なつめ公園再整備工事説明会 1回目
墨田区東向島のなつめ公園の再整備工事が始まったのは7月18日だ。
なのに、周辺住民への説明会が開かれたのは9月4日だ(6日にも開催予定)。1ヵ月半も経っている。というか、普通は大規模な工事が行われる際の住民説明会というのは工事が始まる前に行うものだ。
説明会の冒頭、墨田区役所の担当者がテレビニュースやワイドショーでよく見る平謝りをしていたが、そんなので住民の怒りはおさまらないと思う。そもそも、今回の説明会も住民側から“どうなってんだ?”という苦情が相次ぎ慌てて開催したもののようだし…。
もしかすると、墨田区役所は町会とか子ども会にだけ説明すればいいと思っていたのではないか?町会や子ども会に伝えれば周辺住民全員に周知できるという古い考えだからこうなるんだよ。
今はマンション住まい、新興の建て売り住居居住者など町会に属していない世帯も増えている。また、結婚していない人や結婚していても子どものいない夫婦だっていくらでもいる。孫と一緒に住んでいない高齢者も多い。墨田区役所の連中はいまだに3世代同居がノーマルで各世帯に小中学校や幼稚園・保育園に通う子どもや孫がいると思っているのでは?同席していた町会関係者が自民の区議からの伝言をしきりに強調していたが、自民の古くさい家族観が墨田区役所に蔓延しているんだろうね。
そして、今回の再整備計画を練るにあたり、何を残し何を作るかというアンケートを数年前に投函しそれに答えてもらったというが、説明会出席者のほとんどがそんな書類は受け取っていないとその場で怒りの声をあらわにした。
おそらく、墨田区役所は町会に丸投げしたのでは?そして、町会は町会員である昔からの住民にしかそれを配らなかった。町会の連中は町会員でないマンションや新興建て売り住居の住民は住民と思っていないところがあるからね。
しかも、そのごく一部にしか配られなかったアンケート用紙のうち有効回答数はたったの19だという。そんな19人(世帯)の意見で税金が大量に投入される公共工事の設計図が決められていいのか?というか、これって、自民の息のかかった町会の連中の意見だけなのでは?
そもそも、何故、京成バラ園が墨田区東向島の公園の再整備工事を担うのかも意味不明だ。中抜き案件と言われても仕方ないのでは?再整備計画もかなり杜撰だしね。
公園にやってくる子どもや親子連れの多くは自転車でやって来るのに駐輪場がない。
誰もが憩える公園にすると言っておきながらベンチの数が今よりも減っている。
環境保護意識の高い住民が仕切りに伐採する樹木が多いことを批判していたが、これも京成バラ園を儲けさせるためでは?
また、複数ある公園のうち一つはマンション1階住民と一軒家1棟の出入口と接しているが、この通路の工事が始まったら出入りできなくなるよね。
さらに、現在は園内の街頭が撤去された状態になっていて周辺は夜になると真っ暗で危ない。
勿論、テレビを通常より5段階ほど音量を上げても3分の1くらいは聞き取れないほどの轟音で工事するのは迷惑でしかない。
これらの問題に関しては持ち帰って考慮するみたいなことを言っていたが、おそらく、区役所の人間の口調から判断すると、意見を募ったフリで計画を変える気はないようにも思える。
結局、公園と隣接して住んでいない町会の連中が自民の区議の言いなりになって公共工事をしているようにしか見えない。既に動いてしまえば、もう中止や延期はしないという、ここ最近の国政の自民の悪い癖が区政でも再現されているといったところだろうか。
そもそも、7ヵ月半もの期間にわたって工事は行われるのに、この間、園内の全てのエリアを封鎖するというのも意味不明だ。新興住民には環境保護など意識高い系の連中がいるから、そういう人たちに反対運動させないために封鎖しているのでは。本当、いかにも自民なやり方だね。
まぁ、なつめ公園の再整備工事自体は必要だとは思う。
公園と周辺住居の間にあったブロック塀は壊れていたし、朽ちている樹木もあった。大雨の時の治水対策にも難があった。
また、治安も悪化していた。子どもや親子連れのやることを注意した人は子ども嫌いの老害扱いされるという風潮を利用して暴徒のように園内で暴れまくっているガキどもがいた。こいつらがブロック塀や樹木の劣化を招いたのも事実だ。ブロック塀の上に集団で乗ったり枝を折ったりしていたからね。
それから、酒類の空き缶やコンビニ弁当の容器などが放置されたり、周辺で工事をしている連中が園内で喫煙し、吸い殻をポイ捨てすることも多かった。
だから、なるべく、ガキどもが園内で暴れたりできないようにするためにレイアウトを変えるのだろうし、ベンチを減らせば長居するのも減るから空き缶や弁当容器、吸い殻の被害も減るという発想なんだとは思う。
でも、何が必要で何が不要かは事前に住民からきちんと意見を募るべきだったね。町会の連中は町会員なら自分の言いなりになるから勝手に進めようとしたんだろうね。連中には非町会員の住民が存在することを認識できていないようだからね。でも、今回、そうした住民たちからの苦情が区役所に相次いだから、説明会を開かざるを得なくなったって感じかな。
なつめ公園の再整備工事が突然決まったのって、おそらく、新型コロナの扱いが5類に引き下げられたことにより、他の自治体やマスコミからマンセーされるようなコロナ・ワクチン対策に回していた費用が使えるようになったことが大きいのではないかと思う。
春の墨田区議選でこれまで墨田区では影響力のほとんどなかった維新や国民が力を持つようになった。その一方で、自民・樋口や共産・高柳のような根回しが得意な高齢議員が揃って落選してしまった。これにより、区議会のパワーバランスが崩れ、コロナ対策よりかは維新や国民を支持する新興住民に媚びて、公園整備に金を回すようになったのではないかと思えて仕方ない。
ちなみに、おそらく反映する気はほとんどないだろうが質疑応答タイムも一応設けられていた。
質問や意見の多さは
先述した環境運動家かぶれ 3割
自分 3割
その他 4割
といったところだろうか。結局、役所の矛盾点を追及できる能力があるのはパヨクかメディア関係者ってことになるのかな。
まぁ、環境保護かぶれのおっさんの主張はピントがずれまくりだったけれどね。
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