2019年ベスト映画
今年スクリーンで見た新作映画は166本。
過去最高更新できるかなと一瞬思ったが、無理だった。
ちなみに過去5年間は
2014年139本
2015年155本
2016年169本
2017年129本
2018年134本
って感じ。
2015年、2016年は仕事絡みの鑑賞が多かったおかげなので、実質的な感じで見ると今年は過去最高ペースだったのかな。
≪洋画≫
①ジョーカー
②バンブルビー
③ラスト・クリスマス
④運び屋
⑤ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
上位3作品は80年代絡み。4位と5位もオールド・テイスト。
洋画に関しては結構ベタな作品が好きなのかもってのが分かる。
それにしても、「ジョーカー」は日本ではネトウヨ思想に共感するネット民に酷評され、米国ではリベラル層に酷評されるという正反対の結果になったのには驚いた。
これは上級国民批判映画で、ネット民は上級国民批判が好きなのに、この映画を気に入らないのは多分、批判される上級国民の対象が経済界や芸能界の人間のみならず、トランプや安倍のような保守とされる政治家にまで及んでいるからなんだろうな。
逆に米国では上級国民=金と時間に余裕があるリベラル層という見方が強いからリベラル思想のハリウッドは自分たちを批判されたと思い、この映画を批判しているのかな。
≪邦画≫
①無限ファンデーション
②あした世界が終わるとしても
③殺さない彼と死なない彼女
④デイアンドナイ
⑤ホットギミック ガールミーツボーイ
相変わらず、内容のないコミックやラノベ原作のキラキラ青春映画は量産されているが、そうした中、大枠ではそういうジャンルに括られる作品でも、公開規模がそれほど大きくない作品には、演出面やメッセージ性で特筆すべき作品が出てくるようになったと感じる。その結果、トップ5中4本が青春映画にカテゴライズできる作品になった。
今年はアニメ映画の公開が多い年だった。テレビアニメの劇場版だけでなく、劇場用オリジナル作品も多く公開されたが、ぶっちゃけ、どれも似たような内容だった。パラレルものもいくつかあったが、そんな中、「あした世界が…」は突っ込み所満載でありながら、キャラデザとあいみょんの曲で見せ切った作品だと思う。それにしても、今年はあいみょんが音楽で参加したアニメ映画が3本もあったが、どれも秀作だった。(残り2本は「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~」と「空の青さを知る人よ」)
≪ワースト作品≫
「The Crossing ザ・クロッシング Part II」
前後編の作品は、どちらか1本はクソ映画のことが多いがこれは中でも酷い。
何しろ、後編のほとんどが前編のリピートなんだからね。
だったら、1本にまとめて公開しろよって感じ。
次点は「屍人荘の殺人」
これも本当に酷い。浜辺美波が可愛いから何とか怒りをおさめていられるという感じ。
※新作映画の基準
昨年末公開の作品でも今年見た作品はカウント
来年正式公開の作品の先行上映は今年の新作としてもカウント
短編や中編は1本立てで公開された作品、もしくは、その作品をメインにして上映された場合は1本とカウント
メイン作品として公開された長編・中編・短編の併映作品は1本とはカウントしない
イベント上映作品は1本とカウント
映画祭や試写会などでの上映作品は正式公開されていなくてもカウント
ビデオソフトやテレビ放送、配信などで紹介済みの作品でも劇場での一般公開が初めての場合は新作とカウント
別バージョンは監督や配給会社などが「新たな作品」とアピールしていても新作とカウントしない
劇場公開の有無にかかわらず、ビデオソフトやテレビ放送、配信でしか見ていない作品はカウントしない