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NHK BSで見られなくなったスーパーボウル
NBAオールスターがNHK BSでもWOWOWでも見られなくなって久しいが、スーパーボウルもNHK BSでやらなくなってしまった…。
まぁ、日テレジータスでは生中継してくれたので、完全にテレビ放送から排除されたNBAオールスターよりはマシだけれどね。
今回はポリコレの影響で本国でも放送はされなかったけれど、それ以前からゴールデン・グローブ賞授賞式の生中継はいつの間にか日本のテレビ放送では見られなくなっている。
また、アメリカン・ミュージック・アワードなんかは年末にNHK BSで録画放送されるのがデフォルトになり、生中継なんてされなくなってしまった。
MTVのVMAだって、MTV Japanという“日本支社”があるのにもかかわらず、生中継されないことの方が多い(たまに、字幕翻訳なしで生中継される年もあるが)。
個人的には海外エンタメに興味を持たなくなった=内向きになった=ネトウヨ思想とリンクしつつある日本人の嗜好・志向・思考には思うところもある。世界中の人々が話題にしているものに日本人が興味を持たないということは、日本人が世界から取り残されているということでもあるしね。
だからと言って地上波で生中継しろとまでは言わない。でも、BSでもCSでもいいからテレビ放送で生中継して欲しいとは思うかな。
結局、日本人の多くが興味を持たないものには金(放送権料)を出せないから放送しないってことだからね。
それで、少数なコアなファンに大量出費させるだけでペイできる配信系がその放送権を奪っていくってことなんだろうね。
そのうち、アカデミー賞とかグラミー賞の授賞式もWOWOWで見られなくなるんじゃないのかな?
WOWOWが海外エンタメの授賞式を中継する際に、現地のCMタイムを埋める日本側のリポーターとかにジャニーズなんかを起用するのって、結局、日本人が海外エンタメに興味を持たないから話題作りでやっていることだしね。少しでも支払った放送権料に見合うくらいの話題になるためには、海外エンタメに興味がないジャニオタに出費させるしかないってことだからね。
でも、このやり方は本来の海外エンタメのファンには不評だから、諸刃の剣になる恐れだってある。
その隙をつかれて、WOWOWが出せないレベルの放送権料を配信系が提示したら、そっちに放送権が移る可能性だってある。
個人的には、現在、NetflixとHulu、それに純粋な配信サービスではないが、Amazonプライムと3つの配信サービスと契約しているが(ネットでも見られるWOWOWをカウントすると4つになる)、これ以上増やすのは財政的には厳しいので、仮にWOWOWを含むテレビ放送でグラミー賞やアカデミー賞の授賞式の生中継がされなくなり、ネトフリでもHuluでもアマプラでもないサービスで配信となったら、そのためにわざわざ契約するかといったら、しないと思うしね。
何というか、日本の放送局も視聴者も貧しくなっているってことなのかな?
ところで、通常、スーパーボウルは冬季五輪開催年は五輪開催期間をずらして通常よりはやい時期に開催するのに、今年は北京五輪開催中に実施したことに驚いた…。
NBAオールスターは毎回、無視して期間中にやっているけれど(今回は五輪閉会式の日に開催なので、時差を考えると珍しくかぶっていない)、スーパーボウルは避けていたので驚きだ。
それだけ、中国の都合になんか合わせてたまるかという気持ちがあるってことなのかな?
まぁ、グラミー賞やアカデミー賞はいつもの冬季五輪開催年と同様に、北京五輪開催期間と重ならないように日程をずらしたけれどね。
アカデミー賞は例年より遅くしたし、グラミー賞は当初は前倒しする予定だったけれど、オミクロン株の感染拡大を受けて、結局、アカデミー賞同様、例年より遅くすることになった。
それにしても今回のスーパーボウルのハーフタイム・ショーの面子はすごいな…。ヒップホップ(ヒップホップ・ソウルを含む)界の大物が勢揃いだからね。要はヒップホップ版アベンジャーズってところかな。
面子は以下の通り。
ドクター・ドレー(56)
※週内には57歳になる
メアリー・J.ブライジ(51)
スヌープ・ドッグ(50)
※MJBと同じ1971年生まれではあるが、日本式の学年にあてはめると1学年下になる。自分とはタメ
エミネム(49)
ケンドリック・ラマー(34)
何か、ケンドリック・ラマーが小僧、若造に見えるラインナップだな…。
ケンドリック以外アラフィフだしね。といか、ドレーはアラ還か…。
というか、この5人に含まれていないが、50セント(46)も出てきたぞ…。
四捨五入すれば、この人も50代だけれど。
とりあえず、去年、脳動脈瘤損傷で搬送されたドレーが元気にパフォーマンスしているところが見られて良かった。しっかりとラップしているしね。
MJBに貫禄が出ていたのは以前から知っていたので違和感はなかったが、50セントは最初、コメディアンか何かがパロディでやっているのかと思ってしまったほどだ。いきなり、太ったオッサンが“In Da Club”のMVの逆さ吊りを再現して出てきたらパロディだと思ってしまうが、本人だったとはね…。
そう考えると、体型がほとんど変わらないスヌープってすごいな…。
エミネムはそこまで貫禄は出ていないが、やっぱり、オッサン感はするしね。
それにしても、1999年リリースのドレーのアルバム『2001』からの3大ヒット、全てをやるとは思わなかった。
まぁ、“Still D.R.E.”と“The Next Episode”ではスヌープ、“Forgot About Dre”ではエミネムをフィーチャーしているから、この面子ならやってもおかしくはないんだけれどね。
ちなみに、“The Next Episode”は、新庄が現役時代に登場曲にしていたこともあって、洋楽に興味がない日本のスポーツファンにも耳なじみの曲だったりする。
そして、ロサンゼルス開催ということもあって、ドレーがフィーチャーされている2パックの“California Love”までやってくれたのはサイコーだった!この曲を聞いて泣くとは思わなかった…。
よく考えたら、50セントを含めた6人全てが全米ナンバー1 ヒットを放っているってすごいな…。
ところで、ラムズのクーパー・カップがMVPに選ばれたけれど、彼の名前が連呼されるとアイスが食べたくなるよね…。