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ソフトウェアエンジニア兼オーストラリア大学院生の一週間

最近なかなかブログを書く時間を作れていませんでした。。
本当なら前回のLLMの続きを書きたいところですが、時間があまり取れないので今回はソフトウェアエンジニアのオーストラリア大学院生がどのような1週間を過ごしているのかについて書きたいと思います。
社会人での海外大学院留学を考えている方に参考になれば幸いです。

大まかなスケジュール

大体、こんな感じのスケジュールで過ごしています。ルーティンが大好きなので本当に大体こんな感じの生活です。

スケジュール

月曜日

月曜日は、基本的に仕事をしています。私は、今日本のWeb3のソフトウェア開発会社で研究開発をしています。オーストラリアは日本と時差が1時間しかないので、リモートワークが可能な職種ならこのような働き方もできるのが良い所の一つです。
月曜になるだけ働き、金曜日に残りの仕事を片付けるというスタイルで働いています。場所は自宅だったり、大学の図書館だったり気分によって変えています。

仕事後、妻やルームメートと夕飯を食べ、休憩をしたら大学の研究を1hほど行います。仕事後は頭が疲れているのでこの時間は脳死でできることをしています。

ちなみに、ここで驚かれた方もいるかもしれませんが、オーストラリアは今家賃などがかなり高く、少し綺麗な家に住もうとすると家賃が高くついてしまいます。そのため私は結婚しているのですが、ルームメート一人とシェアハウスをしています。バスルームとベッドルームも2個ずつついているので、シェアハウス用の作りになっているので結構快適に過ごすことができます!(それでも楽しく過ごしてくれている奥さんには大感謝です。)
大体家賃は週で$350程度です。一人で住もうとしても大体週で$300が今の相場だと思います。

火曜日

火曜日は朝イチに30分ほど時間をとって論文を書きます。文を書くのは好きなので論文を書く時間は割と好きです。

その後は研究室の会議があります。私の所属している研究室では教授の面倒見が良く?、毎週進捗を報告する会議があります。そこで10枚程度のスライドを作って先週からどのような進捗があったのか、来週までに何をするのかを発表します。話が複雑になると英語で説明するのが難しく辿々しい英語で乗り切っています。私が一生懸命話し終わった後に教授にうまく伝わっていなかったときの絶望は計り知れません。

会議の後は、安寧の時が訪れます。大学内のお気に入りの場所で、お気に入りのカフェで買ったラテを飲みながら池の反射に照らされてリラックスします。

午後は達成感でやる気が0になるので家に帰るのが基本です。4時間ほど好きなことをします。ブログを書いたり、興味のある技術を触ったり、論文を読んだりしています。最近ブログをかけていなかった原因はこの時間にブログを書かなかったからです。大体18:00くらいまでやったら夕飯の準備をします。夕飯後は1hほど研究の続きをします。

キャンパスのお気に入りの場所。鳥がかわいい

水曜日

水曜日も朝イチで論文を書き、その後午前中に講義があるため大学に行きます。今学期は論文以外に1つだけ授業をとっているので、講義は週にこの一つだけです。
今通っているクイーンズランド大学の講義は以前の大学院よりもかなり理論によったものが多い印象です。一番おもしろかった授業はCompilerの授業で、一番辛かった授業はOS Architectureでした。どちらもおすすめです。
午後は家に帰って、研究の続きをします。そこからは同じなので略です。

講義の様子。わけわからない。

木曜日

朝イチで論文。その後に木曜は授業のTutorialと呼ばれる講義で習った部分を実践する授業があります。これはオーストラリアの大学の結構良い所だと思っていて、結構実践をやります。ただ、私の場合は基本は自分でやって、答えのpdfが後で出されるのでそれで答え合わせをする感じです。最初は行っていたのですが、これ行かなくて良いじゃん。となってしまいました。

木曜は昼ごはんを同じ学部の大学の友達と一緒に食べるのが習慣になっています。

午後は授業のQuizをやります。これは毎週の課題で1時間程度で終わるプログラミングの問題です。木曜は疲れているので脳死でこれをやって、「やった感」を出します。その後は研究の続きや、やる気が出たら論文を18:00ごろまで書いて、以下同じです。

キャンパス内。天気が良い。

金曜日

朝イチで論文。その後は8:00くらいから残りの仕事のタスクを片付けます。大体それをしていたら17:00とか18:00になります。後は同じです。

土曜日

社会人大学院生に週末はありません。しかし、運動も必要です。私はラクロスというスポーツを大学からしていて、クイーンズランド大学にもラクロスコミュニティがあります。
シーズン中は土曜日に地元のチームと試合があるので午前中は試合に向かいます。

そのため朝イチ論文、午前中はラクロスの練習に行き、午後は課題を主に集中してやります。

ラクロス。みんなでかいので大人と子供。

日曜日

日曜日は結構ゆっくり寝ます。9時ごろ起きて午前中は課題があれば課題をやり、午後は研究の続きです。奥さんの仕事がない日は出かけたりもする週もあります。夕方からはリラックスモードです。散歩したり、最近始まったNFLのプレシーズンを見たりします。

まとめ

自分で書いていて思ったのですが、ほぼ仕事と研究をしている気がします。空いてる時間にご飯の準備したり休憩したり移動したりしてます。つまりほぼ家か研究室にいます。

自然が素晴らしいオーストラリアにいるとは思えないなと改めて感じましたが、めちゃくちゃインドアな生活を送っているからこそ、たまに外に出た時の開放感が大好きです。研究室帰りの橋からの景色も大のお気に入りです。自然に囲まれた場所で穏やかに勉強や研究をしたい人に最適だと思っています。もし日本でこのような生活をしていたら精神的にかなりきつかったと思いますが、こちらでは楽しくやれています。

そしておそらく皆さんが想像している社会人留学よりもゆったりしているのではないでしょうか?普通にゆっくりする時間も取れているし、散歩とか運動もできます。日本にいる頃は正直休憩するなんてもってのほか、体が疲れていないんだから仕事後も勉強や開発しなきゃと思い詰めていましたが、今はリラックスもしながら楽しく生きています。オーストラリアの風土があっているのかもしれません。

もしクイーンズランド大学のComputer ScienceやITの学部に興味があればご相談も受け付けているので気軽にXやインスタなどにDMください。

Xのアカウント: @taka_water_32
Instagram: @takao_mizuno1130


私はこの選択をしてとても良かったと思っています。
最後に、そのお気に入りの橋からの景色でお別れです。

大学に続く橋からの景色

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