ブログ

私は社会人としてソフトウェアエンジニアをしながら、オーストラリアのクイーンズランド大学の情報工学の修士コースに通っています。
中島聡さんという、自分が尊敬しているエンジニアの方が著者の「結局、人生はアウトプットで決まる」を読んで、今学期の大学院の授業も少しだけ落ち着いたのでブログを始めようかなと思ったので書いてみることにしました。

ちなみに修士論文のテーマは、「Large Language Model を使って Ransomware に使われた Bitcoin 取引を非匿名化できるか」という内容です。

Bitcoin はアカウントと個人情報が結びつきにくいことから、サイバー犯罪の際の身代金支払い方法として指定されることが多くあります。

Raheem, Ali, Raheem, Rand, Chen, Thomas M., Alkhayyat, Ahmed, Estimation of Ransomware Payments in Bitcoin Ecosystem, 10.1109/ISPA-BDCloud-SocialCom-SustainCom52081.2021.00224, 2021

私個人としては Bitcoin を始めとする Blockchain は通貨としての機能よりも分散台帳技術の方にもっとフォーカスして発展させていきたいのですがこれだと負の側面が取り沙汰されてしまいます。それを昨今話題の LLMs を使って個人情報を割り出せるきっかけにならないかという観点で研究をしています。この研究を成功させて、Blockchain の負の側面を利用する人たちを減らして良い側面が広まってほしいなと思っています。
これについてもいつかブログで書きたいと思っていますがいつになるかは分かりません。そもそもこの研究がうまくいくか分かりません。

仕事ではブロックチェーンを使って、自動運転用のデータが改竄されていないことを保証しながら保存する仕組みを作っています。

つまり、ブロックチェーンと自動車に興味がある、社会人の大学院生です。


きっかけ

私はもともと文系出身のエンジニアということもあるので、文章を書くときは人に読ませる文学的な文章を意識して書きがちです。
この文章も、書き出しを「ピピピ。。今日も朝 4 時にアラームが鳴る。昨夜書いておいた朝のタスクをどの順番で片付けようかお湯を沸かしながら考えている。カーテンを開けるとまだ外は暗い。でも始発帰りと同じくらいの時間なのに気分はこうも違うのは不思議だなとふと思った。」にしようかなと思っていました。「も」をつけることでいつもこの人は朝4時に起きてるんだなとか、具体的な文章を入れないで文脈を読み取ってもらう文章を書きます。
これが読ませる文章なのかどうかは置いておいて、いわゆる義務教育で褒められるような文章をある程度上手に書くことができます。

でも中島さんの本では、引用(伝えたいことを伝えるための文章を書く)ことでハードルが低くなるということが書かれていました。僕にとってはこっちの方が難しいですね。だって、伝えたいことがあまりないんです。
自分って空っぽな人間だなと思う一方で、あまりない伝えたいことを膨らませてそれっぽく書くことは得意なんだなとも自覚しました。

この文章も何も言ってないけどもう 1000 字くらい書いています。そもそも文章を書くこと自体は好きみたいです。

そんな自分も、ソフトウェアエンジニアを 5 年ほどして、そろそろ自分の研究や知見を共有して幸せになる人をちょっとでも生み出して界隈に少しでも貢献していきたいなという気持ちが芽生えていました。
その時にたまたま Kindle で読んだ中島聡さんの本でアウトプットしろ!!ということが書かれていたので、ちょうど良いと思いこの投稿を書いています。

アウトプットが続かないのはテーマが悪い(自分が夢中になっていることではない)というようにもおっしゃっていたので、じゃあ好きなことやその週に書きたいと思ったことを書いていこうかなと思った次第です。

「伝えたいこと」を「読ませる」ように書きたいなと思っていますが、そんなことは難しいことは承知なのでちょっとずつ自分のやり方を見つけながら続けていきたいです。


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