なのに、千輝くんが甘すぎる。
また、キラキラ映画を見てしまった…。
自分が評価しやすいタイプの映画というのは、洋画ではコメディやアカデミー作品賞にノミネートされるような作品、音楽の使い方がうまい作品。邦画だとアニメ映画と青春映画となる。
ただし、青春映画というのはミニシアター公開や小規模公開の作品のことであり、キラキラ映画のことではない。
でも、キラキラ映画を見てしまうんだよね…。
基本的にはどれも同じような内容だし、大抵はクソ映画か、そうでなければツッコミどころしかない作品ばかりなのにね。
それから、本作もそうだけれど、ジャニーズメンバーが主演(大抵、女子キャラ目線でストーリーが展開するから主人公ではない。あくまでクレジット上がトップという意味での主演)のキラキラ映画って、ほとんどの作品がそのジャニーズメンバーの演技も酷い。本作もほめられたものではなかった。
でも見てしまうんだよね…。
まぁ、睡眠不足の時でも気軽に見られるし、可愛い女優も出ているしって感じで見てしまうんだろうね。
高校時代を思い出すってことはまずないと思う。
こうしたキラキラ映画の舞台は大抵、地方か郊外だから、自分のような23区内の都立高校に通っていた者には全く関係ない世界だしね。
あと、大抵、ツンツンしているイケメンがヒロインと結ばれて、いわゆる“いいひと”とか、オタクっぽい奴は捨て駒にされる展開も好きになれないんだよね。
本作では、ヒロインが好きになったオタクっぽいメガネ男子が性格の悪い奴として描かれていたが、本当、そういう描写って腹立つ。
それから、ビジュアル的にはイケメンにカテゴライズされるのだろうが、性格的には陰キャ寄りの“いいひと”男子をヒロインとツンデレイケメンの恋の当て馬にしていることにもムカついた。
まぁ、女性がキャッキャッ言いながら見るものだから、男が見れば不満だらけになるのは仕方ないのだろうが…。
鑑賞の動機となっている女優陣について語っておこう。
ヒロイン役の畑芽育の制服姿は申し訳ないが、AV女優や風俗嬢のコスプレにしか見えなかった。作中ではブスキャラ扱いされていたが、決してブスではない。というか可愛い。でも、私服姿のシーンを見れば分かるけれど高校生に見えないんだよね。
プロフィールを見ると、まだ20歳らしい。芸歴が長いせいなのか実年齢よりも年上に見えるんだよね。ぶっちゃけ、ミスキャスティングだと思う。
それから、陰キャ設定のはずなのに髪の色が明るすぎるのもリアリティがない。
莉子については、実は彼女が見たいというのが最大の鑑賞動機だったりもする。全ての出演作品を追っているわけではないが、学園ものに出ている時の彼女の雰囲気って結構好きなんだよね。可愛いし。演技はうまいとは思わないが…。
箭内夢菜は莉子に次ぐ鑑賞動機だったが、ほとんどモブキャラみたいな扱いだった。彼女の演技力を考えると無駄遣いとしか言えない。
「明日、私は誰かのカノジョ」の女子大生役なんて良かったけれどね。冴えないブス扱いだった女子がホストにはまり、軍資金を稼ぐために風俗嬢になるという話だが、風俗嬢になってからのビジュアルが実際にいそうな可愛い風俗嬢にしか見えなかったからね。日本の女優ってブスを演じても全然ブスに見えないのが多いけれど、ブスも可愛いもできる彼女はきちんと演技しているということだからね。
《追記》
MOVIX亀有で鑑賞。ここって本当、酷い映画館だよね。
本編終了後にお知らせ映像などを流しておきながら、エンドロール終了と同時にスタッフがスクリーン前に陣取って“清掃するからとっととどけ”ってわめいているからね。
そんなに清掃スケジュールに余裕がなく、とっとと客を追い出したいならお知らせは本編前に流せよって思う。