HKT48 LIVE TOUR 2022 ~Under the Spotlight~/LINE CUBE SHIBUYA(昼公演)
先日の神奈川公演に続いて今回の東京公演もクソ席だった。
前回はまだ、最上階より一つ下の階だったし、その階の最前列だったからまだガマンできたが、今回は最上階の最後列だ。
要は天空席だ。
神奈川公演は横須賀芸術劇場というアクセスに不便な会場で、しかも金曜日の昼間という仕事や学校がある人にとっては来場しにくい時間帯なのにクソ席だったのだから、日曜日にLINE CUBE SHIBUYAというアクセスの良い(駅からは歩くけれど渋谷・原宿・明治神宮前という最寄り駅までのアクセスは容易)会場だから、そりゃ、天空席になるよねって感じではあるが。
まぁ、HKTはオワコンにはなっていないよ、IZ*ONE経由で奈子推し、グラビアきっかけでみくりん推し(神奈川・東京公演は体調不良で欠席)が増えて女子ファンや男でも若いファンが多いんだよというのをアピールしたいから、オーバー30の男の観客を冷遇しているって感じはするよね。
坂道シリーズ(乃木坂はピークが過ぎた感はあるが)とかイコノイみたいな、今が旬なグループならいいけれど、48グループのような明らかにピークを過ぎたアイドルでそういうことをやるとダサいよねって気もするかな。
しかも中途半端にハジから2席目って…。
そこまで冷遇するなら一番ハジにしてくれよ…。
周囲を見渡すとおっさんだらけ…。
やっぱり、女性観客に良席を与える策を取っているのは間違いないね。
今回は関東では約3年ぶりのコンサート。関東を巡るツアーとしては約4年ぶりと超久々だから、古くからの男のファンも駆けつけたけれど、こういう扱いだと、確実に男のファンは減っていくと思うな…。
まぁ、女性ファンに人気というアピールでいきたいんだろうし、最近はアイドルにしろ、アニメにしろ、女性のオタクの方が金を持っているから、利益を考えれば、そうなるのは仕方ないのかもしれないが。
というわけで天空席だったせいで非常に見にくくて仕方なかった。
日本の平均的な男より座高が低い(身長は決して低い方ではない)自分からすると、本当、後方席で着席鑑賞だと困るんだよね…。
まぁ、神奈川公演とは異なり今回は同時配信がありカメラが入っていることから、再撮がモニターに映し出されていたので神奈川の時ほどストレスはなかったけれどね。
セトリに関しては、公演によって変わるのはオープニング曲とカバー曲コーナー、ゲストコーナーだけなので、ほとんどが神奈川公演で既に見ている内容だから、改めて感じたようなことは特にはなかった。
ただ、何曲かごとにテーマ付けしたブロックにわけていて、一つのコーナーが終わると次のコーナーへ行くという構成はどうなんだろうかという気もするかな。良くも悪くもテレビ番組っぽい構成って感じがする。
大雑把に説明するとこんな構成だ。
overture
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公演によってかわるオープニング曲を含むカッコイイ系ナンバー
今回は自分も見ていた神奈川会場昼公演と同じ“Make noise”だった。
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バンド演奏(生ではない)スタイルにアレンジしたバージョンで歌を聞かせるコーナー
ここでやった“空耳ロック”はやっぱり名曲!シングル表題曲でもアルバムのリード曲でもないし、元々はTeam TII曲だけれど、HKTの最高傑作のような気がしてきた。
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最新アルバム収録曲コーナー
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カバー曲コーナー
非オタ受けする一般邦楽曲中心の選曲ということは、やっぱりIZ*ONE経由で元々は48グループのファンではなかった層が流れてきているってことなんだろうね。ちなみに自分が見ていた神奈川会場昼公演とは3曲中1曲かぶっていた。
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テーマ付けされていないコーナー?
ここでやった4曲というのは他のコーナーに入れられなかった曲をただ並べただけに見えるけれど、あえて意味付けするとすれば、新旧HKTの対比ということなのかな?
前半の2曲“2018年の橋”と“Get you!”はいずれも2017年の楽曲だ。エースのさくらたん、センターのはるっぴ、そして、プレーイングマネージャーのさしさんという超強力な3人が揃っていた最後の時代の曲だ(はるっぴは17年末より休業、さくらたんは18年秋よりIZ*ONEに“レンタル移籍”、さしさんは19年春に卒業)。
後半の2曲“3−2”と“君とどこかへ行きたい”はここ最近のCDシングル表題曲だ。こうして改めて聞くと、“3−2”も“君とどこかへ行きたい”も神曲だ。SKEやNMB、NGTのここ最近の曲がパッとしないのに比べると(STUはそこまで酷くない)、やっぱり、秋元康はHKTを気に入っているんだろうなという気はするかな。
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ゲストコーナー
神奈川公演でのNGT登場は、“どうリアクションしていいのか分からない”状態の観客が多かったが、今回のゲストはAKBだったので、大いに盛り上がっていた。特に“根も葉もRumor”のパフォーマンスは声出しの応援がないのにもかかわらず、かなりの熱量を感じることができた。
ただ、一番盛り上がったのがゲストコーナーっていうのは、HKTとしてはそれでいいのだろうかという気もするけれどね。
それだけ、“根も葉もRumor”で一般のAKBに対する注目度が盛り返してきたということだろうし、IZ*ONEメンバーだったひぃちゃん経由でAKBに興味を持つようになった層も多いということなんだろうけれどね。
だから、HKTもIZ*ONEメンバーだった奈子経由でHKTに興味を持った層を優遇するのも分からないでもないんだけれどね…。でも、もうちょっと、古参もケアして欲しいって気はするかな。
とりあえず、IZ*ONEのメンバー同士だった奈子とひぃちゃんが、IZ*ONE解散後、それぞれ、元の所属先に戻り、そして、こうして、別々のグループのメンバーとして同じステージで共演するというのはエモいよね。
あと、ずっきーが見られて良かった!
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メドレーコーナー
ぶっちゃけ、フェスとかイベントといったフル尺でないパフォーマンスの時にやるようなセトリって感じかな。
まぁ、それまでのブロックに疑問を感じていた人もこのコーナーを見れば満足してしまうからね。ちょっとずるいセトリだとは思う。
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スタンディングOKの本編ラスト曲“大人列車”
メドレーコーナー最終曲“桜、みんなで食べた”もこの“大人列車”も、出会いと別れを歌った曲だけに続けて歌われるとエモさ全開という感じかな。
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アンコール
さしさんがいた時は定番の盛り上がり曲としてセトリに入っていた“ロックだよ、人生は…”は、さしさんが抜けてからはセトリから外されているというイメージがあったが(さしさん卒業後、HKTのライブは今回のツアーまでは自分はフェスでしか見ていなかったというのもあるけれど)、今回、アンコール1曲目という定位置的なポジションで披露しているということは、やっぱり、最近の世界情勢を意識しているのかな?
こうやって、構成を改めて書いてみると、感心する点も結構あるんだけれど、全体としては何かもやっとしたものを感じるんだよね。
結局、今のHKTというのは、はるっぴ休業あたりから続いている長い過渡期からまだ脱していないということなのかな?
まぁ、本来なら、なこみくが中心になったHKTにとって初のツアーとなるはずだったけれど、神奈川・東京公演はみくりんが体調不良で不在だったので、今のHKTの実力を判定するのは、次に関東でHKTのコンサートが開催されるまでお預けってところかな。
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