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エスパーX探偵社 〜さよならのさがしもの〜

でんぱ組.incのぺろりん先生こと鹿目凛が出ているということで本作を見ることにした。
どう考えても低予算だし、いかにもシネマ・ロサで1日1回だけ上映されるようなタイプの作品だし、どうせ、ぺろりん先生の出番も少ないだろうと思っていたので、そんなに期待せずに見ることにした。

かなりご都合主義っぽいところは多いなと思った。たとえば、他人に化けられる超能力を持った人物と探偵の主人公のやり取りは明らかにおかしい。この能力者は刑事や女性に扮して探偵に捜査をさせていたけれど、探偵が刑事や女性と連絡したらバレるよね?

それから、ぺろりん先生の出番は予想を遥かに上回るレベルで少なかった。終盤にちょこっと出てきただけだった。その程度の役で舞台挨拶をやるというのは、なかなかチャレンジングだなと思った。まぁ、確実にファンが来てくれるからなんだろうけれどね。

あと、せっかく、下町を舞台にしているのに時々、スカイツリーが映ることともんじゃを食べているシーンがちょくちょく出てくること、それから、ネイティブ都民にとってはウザい存在でしかない浅草の人力車の連中が出てくることを除けば下町要素はかなり薄い作品だなとは思った。

でも、人力車の連中のチャラい感じはちゃんと描かれていたとは思う。

そういえば、人力車の連中って、選球眼はしっかりしているよね。コロナ禍に入って間もない頃はなりふり構わずな時もあったけれど、基本、連中はネイティブ都民には声をかけないからね。まぁ、歩くスピードで一発でネイティブか田舎者かはバレてしまうけれどね。
それにネイティブはあんなものを利用する意味なんてないと思っているしね。浅草近辺くらい自分の足で歩けるからね。
だから、人力車の連中は歩くのが苦手で簡単に騙せる田舎者のみに声をかけているんだろうね。

話を戻すが、安っぽい深夜ドラマっぽいテイストではあったけれど、その緩い感じはそれはそれで面白いと思った。下町ヤンキーみたいな超能力女子2人組とか面白いキャラもいたし、ぺろりん先生が演じた鼻のきく能力者の活躍ももっと見たいと思ったし、是非、続編を作って欲しいなと思った。

それにしても舞台挨拶でぺろりん先生を見たが、自分は3列目だったけれど、自分の視線のほぼ真っ直ぐのところに先生がいたので、ずっと、彼女の不思議なかわいさを見ることができてしまった。なのでかなり満足できた。何故か犬のぬいぐるみを引き連れての登場というのも不思議キャラのぺろりん先生らしいなと思った。最近、でんぱ組に対する興味が薄れつつあったけれど、間近でぺろりん先生を見たおかげで、若干、でんぱ組に対する熱が上昇したような気がする。


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