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Twinkle☆Stars×桜色Standard ツーマンライブ
予想通り、サクスタパート、トゥイスタパートがそれぞれあった後に持ち曲を入れ替えたカバーコーナーやメンバーをシャッフルしたコラボコーナーがあるという構成のセットリストだった。
カバー及びコラボコーナーではそれぞれの衣装を交換してパフォーマンスした。
サクスタは全員が同じ仕様の衣装だからトゥイスタのメンバーが誰の衣装を着るのかといったことを予想する楽しみはないかも知れないが、トゥイスタはメンバーカラーに合わせた衣装になっているので、サクスタのメンバーがどの色の衣装を着るのかを予想するのは結構楽しかった。
当たったのはあむぴがゆいゆいの赤というのくらいかな…。
まぁ、くるみんが黄色、ななみんがオレンジと現在は担当メンバーがいないカラーで登場するとは思わなかったが。
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くるみんがサクスタ加入前にトゥイスタのオーディションを受けていたという話を以前に聞いていたので、トゥイスタ楽曲を披露したり、トゥイスタメンバーとコラボしたりした今回のツーマンはなかなか胸熱なものだったと思う。
そう言えば、今回のサクスタメンバーの歌唱はいつもよりも力強く聞こえた。気合いが入りまくりだったのだろうか。
そして、今回は自分のオタク歴で初めて、メンバーに花束贈呈をする役割を担った。トゥイスタ、サクスタ合わせて12人メンバーがいるので、贈呈役のオタクも12人必要とのことで任命された。自分はトゥイスタ・ねるこの担当だった。ねるこによると、物販中に、いわゆる“ちょっと待った!”の掛け声でオタクからプレゼントをもらうのはこれが初めてだったらしい。
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でも、今回のツーマンにおける最大のトピックはトゥイスタが来年末のワンマンで、サクスタが来秋のワンマンで解散すると発表されたことだ。
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今回、初めてトゥイスタとサクスタのツーマンが開催された上に来月のサクスタメンバーの生誕祭も事実上のサクスタとトゥイスタのツーマンで開催される。今後は事務所主催の公演を定期的に行っていくのかなと思ったりもしたので、解散の発表は驚きでしかなかった。
また、トゥイスタは@JAM EXPO出演の判断材料となった@JAM PARTYで好動員を記録し、本選でもインパクトを残せただけに(何しろ、でんぱ組.incの直前の出番のステージもあったからね)、何故、解散するのかと思ってしまうのも正直なところだ。
勿論、今思い起こせば予兆はあったと思う。
今回のライブでは解散発表後にトゥイスタの新曲が披露された。事前にこれまでのレパートリーとはかなり趣の異なるタイプの楽曲であることを告知していたが、それは解散を意識して作られた楽曲だったということなのだろう。あくまで推察だが。
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そして、推察ついでに言えば、サクスタに関しては分からないが、トゥイスタについてはアイドル人生をここで終えようとしているメンバーが何人かいると聞いたことがあるので、10周年イヤーの来年で終わるのがきれいな終わり方と判断したのではないだろうかと考えてしまった。
ただ、トゥイスタ、サクスタの解散に伴い、事務所のT.S.Pがどうなるのかの告知はなかった。
仮に事務所が存続するとしても、トゥイスタはなぎPを中心とした現在のベテラン組のイメージが強いからメンバー総取り替えによる現体制終了なんていう他の事務所がやっているような姑息な手段は取りたくなかったのだろう。
サクスタもトゥイスタのなぎPのプロデュースだから必然的に、彼女が辞めるなら解散という流れになったのだろうか。
現在のサクスタのラインナップは3年弱の活動期間の中でパフォーマンス面で最も安定していると思う。それだけに解散は残念で仕方ない。
姑息な手段と言えば、最近、多くのアイドル運営が物価高やインボイス、直近では落ち着いたようだが、チェキフィルム不足といった理由でチェキ券を値上げしている。
大口叩いている9時間1500円の運営が何かにつけて、チェキを撮りに来ないオタク、撮りに来ても1〜2枚で帰るオタクの悪口ばかり言っているのはどう考えても収入が苦しいからだ。面倒なので、未使用のチェキ券(有料)やファストパスを処分してしまった。口ではうちは儲かっているみたいなことを言っているが、だったら、ころころとレギュレーションを変える必要も値上げする必要もない。強気のフリをしているだけで実際は色々と大変なんだと思う。他の事務所よりメンバーへのバック率が高いらしいし、そのおかげで下世話なこともできているのだから、そりゃ、オタクの財布のヒモがちょっときつく縛られただけでも影響を受けるよね。
こうしたビッグマウス系、炎上系に限らず、穏やかな運営だって、チェキ券を値上げしたり、ポイントカードのレギュレーションを厳しくしたりしている。
でも、トゥイスタはトーク時間を減らすだけでチェキ券自体の値上げはしなかった。サクスタに関してはトーク時間も減らさなかった。値上げが客離れにつながると分かっているからなんだと思う。
サイン・トーク付きチェキ券が2000円のところで、ライブは盛り上がっているのに物販は閑古鳥が鳴いているところって結構あるからね。
トータルで考えたら、それなりの値段で抑えた方が売り上げを維持できるという判断なのだろう。
まぁ、T.S.Pがオタクに対して他の事務所より優しすぎるというのもあるから、こういう良心的なサービスになっているのだろう。
そして、オタク自体も他の界隈のオタクに比べて良心的だ。酒癖の悪いのや、セクハラっぽい言動をするのはいるが、厄介とまで言えるのはいないし、何より最前管理がいないというのはすごいと思う。
ライブアイドル・地下アイドル界隈でこんなに居心地の良いところってないからね。
何しろ、もう一つの主現場と言っていいような現場のグループのメンバーが、“あっちにばかり行っている”と嫉妬するくらいだからね…。
そんな、超平和な現場がなくなるというのは寂しいな…。もう一つの現場も平和ではあるが、なんだかんだでオタク間のヒエラルキーが結構あるから、オタク同士の飲食の場に参加することもまずないしね…。
最近は物販芸人のみの時もカウントすれば7〜8割くらいのペースでT.S.Pの現場に参戦していて、その日の入場特典がなんだかも、いつ届いたかもよく分からないくらいになっていたし、月に数回はオタク同士の飲み会に参加していて、ほぼ日常生活の一部と化していたから、現時点では感情の整理が追いつかないというのが本音かな。
グループによっては、1ヵ月前とか数週間前とかに、解散・現体制終了、卒業・脱退なんてのを発表するのでスケジュールの調整も何もできないなんてことも多い。
それに比べれば、解散までトゥイスタは1年、サクスタは秋だから9〜10ヵ月くらいの準備期間がある。確かにこの間、常に終わりを意識してライブや物販に参加しなくてはならないのは複雑な感情ではある。でも、カットアウトよりはフェードアウトの方が精神的な負担は少ないのかな。
まぁ、たかみなの2014年の年末に卒業発表→2016年春の卒業。BiSHの2021年の年末に解散発表→2023年初夏の解散。なんてのに比べれば、トゥイスタの解散まで1年、サクスタの10ヵ月くらいというのは告知期間は短い方か…。
クソ自民党政権が物価高に苦しむ国民を全く救おうとしないし、母親のXデーは確実に近付いているから、財源的にもスケジュール的にもいずれはオタ活を縮小しなければならないという現実がある。
今回の解散発表はそのタイミングを決める機会を与えてもらったと好意的にに取ることもできるのかな…。
とりあえず、アイドルにしろアニメしろ、オタクにはネトウヨが多いから自民党批判につながるインボイス批判がしにくい風潮があるけれど、ここ最近のオタク界隈の経済的なネガティブ系の話題って多かれ少なかれ、インボイス導入の悪影響はあったと思うんだよね。もっと、それははっきり言った方がいいと思う。