5期目が終わるタイミングで振り返り
2017年に創業した高尾ビールですが、2021年で5期が終わり2022年には6期に入ります。ざっとどんな5年間だったかを振り返ってみましょう。
2016年 酒類製造免許の準備
日本でアルコール度数1%以上のお酒をつくるには免許が必要。免許の申請に必要になる人的要件、場所的要件、お金的要件を満たすべく準備を進めていました。
2017年 酒類製造免許と醸造所の営業許可取得
税務署への酒類製造免許の申請を5月に行い、10月に免許がおりました。最低4ヶ月処理にかかると言われる中、そこそこスムーズに進んだと思います。
同時に保健所からの営業許可も必要になります。
2018年 試行錯誤のビールづくり
商業的にビールをつくり始めてすぐに、想定の内外の壁にぶち当たりながらも、勢いで突き進んでいくフェーズでした。ほぼ1人+アシスタントでの1.5人体制でした。
2019年 1度目のタンク増設とタップルーム開店
徐々に生産数を増やしながら、1タンクだけ控え目の設備増強を行いました。醸造所とは別に、高尾駅前に直営の飲食店をオープンしました。醸造はほぼ1人+アシスタントの1.5人体制。飲食店ではアルバイトスタッフを迎えての2人体制でした。
2020年 コロナ禍での右往左往
順調に伸びていた生ビールの消費がコロナによる営業自粛のために停滞を余儀なくされました。代わりに瓶ビールの消費が急増します。醸造はアシスタントが増えてたまに3人体制も。飲食店はコロナの影響もあり1人体制となります。
2021年 永久免許取得と2度目のタンク増設と醸造設備の追加
3年と少しの仮免期間を終えて、晴れて最短期間で永久免許を取得できました。稼いだお金は設備投資に回っていきます。1200Lのタンク2基。1200Lの醸造設備。ケグ洗浄機など。
飲食店は営業自粛のため、行き場のない生ビールはつくらずビンビールに完全シフト。
醸造は2名+アシスタントの3人体制。たまに4人。飲食店はほぼ休みだけど開ける時は1人でした。
2022年? 第二工場?タップルームは?
設備増やしたことで醸造所はものが増やせないほどパツパツ。ビンビール増産体制へ移行したことで、急な緊急事態宣言解除に対応できず、タップルームで提供する生ビールが準備できない。そんな中でも醸造所には新しいスタッフが集まってくれて初めての正社員も。2022年も変化に富んだ年になりそう。
以上が超ざっくりした年表です。各フェーズの詳細は今後改めて書けたらと思います。