仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド
テレビシリーズ放終了から20年ということで作られた記念作品。キャスト陣が20年経ちアラフォーになっても同じキャラを演じているということは評価に値する。アラフォーよりアラフィフではというビジュアルの人もいれば、アラサーに見える人もいるがそれは気にしないということで…。
Vシネクスト(東映特撮版Vシネマ)作品は当時の子どもたちを意識した大人向けの内容にしたがる傾向が強く、テレビシリーズやシリーズ放送中の劇場版とはキャラの性格(キャラの性格って頭痛が痛いと同じだな…)などを変えたり、主要キャラを退場(=死亡)させたりしてファンの不評を買ってしまうことが多い。
本作も設定が変わったり退場すしたりするキャラがいる。そして、いくら20年前の子どもをメインターゲットにしているとはいえ、特撮モノなんだから現役の子どもも見に来るのに、ちょいちょい下ネタが入ってくるのはどうなのよって思う。しかも、オルフェノクと呼ばれる生命体になった状態の男女が性交するシーンを入れるなんて何を考えているんだかと呆れてしまう。
ところで、話は脱線するが特撮モノと呼ばれるコンテンツの中で、仮面ライダーって特撮要素は少ないよねって思う。戦隊シリーズはロボットが出てくるし、ウルトラマンはヒーローが巨大化するけれど、仮面ライダーは基本、スーツを着たヒーローと敵が戦うだけだしね。どちらかと言うとアクションものって呼んだ方がいいのではとふと思ったりもした。