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わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!
「プリキュア」シリーズ初のひらがな表記で動物アニメの要素も持った作品というなかなかチャレンジングな「わんだふるぷりきゅあ!」の劇場版。
これまでにも男子や妖精がプリキュアに変身するケースはあったけれど、動物プリキュアというのはビックリだ。わんだふるというのは犬の鳴き声とかけた古典的ダジャレってことか…。
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本作はサブタイにあるようにゲームの世界で話が展開する。そのゲームの世界を舞台にした話というのは一見するとお子さま向けに見える。最近、大きなお友達の観客が増えすぎたので、本来の子ども向けアニメに戻したいという意向もあるのではないかと思った。
ただ、その世界の描写はかなりトリップ要素満載で一種のドラッグムービーにも思えた。また、作中に登場するコンピューターの描き方がひと昔前の手描きアニメ風だったのは、「デジモンアドベンチャー」あたりを子どもの時に見た世代を意識したのだろうか。
そう考えると、現在の子どもとその親世代(アラフォー)の両方がターゲットなんだろうと思う。
自分のようなちょっと、そのターゲットから外れた世代からすると終盤までの展開は退屈でしかなかったが。ドラッグムービーと呼んだのもその辺が理由だ。ドラッグムービーというのは基本、ハイになった状態で見るから面白いのであって、シラフで見たらクソつまらないものだ。つまり、本作の世界観でハイになれる世代にはめちゃくちゃ面白いが、そのターゲットでない世代だと微妙な作品ということだ。
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ところで、作中でゲームクリエイターが大会授賞したという垂れ幕が出てくるが、この誤字に誰も気づかなかったのか?
授賞というのは、賞を与える側の言い方であり、受け取る側は受賞なんだけれどね。
このクリエイターに関する団体が喜んでいる場面なんだから、どう考えても受賞とすべきだけれどね。
最後に映倫マークと並んで、最近よく見かける労働環境がクリーンな状況で作られましたマークが出てくるが、結局、サービス残業やパワハラがないとミスだらけってことになってしまうのだろうか…。残業やパワハラを削減した結果、チェックする時間もなくなったし、ミスした者を注意できなくなったでは意味がないと思うのだが。