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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル

平野紫耀と橋本環奈といえば、声のせいで実力以上に演技が下手に見えてしまう若手俳優の代表格だと思う。
前作を見た時には、そうした2人を共演させるというのは、なかなか意地悪なキャスティングだなと思ったほどだ。

ところで、2019年は4本、2020年はコロナ禍に突入したにもかかわらず5本もハシカン出演映画が公開されたが(そして、何故か全て映画館で見ている…)、2021年はコレが初めてのハシカン映画だということに驚いた。

まぁ、ハシカン映画って学園ものか、そうでなければ、「銀魂」や「キングダム」、「新解釈・三國志」みたいな歴史モノ(一応…)など、大勢のキャストでワイワイガヤガヤするタイプのものが多いから、コロナ禍ではそういう作品の撮影機会が減っているってことなんだろうね。

ハシカンがアイドルグループのメンバーだったってことを知らない人も多いかもしれないが、そろそろ、ハシカンもいかにもアイドル的人気のある若手女優が出るようなタイプの作品だけでなく、ドラマ性を重視した作品や社会派の作品にも進出すべきだとは思うかな。
まぁ、あの声と体型、酒飲みキャラだと難しいか…。

それにしても、前作を見た時にも思ったが、今回もデタラメな作品だったな…。

前作でもやっていた、やたらとテロップが出てくるバラエティ的演出とか、佐藤二朗演じるキャラに作中で“自分は本作のナレーションを担当している”と言わせるメタな要素とか全然面白くないんだけれどね。

それから、これも前作でもそうだったが、下ネタがやたらと多いのは、観客のほとんどがジャニオタ=女性ってことを考えると、どうなんだろうって気がするな。

そして、オッさんホイホイ的なネタが多いのもどうかと思う。こちらも、またまた前作でもそういう要素はあったが、今回も村西とおるとか、ラッツ&スターとか、そういうネタをぶち込んでいたし…。

ジャニオタでもキムタクとか嵐あたりのファンを対象にしているならいいけれど、本作は若者が多いキンプリのファン向けの作品なわけでしょ?なんだかなって思うな。

あと、これまた、前作でもそうだった要素だが、相変わらず、生徒と学生の違いを理解していないよね。
生徒会を描いた作品なのに、高校生のことを“学生”と呼んでいるシーンがあるのはおかしいでしょ!生徒会の意味を理解せず、記号として描いているから、高校生を“学生”って呼んだりするんだよ。

かと思えば、大学に進学したシーンでは学内に生徒会があるのもおかしい。
結局、生徒と学生の違いを理解していないで作品に描いているんだよ。
まぁ、英語ではどちらもstudentだから、小学生は児童、中高生は生徒、大学生は学生と呼び分けている日本のシステムがおかしいんだけれど、でも、日本ではそういうシステムなんだから、日本人が日本語で話す台詞はきちんと描こうよ!

そういえば、主人公らは海外留学することになるけれど、日本と海外では入学時期が違うんだから、日本の高校卒業時点では、海外の大学への入学って決まっていないのでは?
これは、「きんいろモザイク」の劇場版を見た時にも感じていただけれどね…。
まぁ、優秀な人材なので、日本の高校を卒業してからでも構わないので来てくれと言われているのだと解釈してはいるが…。

まぁ、ハシカンが可愛いから全て許せてしまうんだけれどね。

あと、福原遥って、あんなに可愛いかったっけ?石上じゃなくても、福原遥演じる先輩には惚れちゃうよね。

そういえば、石上といえば、過去に優等生ぶった悪党にハメられて処分された過去があるけれど、本当、彼には同情してしまった。彼がハメられてつけられた汚名を返上するシーンでは泣いてしまっしし…。

自分が高校の時に葛飾区議のクソ息子にハメられて悪者扱いされ、コイツにおべっか使ったクソ担任のせいで自分が停学寸前になったことに対する怒りは今でもおさまらないからね!

そして、その石上を救った応援団の団長を演じているのが板橋駿谷だが、このキャスティングって、彼が朝ドラ「なつぞら」で老け顔番長を演じていたことを意識しているよね?

ところで、エンドロールでは生徒会メンバー5人による主題歌のダンスパフォーマンス映像が流れていたが、よく考えたら、メンバー全員がアイドルか元アイドルなんだよな…。

平野紫耀はKing & Princeだし、橋本環奈は元・Rev. from DVLだし(そういえば、TOKYO IDOL FESTIVALで7年前に見たな…)、浅川梨奈は元・SUPER☆GiRLSだし、佐野勇斗は厳密にはアイドルではないのかも知れないが、ボーカルダンスユニット・M!LKのメンバーだし、今回から参入の影山優佳は日向坂46のメンバーだからね…。

ちなみに今回、自分は舞台挨拶のライブビューイング付きの上映回で鑑賞したが、観客の99%が女性、しかも、その圧倒的多数がU-30でビビってしまった…。

なんというか、女子更衣室に誤って入り込んでしまい、不審者として通報される男の気分だ…。

ジャニーズメンバー出演映画を見に行くと、毎回、肩身の狭い思いをするが、ここまで、居場所がなかった経験は初めてだね…。

そして、その舞台挨拶内で平野紫耀など登壇メンバーがやたらと、午前9時10分からの舞台挨拶が早すぎると言っていたことに驚いた。しかも、彼等の話だと登壇者だけでなく、舞台挨拶もしくはそのライブビューイングを見に行くファンも早すぎると感じているらしい。

午前9時のどこが早いんだ?

結局、家飲みなのか、迷惑な外飲みなのか、闇営業している飲食店での飲みなのか知らないが、芸能人にしろ一般人にしろ、週末は飲みまくっているから、午前9時には起きられないので、そんな時間に映画館へ行くのは早すぎるってことでは?

そりゃ、コロナの感染拡大はおさまらないわけだよね…。

まぁ、通常、この手の舞台挨拶のライブビューイング付きの上映って、本編上映終了後に行われることが多いのに今回は上映前だったからね…。

通常のそのパターンなら11時すぎくらいからの舞台挨拶になるから、2時間も前倒しだと早すぎると感じる気持ちは分からないでもないが、それはあくまで演者目線の話であって、ファンは違うと思うんだけれどね…。

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