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【拡張型心筋症】推定6歳でお空へ旅立った愛犬にありがとうを伝えたい

前回のnoteに書いたように、しばらくは書きたいことをボチボチ綴ろうと思う。

今回は「書こう、書こう…」と思いつつ、何度も書いては消してを繰り返している愛犬の死について。

これまで何度かnoteで紹介してきた愛犬レインが、2024年12月8日「拡張型心筋症」を発症し、虹の橋を渡った。

↓レインをお迎えした時のnoteはこちら

レインは、倉敷市保健所に収容された元野犬(野良犬)である。
保健所収容後「先天性門脈体循環シャント」が発覚し、これまで2回手術をしている。

我が家に引き取った後も、半年に1度の検査をしながら元気に暮らしていた。

↓門脈シャントについてはこちら

2024年10月にも血液検査をし、アンモニア値が高いが、まだ経過観察で大丈夫とのことだった。
だからその時は、2ヶ月後にお別れするだなんて思ってもみなかった。

レインの亡くなった原因のひとつ、拡張型心筋症は完治しない病気で、薬で進行を遅らせることしかできない。

さらにこの病気のやっかいなところは、初期症状を見逃しやすく、気づいた時には病気が進行している可能性があることだ。

私も病名が分かってからいろいろ調べてみたが、闘病ブログはどれも目をつむりたくなるような内容しかなかった。それだけ、早期発見が重要な病気なんだと思う。

レインも入院する10日程前から、初期症状の「散歩を嫌がる」「食欲低下」がみられた。

それなのに…急に寒くなってワガママがでてきたかな??とスルーしてしまったのだ。すぐに病院に連れて行かなかった自分の愚かさに腹が立つ。

ペットスペースを飛び越えて、夜中にトイレに行きたがったことをきっかけに受診したが、尿検査と血液検査では原因が分からず、点滴をして帰宅となった。

翌日もごはんを食べなかったので、レントゲン撮影と再度点滴をして帰宅。
そして、その日の夕方、とつぜん呼吸が荒くなり入院となった。

エコー検査の結果、拡張型心筋症と肺水腫だと診断された。

心臓の収縮率は絶望的な数値とのことで、余命半年〜1年と言われた。

さらにレインは、先天性門脈体循環シャントの影響で、生まれつき内臓の発達が未熟だ。

心臓の治療を急ぐと、肝臓や腎臓がダメージを受ける可能性がある。
だからといってゆっくり治療していると、今度は心臓が止まるかもしれない。
そう話す先生の顔はとても険しかった。

それでも少しずつ回復し、面会時には元気な顔も見せてくれ一安心…と思った翌日、突然アンモニア数値が上昇。その発作に心臓が耐えきれず、お空へ旅立った。

発作時に食いしばったのか、口から血が滲むレイン顔が痛々しい。

ちょっと早すぎるんじゃない?
もっとワガママ聞かせてよ。
まだまだやりたいこといっぱいあったよ。

心臓の止まったレインにいくら話しかけようと、私の声はもう届かない。それでも、身体中をなでながら、最後の夜を過ごした。

そして翌日、葬儀を行うためにレインの故郷、倉敷市へ向かった。
大好きなボランティアさんに、たくさん話しかけてもらい、なでてもらっているレイン。
その光景が、私たちの心を癒し、前を向いて進む力をくれた。

動物達は、生きている時も亡くなってからも、人間に気づきをくれる。

どんな時も愛するやさしさ
そっと寄りそうぬくもり

生き方の見本のような存在だ。

4年前に亡くなった先代犬コテツは、レインとのご縁をつなぎ、レインは、たくさんの人とつないでくれた。

だから、かわいそうな人だと思われても
頭おかしい人だと思われても
姿が見えなくなっても
何度でも「ありがとう。大好きだよ」と伝えたい。

そして、いつかまた…この子たちから学んだことを、ずっとの家族を待つ尊い命、保護っ子たちにそそぎたい。それが、亡くなった2頭の愛犬への恩返しだと思うから‥‥。