見出し画像

シャドーハウス-2nd Season-

先週見た第12話が2期の最終回だったという衝撃の事実を今週のラテ欄を見て知った…。
Cパートが特報みたいな感じにはなっていたし、言われてみれば、いつものサブタイトルの文字だけ出して鬼頭明里がその文言を読み上げるだけの予告もなかったし、提供ベースも黒味だった。
でも、それは次回の最終回を煽るための演出だと思っていたんだよね。

それは、1期が全13話構成だったから2期もそうだろうと思い込んでいたというのもあるが、何よりも第12話本編(Cパート除く)がクリフハンガー状態で終わっていたからだ。
それに、クリフハンガー状態で最終回を迎えたとしても、“ご視聴ありがとうございます”みたいなメッセージ付きのエンドカードが出ることも多いし、“3期制作決定”とか“劇場版制作決定”みたいな告知が出ることもある。そうしたお知らせが一切なかったので、まだ、最終回は迎えていないと思ってしまった。

というか、ツイッターで検索すると、自分以外にも先週放送したものが最終回だとは気付かなかったという人は結構いたようだ。

やっぱり、そう思うのって、2期が1期に比べると盛り上がりに欠けるというのもあると思うんだよね。確かにエドワードの正体など1期終了時点では謎だったことも明確にされたし、コーヒーによる洗脳の恐ろしさというのも1期以上に強調されていた。また、主要キャラの自死など衝撃的な展開もあったし、新たな謎も提示された。
でも、全体としては、1期に比べるとそんなに面白くないという印象しか持てなかった。
これは、同じく今夏に2期が放送された「彼女、お借りします」にも言えることだったが。

結局、最近のアニメというのは、連続して1年間とか2年間とか放送されるものはほとんどない。
1クール放送して、しばらくしたら、また1クール放送。そして、これが好評だったらさらに1クール(以下略)というパターンのものが多い。
だから、原作から12〜13話程度で収まる区切りの良い部分を切り出すことになる。その結果、「シャドーハウス」や「かのかり」のように、2期が3期に向けた長〜い予告編みたいな内容になってしまうこともあるってことなんだろうね。

1年間通しての放送なら、話の面白さやストーリー展開のスピードに合わせて、第1部全13話、第2部全5話、第3部全19話(以下略)みたいな割り振りもできるが、1クールずつ分割して放送すると期ごとにエピソード数を12〜13話程度にしないといけないから、作品によっては原作の展開が緩やかな部分で丸々1クールを費やすケースも出てくるって感じなのかな?
とはいえ、原作の停滞している部分をすっ飛ばして、展開が早まるところから2期をやったら、それはそれで、唐突になってしまい、1期と話がつながらなくなってしまうからそれもできないって感じなんだろうね。

「かのかり」2期では4人のヒロインのうち、2人の存在が薄くなっていたが、「シャドーハウス」に関して言えば、生き人形側の主役であるエミリ子の出番が1期より減ったようにも感じた。というか、ショーンやルウといった同期の出番も減った気がする。

そうした主要キャラの活躍が足りないところが「かのかり」や「シャドーハウス」2期が物足りないと感じる理由なのかな?

それにしても、ReoNaによるオープニング曲“シャル・ウィ・ダンス?”にはビックリしたね!歌詞にはReoNa楽曲らしいダークな面もあるけれど、曲調は本当にReoNaの曲なの?って言いたくなるほと明るいからね。1期のエンディング曲“ないない”は普段のReoNaのダーク路線だったけれど、この明るいReoNaもいいよねって思った。

あと、エンディングのClariS“Masquerade”もなかなかの良曲。一時期のClariSは「マギレコ」関連曲以外は停滞気味な感じだったけれど、この曲や一つ前のシングル“ALIVE”で完全に復活したと言っていいと思うし、この2曲で見せた踊るClariS路線というのも悪くないと思う。

いいなと思ったら応援しよう!