京オリンピックとかの開会式とか閉会式っぽいダサさはあったけれど。
ただ、東武がいつも通り、スカイツリーを浅草の一部みたいな感じで取り扱っていたことには腹が立った。