ifの世界?
最近また、無銭ライブでチェキを1枚も撮らずにor1〜2枚撮っただけで帰る客に文句を言うアイドルや運営が増えた。
経済的に厳しいというのがよく分かる。
だったら、選挙行けよ。選挙に行ったとしても自公以外に投票しよろって思う。
そもそも、地下アイドルのライブに限っての話だが、客目線で言えば、完全な無銭ライブなんてない。ほぼ100%、何故かホール開催でもドリンク代を徴収されるからね。
地下アイドル業界の慣習でイベント主催からギャラが振り込まれないから、ファンはチェキを買ってメンバーや運営を支えろというのは別の話。
アイドルや運営は客ではなく、主催に文句を言うべきだし、業界の慣習を変えようと声をあげるべきだと思う。
その結果、チケット代やドリンク代が高くなり、客が減ったとしたら、それはそこまでのコンテンツたったということ。
それに、対バンやフェス、サーキットなんて、ライブにしろ物販にしろ、おして始まるのがデフォルトになっている。
遠征している人、夜勤の人、翌朝の仕事が早い人、別の用事がある人はわずか数分の差で行動が決まるのだから、1枚でも撮って欲しいなら定刻を守るべき。
まぁ、一日中、会場にいるのに物販に全く来ない最前管理は批判していいと思うが。
こうした無銭ライブが開催される背景には多くの“識者”が指摘するように、地下アイドル界隈に少ない女性ファン、男でも、大学生・専門学生・高校生、社会人になって間もないくらいの若いファンを獲得するのが目的であることは間違いないと思う。
地上トップの坂道シリーズ、観客席の女性比率ではトップクラスのイコノイジョイはチケット当選者や当選者の配席を決める際に明らかに女子優遇をやっていると思われるフシがある。
おっさんオタが多かったAKBグループもコロナ禍モードの自粛明け以降はその傾向を強めている。
それは、マスコミの取材が入ったり、ライブの配信が行われた時に客席が、おっさんやいかにもオタクな風貌の奴等ばかりだと見映えが悪いから、自分たちは女性に人気、若いイケメンに人気というアピールをしているのだと思う。
そして、この女子優遇の考えは地下アイドル界隈にも浸透しつつある。
半地下とか半地上と呼ばれる地下上位陣、例えば、カワラボとかiLiFE!なんて、女オタや若い男のオタクだらけだ。
iLiFE!に関して言えば、比較的若いイケメンのオタクが闇バイトで捕まったくらいだから、こういう若いオタクや女オタが全通レベルで通うには男なら闇バイト、女ならパパ活や立ちんぼでもしないと無理なんだろうと思う。
つまり、女オタや若いオタクは金がないということだ。こういう属性の人たちに媚びたって生き残れるのはごくわずか。
だったら、変にマスコミや世間受けする見映えなど気にせずに今まで通り、おっさんや若くてもいかにもオタクな風貌の連中に金を使わせた方が儲かるという発想のところもある。
運営のモノの言い方は好きになれないが、9時間1500円はそれで何とか稼いでいるのだろう。もっとも、しょっちゅう、チェキ1〜2枚撮って帰る奴は客ではないと言っているので、自転車操業に近いのではないかと推察はされるが…。
でも、この9時間運営が前々から言っている地下アイドル業界は間もなく崩壊するという説は予言通りになっていると思う。
見映えを良くしてマスコミや世間に見つけてもらえても、ギャラが貰えるような仕事にありつけるグループなんてごくわずか。
となると、多くの地下アイドルはチェキ券の値上げくらいしか、物価高やインボイスで減った手取りを取り戻す手段はない。
しかし、値上げすればオタク1人あたりの撮る枚数は確実に減る。オタクだって物価高やインボイスの被害者だからね。
オリーブの現場にしょっちゅう通っていたオタクを最近見かけなくなったのは、蛍が去年の年末、思い出とプレゼントが今春にチェキ券を値上げした上に、両グループとも9月からポイントカードのレギュレーションを変更し、ポイントがたまりにくくしたことに起因しているのは間違いないと思う。
トーク付きチェキ券2000円の現場はライブがどんなに盛り上がっていても物販列は閑古鳥が鳴いていることが多い。1500円現場だって大行列にはならない。
かと言って、あの9時間1500円ですら、事実上、500円チェキは廃止の方向となっている。
上げるべきか上げないべきかそれが問題になっている。
こうした中、T.S.P所属のTwinkle⭐︎Starsはチェキ券を値上げせず1100円のままとし、かわりにトーク時間を短くするという手段に打って出た。
これは、これまでは行列ができていて、もう1枚撮ることや推しメン以外のメンバーと撮るのを諦めていたオタクを呼び込める。つまり、わずかではあるが収入増につながるのではないかという発想だったのではないかと推察される。
でも、先週、来年末に解散することを発表してしまった。
来年は10周年イヤーなので、それを機にベテランメンバーが卒業するというのは分かる。だから、好きな言い方ではないが現体制終了となるならまだ分かる。でも、解散という道を選んだ。しかも、トゥイスタだけでなく“妹分”の桜色Standardまで解散、さらに、こちらはトゥイスタより数ヵ月早く解散するという決断をしたのだから、9時間運営同様、地下アイドル・ライブアイドル界隈の伸びに期待できないという見通しを立てたのだろうなと思ってしまう。
トゥイスタは今年、@JAM EXPO出場を果たしたグループだし、主催が出場の可否の判断材料としていた@JAM PARTYは指名入場者が約100人という驚異的な動員だったのに解散するんだからね…。
いくら、現在のベテラン組が10周年を機に抜けたとしても、上昇気流に乗っているグループなのに解散してしまうのは何故と思うのがオタクの本音だと思う。
結局は、チェキのレギュレーション変更でもオタクの撮る総数は増えなかったということなんだろう。まぁ、値段そのままでトーク時間は減少というのは、食品で言うところのステルス値上げだから、顧客満足度は決して高くないだろうしね。
そう考えると、値上げしてトーク時間を増やすというパターンにした9時間運営のやり方が正しいのかも知れないなと思った。何度も言うが、あの運営のモノの言い方は好きになれない。でも、業界の見通しを立てられる能力も含めたビジネスセンスはどの運営よりも優れていると思う。