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ブックオフ架空買い取り問題

ブックオフの従業員が架空の買い取りをした疑いがあるとして全国の店舗で調査をすることになった。

ネット上の声や一部報道を見ると、どうやら、買い取り価格が付かず店側で処分するとして引き取ったものを売って利益を得ていたようだ(着服とか横領の類なのだろうか?)。

ブックオフの買い取りでは、査定時に値段がつかなかったものについては客側が引き取るかブックオフ側に引き取って処分してもらうか選択できるようになっている。
配送の場合は送料は客負担だし、店舗への持ち込みの場合は重い荷物を持って帰宅することになる。だから、多くの客は店側で処分してもらう方を選ぶ。
客の方もどうせ値は付かないだろうと思いつつ、万が一付いたらいいなくらいのノリで汚れの目立つものや、ホームページ上では買い取らないと言っているサンプル品や非売品、同人誌なども混ぜて査定に出すことがある。CDの8cmシングルとか輸入盤、書籍で言えばムックのような曖昧なものも混ぜることが多い。

そして、ネットの声によると、買い取り拒否されたものが店頭に並んでいることも多いようだ。明らかに自分が出して値が付かなかったものを見つけたり、買い取り拒否されたサンプル品とかレンタルショップの中古品とかが売られていることもあるようだ。

つまり、買い取り拒否したものについて、客側には買い取り価格0円と伝えておきながら、実際にはそれを売って、その利益を店員なり店舗なりが着服していたということらしい。

でも、これってどういうシステムだとできるんだ?

店舗のレジで普通に買い取ったものと買い取り価格が付かなかったものをバーコードでわけて販売するのは無理だと思う。客のレシートには全ての商品の販売価格が出てしまうし、レジを通せば記録が残ってしまう。

となると、客側には買い取り拒否=買い取り価格0円とメールで送ったものを査定担当が社内のシステムでは10円なり100円なり1000円なりと買い取り価格を打ち込んでいるということなのだろう。
そして、システムに打ち込んだ総額が3000円だったとしても、客には値が付かなかったものがあるとメールで伝え、実際には2000円しか払わず、差額を店員なり店舗なりがかすめとっていたということなのかな?

おそらく長いことこうした“錬金術”に着手していたのだろう。

もしかすると、この長年の悪事がバレてしまった原因ってインボイスなのではという気がしてきた。

強制ではないものの、買い取り申し込みのページにはインボイスを記入する欄があるから、税務署あたりが、客とブックオフの金の流れを調べたのでは?
ほとんどの客は変な調査を入れられると困るから記入しないと思うが、中にはまじめに記入し、所得として申告していた人もいたのだろう。それでバレたのでは?

《追記》
その後、買い取りに出した。ブックオフの買い取り基準、不透明すぎるなというのが率直な感想だ。

以前、それなりの値がついていたものが今回は買い取り不能になっていた。
結局、査定する店によって基準が違うってことなんだろうが、オンラインだとこちらは査定する店は選べないからね。

そして、ある店では値がつくものが別の店では買い取り拒否になる。

そりゃ、買い取り不正が起きるわけだ。

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