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マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2ND SEASON -覚醒前夜-

本来ならマギレコ1期同様13話、もしくはまどマギのように12話で完結すべきものが、2期は8話で終わってしまうというのは正直言ってよく分からない。

しかも、今期の放送を前に1期の総集編が3週にわたって放送されている。
さらに、これは単なる制作進行の遅れによって放送枠に穴をあけないための処置ではあろうが、最終回の前週に2期のそれまでの総集編までもが放送されている。

そして、これは元々アナウンスされてはいるが、年末にエピソード数は明らかにされてはいないものの、今期の続きである3期(Final Seasonとうたっているが、本当に終わるのか?原作ゲームは先日、新情報を発表したばかりなのに…)の放送も決まっている。

そうした総集編による穴埋めをしたり、1クール程度のエピソード数のものを2期に分割したりするのなら、7月期の放送ではなく、10月期の放送にして、一気に12〜13話を放送すれば良かったのにとも思う。

9月にマギレコの配信イベントやまどマギの展示会を行っているんだから、これらのイベントを2期のプロモーションの場にすれば全然問題ないわけだしね。

放送開始をあせる必要はなかったと思うな。

ちなみに、今期の感想は以下の通り。

きちんと13話が放送された1期ですら、“これからどうなんだよ?”って所で終わっていたのだから、たった8話で終わり、数ヵ月後に次の期が放送されることになっている2期なんて、尚更、今期だけでどうのこうのと判断できるものではないが…。

まずは、やたらと、まどマギ組の活躍が目立ったシーズンだったということかな。1話なんて、マギレコ1期の続編というよりかは、まどマギの続編と呼んでいい内容だったしね。

そして、まどマギ組の活躍で気になったことがある。まどマギ組というか、ほむまどよりマギレコ組というか、いろはの方が格上なの?

まぁ、設定を見ると、いろはの方がまどかより年上らしいが、過去のまどマギやマギレコのアニメを見ていると、まどかは神であり、圧倒的な存在で、いろははマギレコのアニメがスタートした頃と比べれば2期では強くなっているとはいえ、やっぱり、その頃の弱いイメージがあるから、何かまどかがいろはに敬語を使っていたり、いろはがまどかを“ちゃん付け”で呼んでいるのって違和感あるんだよね。

まどマギ絡みといえば、今期ではやたらと“コネクト”という戦法(必殺技?)が披露されていたが、どうしても、“コネクト”って言葉を聞くと、ClariSによる、まどマギの主題歌を思い出すよね。

それから、この“コネクト”という技、普通に2期になってから登場しているけれど、1期には出てこなかったし、2期で初登場した時も何の説明もなかったよね。
そもそも、作中でも、まどかが“コネクトって何?”みたいなことを言っていたしね。まどマギ組が知らない“コネクト”ってなんなんだよ?

というか、“コネクト”という言葉を聞くと、どうしてもエロい発想しかできないよね…。だから、次から次へとパートナーを変えて、“コネクト”するいろはを見ていると、ヤ○マ○にしか思えないんだけれど…。
まぁ、可愛いいろはと(というか演じる麻倉ももと)“コネクト”したいと思うオタクは多いと思うけれどね。

そういえば、まどマギでは毎回オープニング曲担当だったClariSがマギレコ1期ではエンディングになっていて驚いたけれど、今回は定位置のオープニングに戻っていて安心した。

そのかわりに1期でオープニング担当だったTrySailが今回はエンディングになっていたが、これが全然、トラセっぽくないダークな曲でビックリした…。

ClariSのオープニング曲はCDシングルとしてリリースされたのに、トラセの方は配信だけということは、3期のトラセ曲とカップリングでCD化するってことなのかな?

ところで、TrySailといえば気になったのは、夏川椎菜演じる鶴乃の扱いだった。何しろ、今期の前半はほとんど出てこなかったからね。

1期の終盤で、麻倉もも演じるいろはの消息が不明になったので、今期の冒頭数話が雨宮天演じるやちよが主人公的ポジションで進行するのは納得できるし、いろはの消息が明らかになってからは本来の主人公であるいろはが活躍するのは当然だ。

でも、やちよやいろはの仲間である鶴乃だけ出番が少ないのって、なんだかなと思っていた。それは、鶴乃役の夏川椎菜が、やちよ役の雨宮天や、いろは役の麻倉ももと同じトラセのメンバーだからだ。
メンバー中で1人だけ出番が少ないのって、メンバー間で格差があることを公にしているようで、あまり気持ちの良いものではないからね。

でも、終盤になって、最強の魔法少女として、一時的とはいえ、やちよやいろはと対立する存在として鶴乃が出てきたのを見て感心した。

これは、世間が夏川椎菜を過小評価していることと、マギレコの世界で鶴乃が過小評価されていることを重ね合わせた絶妙なキャスティングだったのだ!

夏川椎菜(面倒くさいので、ここからはナンス呼びに変えます)も、鶴乃も、元気いっぱいのムードメーカーなイメージばかりで評価されているが、実際は繊細な人だし、我々が思っている以上に能力のある人なんだよね。

雨宮天(以下天さん)や麻倉もも(以下もちょ )がソロで行っている幕張メッセイベントホール公演をナンスは行っていない。声優仕事でも、天さんのように主人公・ヒロイン役は少ない。

だから、どうしても、やちよたちに実力を認めてもらえないと思っている鶴乃が最強の魔法少女になるために、やちよたちと敵対する組織に取り込まれてしまう姿って、ナンスと重ね合わせてしまうんだよね。

でも、今期の終盤数話を見れば、誰もが、いろはややちよよりも、鶴乃に注目したはずだし、それはナンスの演技に対する注目にもつながったのではないかと思う。

つまり、このマギレコという作品において鶴乃は、いろはややちよと並ぶ存在であり、トラセも天さん、もちょ 、ナンスの才能ある3人によって構成されている最強の声優ユニットだということかな。

ちなみに私は、それぞれのメンバーについて

天さんについてはカッコいい
もちょについては可愛い(多分、現在のアイドル的人気のある声優の中では一番好み)
ナンスについてはクリエイティブ

と思っています。

やちよ、いろは、鶴乃も演じる声優と同じようなイメージかな。
やっぱり、この3役にトラセをあてるというキャスティングは絶妙だな!


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