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BanG Dream! Episode of Roselia Ⅱ : Song I am.

2部作とか3部作で公開される作品でも、「ロード・オブ・ザ・リング」のように複数年かけて公開するものというのは、それぞれの作品がきちんと1本の映画としてのボリュームを満たしているものがほとんどだ。
短期間に集中して連作が公開されるものでも、実写作品では、複数年かけて公開されるものと同様に、それぞれの作品のボリュームがきちんとしているものが多い。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のPART2と3、「マトリックス」のリローデッドとレボリューションズ、「キル・ビル」のvol.1と2などがそのパターンだ。
現在公開中の邦画「るろうに剣心 最終章」のThe FinalとThe Beginningだって、それぞれ2時間18分と2時間17分と、長尺といっていい上映時間になっている。

ところが、アニメの連続公開作品というのは、そうではないものが多い。OVAとか配信用に作られたものを劇場で上映する“イベント上映”作品なら、入場料金が通常より安いものもあるから、尺が短くても納得するが、そうでない連作ものの中にも上映時間が短いものが多い。

今回のRoseliaを主人公とした「BanG Dream!」映画の2部作は、前編が77分、そして、公開されたばかりの後編が71分だ。
かろうじて、ピンク映画より長いくらい。昔のディズニー映画と同じくらいの長さしかない。
ピンク映画は新旧おりまぜた3本立て公開が主流だし、昔のディズニー映画も併映に旧作や短編がつけられることが多かった。

しかし、この2部作はそれぞれ1本立てで公開され、入場料金も通常料金だ。
2部作の尺を足しても、かろうじて、「るろうに剣心 最終章」のどちらか1本の尺より10分程度長いだけだ。
というか、同じテレビアニメの劇場版ということでいえば、2部作の尺を足しても、「シン・エヴァンゲリオン」の2時間35分よりも短い。

何も疑わずに貢ぐ信者はさておき、そうでない観客からすれば、ぼったくりにあったも同然と言える料金設定だと思う。

一本化すれば、OPやEDは1回で済むから、トータルで2時間20分程度の作品にできたはず。
テレビアニメの劇場版でも、「シン・エヴァンゲリオン」や「涼宮ハルヒの消失」のような上映時間2時間半を超える作品だってあるから2時間20分程度なら長すぎとはならないはず。

それを2部作にして公開するのは、観客に倍の料金を払わせて儲けたいとか、2部作にすれば後半部分の納期に余裕ができるとか、そういう制作側の金や時間の都合でしかないと思う。

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とはいえ、アニメの聖地とされる池袋で鑑賞したのに、しかも、特典を配布していたのに、結構、空席が目立っていたから、思うほど、バンドリ人気、Roselia人気ってないのかもしれないな。

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というか、メインのバンドであるPoppin'PartyよりもRoseliaの方が人気があるバンドリというコンテンツってどうなんだろうか…。

まぁ、新型コロナワクチン接種による腕の重みで睡眠不足の状態で鑑賞するには、これくらいの尺でちょうどいいんだけれどね。

作品自体は想像以上にストレートなバンドものだった。今後の方向性に悩んだりとか、曲作りに苦労したりとかね。ただ、尺が短いから、ちょっと悩んで、すぐ解決してって感じだし、コンテストやからフェスへの流れもあっという間だしね。

そういう点を考慮すると、やっぱり、一本化した方が良かったのではないかと思う。

それにしても、既発表曲、映画用の新曲問わず、Roselia楽曲は良い曲が多い!そりゃ、バンドリのメインのバンドのポピパより人気があるわけだよね。というか、最近の迷走しているAldiousよりも遥かにガールズ・メタルな音楽を演っているように感じるな…。


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