AiVER.1st anniversary 1st ONEMAN LIVE「VERSiON-UP.」

2024年4月11日 10:06

この1stワンマンを前にプチ炎上みたいなものがあったので、正直なところ、参戦するにあたって若干の不安があったのは事実だ。

ワンマンを前にメンバーが卒業を発表するのは仕方ないと思う。ワンマンまで悲しい話題・ネガティブな話題は伝えて欲しくないというファン心理も分からないでもないが、今回卒業するうりちゃん（にょんさん）の卒業公演が4月25日とアナウンスされたので、契約期間のことを考えればこのタイミングで告知せざるを得ないと思うし、ワンマンでいきなり半月後に卒業ですと言われるよりかはマシだと思う。

ただ、ワンマンを前にグループが現在の運営を離れることを告知したことに対して批判していた人たちの気持ちに関してはかなり同情したくなった。これも、おそらくは契約期間の問題なのだろうが、これは、うりちゃんの卒業公演の終了後でも良かった気もする。悲しい話題はまとめてやってしまえばいいわけだしね。

こうした“不穏な”動きの前兆は言われてみればあったと思う。デビュー2年目を迎えるタイミングでこれまでのポイントカードをリセットするというのはよく分からなかったしね。チェキ価格を大幅値上げするなど今までとレギュレーションを大きく変えるのであればポイントカードのシステムを変更すのは分かるがそうでもないようだし…。

また、ワンマン直前のタイミングで、物販限定販売のCDを値下げ販売＝在庫整理するのも謎だった。ワンマンには、招待されて初めて彼女たちのライブを見に来る人だっているし、メンバーの卒業公演となれば久しぶりに見る人だっている。

そういう人たちが“AiVER.の曲っていいじゃん！CDを売っているなら買ってみようかな”と思うわけだから、需要が見込めるものを在庫整理して叩き売りするのは謎だなと思った。

こういう動向を見れば、メンバーだけでなく運営サイドも体制に変化があるのだろうな、最悪の場合は活動休止or解散の準備だろうなと誰もが思うだろう。

そんなわけで、AiVER.はうりちゃんの卒業公演にあわせて現体制終了となるのみならず、現在の運営を離れて5月から活動すると発表した。

当然、この声明を批判するファンも現れた。ワンマンや卒業公演を前に言うことではないと思ったのだろう。

ワンマンや卒業公演が現在の運営にとって残務処理になってしまうわけだから、何か問題があれば、どうせ辞めるから適当な仕事をしたんでしょと思われてしまう。一般の職場なら今の会社や同僚に腹が立つから引き継ぎなんてしない、最後の仕事も全力を出さないというのは理解できる。でも、入場料を取って行うエンタメの場ではそういうのは通じない。
だから、批判の声が出てしまった。メンバーが配信やSNSで弁明に追い込まれたのも仕方ないかなとは思う。おそらく、そうした批判的な意見もあったから、今回のワンマンでは今後の体制についてははっきりとアナウンスしなかったのだろう。

一方、現体制終了予定日から間もない来月上旬には@JAM EXPO出場をかけた予選的扱いのライブに出演することが決まっている。なので、決して新体制は暗雲が立ち込めるようなものではない。

おそらく、この話はうりちゃんの卒業や運営体制の変更が決まる前から水面下で進んでいたのだろう（憶測ばかりですみません）。

というわけで、彼女たちが、現在の運営が、何をやりたいのかを確認する意味も込めてワンマンに参戦した。まぁ、ここ最近の色々が発覚するだいぶ前にチケットは取っていたけれどね。

でも、これまでダラダラと書いてきた不安なんてどうでもいいやと思うくらいライブの内容は良かった。

いわゆる地下アイドルのワンマン、特にデビューして1年程度のグループだと、1時間かそこらで終わってしまうライブも多いが、本公演はたっぷりと1時間半もやっていたし、AKBグループとかイコノイジョイのライブでよくやるソロコーナーやユニットコーナーもあってたっぷりと楽しめた。
こころちゃんが、HKT48“桜、みんなで食べた”をカバーしていてちょっと驚いた。個人的にはHKT楽曲で一番好きな曲だしね。