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同門対決の結果に思うこと

指原莉乃プロデュースの≠MEの最新CDシングル“アンチコンフィチュール”と、彼女がかつてプレーイングマネージャーとして所属していたHKT48の“バケツを被れ!”が同じ12月20日にリリースされた。

この同門対決を制したのはノイミーでオリコンのシングルランキングで初登場首位となった。



“アンチコンフィチュール”は正直なところ、ドルオタが好むタイプの曲ではない(クオリティは高いと思うが)。コール・MIXの類をぶちこむのは難しいし、クラップやオーイング、ケチャなんかをやるのにも向いていない。

一方、“バケツを被れ!”は平均的なAKBグループアイドルの楽曲といった感じだ。まぁ、CDやサブスクで聞くと物足りないが、ライブで聞けばそこそこ楽しめるといったところだろうか。

ノイミーに関しては、最近、菅波美玲の恋愛スキャンダル、いわゆる、“テキーラうぇーい!”騒動があったし、こちらは運営側がはっきりと否定したが、みるてんのつながり疑惑も囁かれたりもした。

一方のHKTはこのシングルが、現在のグループで最も人気・知名度があるみくりんのラストシングルとなる。

これまでのドルオタ的感覚でいけば、どう考えても、主要メンバーのラストシングルのHKT>非オタ向き楽曲でスキャンダルも報じられたばかりのノイミーとなるはずだがそうはならなかった。それだけ、メンバーの恋愛スキャンダルを気にしない女性ファンや男でも非オタのファンがノイミーには増えているということなのだろう。

まぁ、HKTに関しては、みくりんのラストシングルなのにセンターがみくりんではない。さしさんや奈子の時はセンター曲で見送ったのに、みくりんではやらないのか?最後まで、HKT運営は功労者のみくりんに対して冷たい仕打ちだよねという怒りの声も込めてCDの大量買いをやめた人もいるのかも知れないが。つまり、オウンゴールで負けてしまったという感じかな。

そして、最近のアイドル業界を見ていると、指原系アイドルもそうだけれど、女子受け、非オタ受けの良いグループに勢いがあるようだ。

日本レコード大賞新人賞に入ったFRUITS ZIPPERのファンのライブ現場での行動パターンはドルオタというよりかは、一般の邦楽ライブにやって来る人に近い。ふるっぱーほど極端ではないが、高嶺のなでしこ、#ババババンビといったあたりもそれに近い感じだ。
iLiFE!は今のところ、従来の半地下オタクも多いけれど、このまま、女子人気が続いていくと、どこかで、従来のオタを切り捨てていかざるを得ないのではないかと思う。

指原系、秋元系という天空のみならず、ふるっぱーなどの半地下アイドルでも女子受け、非オタ受けというのがキーワードになっているのだろう。

既に声優・アニソン界隈では腐女子がシーンをリードするようになって久しいが、その女性ファン優位の動きが女性アイドル界隈でも本格化してきたという感じなのかな。おそらく、従来のドルオタはどんどん、地下に流れていくと思う。自分もそうだしね。

今回のHKTの敗退は長年言われていたAKBグループの終わりがいよいよ本格化したという感じだろうか。

AKB本店はスリム化を進めていて卒業ラッシュとなっている(来年卒業予定の者も含む)。その中には柏木由紀や本田仁美といった非オタでも知っているようなメンバーも含まれている。

ここまで極端に人数は多くはないものの、姉妹グループの方はもっと深刻な事態となっている。

それは秋元系アイドルのオタクでなくても知っている主力が卒業するからだ。

SKEは既に知名度の高いメンバーは不在状態になっているが、他のグループも同じような状況になりそうだ。

NNBは渋谷凪咲、HKTはなこみく、あおいたん、なっぴ、NGTはりか姫(来年には本間日陽も卒業)、STUはゆみりん(来年には沖侑果、今村美月も卒業)といった具合だ。

人気・知名度・実力のあるメンバーがこぞっていなくなるのだから、まぁ、グループ自体の人気の低下も避けられないかなとは思う。熱心なファンは新しいメンバーも逸材揃いだと言うけれど、これは仕方ないよね。
AKBグループにしろ、坂道シリーズにしろ、指原系にしろ、女子人気、若い男に人気というのをアピールしたいがために、オーバー30の男のドルオタを遠ざける戦略を取ってきたんだから、こうした客寄せになるメンバーがいなくなって人気が低下しても自業自得としか思えないかな。

とりあえず、AKBとNGT、SKEとNMB、HKTとSTUといった距離的に近いグループは統合してもいいのではとも思う。何なら東日本と西日本の2グループでもいいのでは(SKEより東とNMBより西でグループわけ)。



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