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バンドリ! ガールズバンドパーティ! 5th Anniversary Animation -CiRCLE THANKS PARTY!-
バンドリというのは不思議なプロジェクトだ。
バンドものとかアイドルもののアニメやゲームには主人公を含むグループ以外にも、ライバルや先輩、後輩など複数のグループが登場する。でも、通常、一番人気となるのは主人公グループだ。
ところが、このバンドリはそうではない。主人公・香澄がギターボーカルを務めるPoppin'Party(ポピパ)よりも、クールなイメージでHR/HMよりの音楽をやるRoseliaの方が人気がある。Roseliaがメインの映画作品が作られているのは明らかにRoselia人気を反映したものだと思う。
同じブシロードのプロジェクトであるD4DJも主人公が所属するHappy Around!よりも他のユニットの方が人気が高いような雰囲気がある。
Merm4idと燐舞曲がメインとなるアニメの放送が発表されたのもそのような事情を反映しているのだと思う。
ブシロードとしては、主人公を中心にした王道の売り方というよりも、人気があるものをさらに伸ばすという極めてビジネス的な売り方をしているだけなのだとは思う。
まぁ、Roseliaとか燐舞曲は女子人気が高そうだしね。オタク文化に関しては、女子の方が最近は積極的に投資しているから、女子に媚びるのは、これまた、ビジネスとしては当然のやり方なんだとは思う。
そんな中、バンドリ! ガールズバンドパーティ!と称したプロジェクトの5周年を記念した2週連続のスペシャルアニメが放送された。
一応、ポピパを中心にストーリーは進行しているが、まぁ、典型的なオールスター顔見せ作品って感じかな。
2週連続のテレビ放送(+配信)よりも、映画館で一挙にイベント上映した方が良かったんじやないかなって気もする内容だった。
これまでに、各バンドが参加するフェスの演奏シーンを並べたバンドリのFILM LIVEと称した映画が2本公開されているけれど、これは、そうしたフェスが始まるまでの風景を中心にした作品って感じかな。FILM LIVEのフェスよりは規模は小さいけれど。
欲を言えば、サビ部分だけでもいいから、各バンド単体の演奏シーンを見せたうえで、最後に皆で一緒にコラボによる新曲披露みたいな構成の方が良かったのではないかと思う。まぁ、前後編合わせて40分ちょっとのテレビ放送でそこまで詰め込むのは無理だからね。
だから、尚更、劇場上映の方が良かったと思うんだよね。
それにしても、バンドリってCGアニメーションのはずなのに、止め画が多いよね。日本のアニメ業界って、金がないんだろうね。よく、こんなので、日本のアニメは世界最高とか言えるよね。
結局、アニオタも画の動きではなく、画のきれいさを求めているから、これで良しとなってしまうんだろうね。
※画像は公式HPより