ネクストカルチャーズDIVE

2024年6月16日 22:21

SHIBUYA DIVEというのは評価のわかれるハコだと思う。演者・運営サイドからするとオープンしてそんなに年数が経っていないのできれいだし、どちらかと言うとオシャレなイメージのエリアにあることから受けはいいのかも知れない。

でも、ハコの名前に渋谷と入っているが渋谷駅からはかなり歩かされる。しかも、駅ホームから出口に出るまでの動線が迷宮のようになっているヒカリエやストリームがある方の出口に行かなくてはならないから、渋谷を通る各線の駅ホームからDIVEに着くまでは20分以上を見ておいた方が無難だ。
会場まで事務所の車でみんなで移動するようなグループならともかく、大抵のグループは公共の交通機関を使って現地集合だと思うから、移動が面倒なこの会場を嫌うアイドルも結構いると思う。

そして、オタクに意見を聞けば、かなりの者ができればここに行きたくないと答えるのではないだろうか。

ライブハウスとかライブスペースを名乗っているライブ会場は建前的には飲食店だから、飲食物の持ち込み禁止を呼び掛けるのは分からないでもない。それに、室内の会場だから飲み物を持ち込ませないために観客が熱中症になるという恐れも少ない。
でも、一時期、飲食物を持ち込ませないために手荷物検査をやっていたのはやり過ぎだと思う。さすがに最近はそれはやめたようだが、いまだにDIVEと言えば、ライブハウスのくせに手荷物検査をやるクソ箱というイメージが強い。このイメージは飲食物持ち込み禁止をうたっている以上消えないと思う。

そして、さらに嫌われる理由が再入場禁止というレギュレーションにしていることだ。
オタクの99%は多くのライブハウスやアイドルの対バン会場となっているホールで再入場時にドリンク代を再度徴収されることには納得していない。TOKYO IDOL FESTIVALや@JAM EXPOといった大型アイドルフェスのように再入場自由なのが普通だと思っているからだ（というか、こうした大型フェスはドリンク代も取られない）。

百歩譲って、大型フェスは入場料も高いからドリンク代も取らないし、再入場も自由だということにしておこう。

だから、ライブハウスや対バン会場となっているホールで開催される入場料が比較的安いイベントでは再入場時に再度、ドリンク代を請求されるのは仕方ないとしておこう。

でも、DIVEの再入場禁止というのは理解できない。TIFやアトジャへの出場をかけた予選とか決戦なら数時間で終わるから再入場禁止というのは分からないでもない。投票もあるから再入場させると投票券の闇取引など不正の温床になる可能性がある。
しかし、DIVEで開催される対バンはそれこそ午前中から夜まで10時間以上開催されるものもある。ここのキャパは公式の数字で400だ（体感的にはもっと狭く感じる）。そんなところに何時間もいられないでしょ。10時間もいたら腹が減るが、食べ物も持ち込めないんだしね。
しかも、同じ事務所所属のアイドルを何時間も離したタイムテーブルにしておきながら再入場禁止というのはありえないと思う。
こうしたタイテにしたら最前管理みたいな連中に占拠されてしまい、チケットを持っていても入場できない人だらけになってしまう可能性だってある。

ドリンク代を取ってもいいから再入場可能にすべきだと思う。このレギュレーションだと一度退場したら、前売より高い当日券を買って、さらにドリンク代を払わないと“再入場”できないわけだから、目当てで入ったグループと同じ事務所のグループにまで金を回すなんてできないよねって思う。

こういうレギュレーションだと知らずにアイドルの運営サイドはそれぞれのグループの出番があきすぎのタイテを了承したのかも知れないから文句を言っても仕方ないのだろうが…。

⚫︎アイロボ
ステージに出てきたのは2人だったが、どうやら2人組のグループではないようだ。そして、4曲中2人で歌ったのは2曲だけで、残りはそれぞれのメンバーのソロ曲だった。

⚫︎めり〜ぽっぴん
こちらは2人組として設定されているグループのようだ。ちょっと丸顔なメンバーが好みだなと思った。

⚫︎メノニューイヤー
久しぶりに見た。山崎遙菜というメンバーはSNSで見ていると美人のお姉さんって感じなんだけれど、ステージで実物を見ると小柄な感じで、そのサイズ感のギャップに驚いてしまう。

⚫︎思い出とプレゼント
やっぱり、思プレの楽曲は強いよねというのを改めて実感できたステージだった。今回はサブカル、オシャレ寄りのハコということで、超盛り上がりチューンの“WILD LAND”はなかったけれど、それでもかなり盛り上がっていたしね。