TOHOシネマズ 池袋はアニメの聖地か?
新型コロナウイルスの感染状況を考えると、池袋での映画鑑賞は避けたいし、安倍も小池も何の対策も打ち出さないから、緊急事態宣言下の時以上に感染したのは自己責任扱いされる風潮がある。
なので、新宿や池袋、渋谷などといった夜のイメージが強く、なおかつ、最近、感染を拡大させていると悪者扱いされている20代、30代の観客が多い地区での鑑賞は避けたい気分が強かった。
でも、ハシゴをする都合上、どうしてもスケジュールがうまくハマるのがTOHOシネマズ池袋しかなかったので、先週オープンしたばかりの、このシネコンでおそるおそる映画を見ることにした。
ところでTOHOシネマズといえば、これまでは、秋葉原に一番近いサイトをアニメの上映に特化した劇場としてきたと思われる。
TOHOシネマズ錦糸町
総武線各駅停車で秋葉原まで3駅
↓
TOHOシネマズ日本橋
銀座線(三越前)で末広町まで2駅
↓
TOHOシネマズ上野
山手線・京浜東北線(御徒町)、日比谷線(仲御徒町)で秋葉原まで1駅
銀座線(上野広小路)で末広町まで1駅
と、どんどん、秋葉原に近くなっていった。
でも、最近は秋葉原よりも池袋の方がオタクの街のイメージは強い。街並みが変わったというのもあるが、何よりも男のオタクよりも女性のオタク、いわゆる腐女子の方がアクティブになっているから、秋葉原より腐女子向け商品に強い池袋がオタクの街としての地位を向上させたという部分もあると思う。それは、アニソン関連CDの売り上げを見ても分かる。オリコンの上位に入る声優アーティストやキャラソンのCDは圧倒的に腐女子受けするものが多い。
だから、今後はTOHOシネマズはアニメの展開に関しては秋葉原ではなく池袋に目を向けてくるのは確実だろうなと思っていたところだった。今回のエヴァとのコラボもその流れだろうし。
ただ、アニメ映画の聖地だったシネマサンシャインの後継劇場であるグランドシネマサンシャインが既に存在しているほか、シネ・リーブルやHUMAXなどアニメに強い映画館が池袋には多いから大激戦区となりそうだな…。
そして、そのTOHOシネマズ池袋で実際に鑑賞した感想だが、全然、アニメに特化している感じがしないなというのが正直なところかな。今回見たのも、アニメではないしね。
若い観客が多いのも、多層階構造になっている上に、数少ない動線であるエスカレーターが狭いのも、グランドシネマサンシャインと同じ。でも、グランドシネマサンシャインはエスカレーターでチンタラ移動している際のイライラを抑えるために、壁に懐かしの洋画ポスターが年代順に貼ってあるし、場内BGMは常に懐かしめの洋画サントラ(90年代が多いイメージ)がかかっていて、雰囲気づくりはされている。
しかし、TOHOシネマズ池袋はアニメのポスターが貼ってあるわけでも、アニメ関連のグッズの品揃えが他のTOHOシネマズより優れているわけでもない。それどころか、アニソンがBGMとしてかかることすらない。これで、アニメに特化した劇場を名乗られてもねって感じかな。
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