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階段下のドッグスペースは保護犬がストレスフリーに暮らす場所に最適でした
レインを迎える前に、家族みんなで作ったドッグスペース。
制作して1年経とうとする現在も、レインが1番落ち着くスペースとして活躍しています。
この記事では、階段下にドッグスペースを作ってよかったこと、元野犬の生きるための本能に合わせた暮らし方をご紹介します。
※記事の内容は、筆者たかおと愛犬レインの実体験をもとにしています。
犬種・わんちゃんの性格によって、同じようにならない場合もあることを予めご了承ください。
塗装の乾燥を含めて、1日半ほどで制作した「ドッグスペースDIY」の記事もご覧いただけるとうれしいです!
階段下にペットスペースを作ってよかったこと
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自宅を新築する前から「コテツの故郷からまた家族を迎えたい」という気持ちがあり、いつかやってくる家族のために空けておいた階段下のスペース。
お山で暮らしてきた倉敷市保健所出身の元野犬が好きな「薄暗い」「狭い」「すみっこ」が揃った場所です。
お迎えした日から1年経とうとする今も、レインは1日の大半をここで過ごしています。
安心できるスペースの確保
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お山で暮らしてきた野犬は、狭い場所や、すみっこを好む傾向があります。
これは寝ている時に、背後から敵に襲われないようにしてきた犬の祖先である、オオカミの習性の名残のようです。
薄暗い場所、体にフィットするスペースは、穴ぐらに近い環境になり、犬にとって安心する場所といえます。
クレートとドッグスペースのドアを閉めれば、2重扉になり脱走を防ぐことへとつながります。
トイレの失敗が少ない
野犬は、敵に自分の居場所を知られることを嫌うため、寝床でおしっこやうんちをしない子が多いと言われています。
これまで実施してきた里親インタビューでも、みなさん口を揃えて「トイレの失敗が少ない」「野犬の子は賢い」と話してくださいました。
レインは、カーペットの上で何度かおしっこをしてしまったことはありますが、ドッグスペースでしたことは1度もありません。
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長時間のお留守番、寝る時間はドッグスペースで過ごしてもらうことで、トイレの心配をする必要がなくなりました。
来客時に落ち着いて過ごせる
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元野犬に多いビビリっこにとって、怖い時に逃げる場所・落ち着いて過ごせる環境があることは大切です。
レインは大人しいタイプの子ですが、迎えて半年ほどたった頃から配達員さんや、来客に吠えるようになりました。
未熟な飼い主なので、吠えて興奮したレインを落ち着かせることがまだできません。
「ドッグスペースにいる時は吠えない」ことに気づいてからは、あらかじめ「ハウス」の声掛けでドッグスペースに誘導するようにしました。
上手くできた時は本当に静かで、レインの存在に気づかない人もいるほど!これも息を潜めて生き抜いてきた本能かもしれませんね。
保護犬と暮らしは大変?
トイレの失敗、物を噛むなどといった行為は、保護犬であろうとペットショップにいる子でもする子はする。
「保護犬だから・元野犬だから大変」なのではなく、ペットと暮らすことは、思うようにいかないことの連続です。
ドッグスペースを作り元野犬の特性をいかすことで、人も犬も落ち着いて過ごせる環境を作ることができると感じました。
倉敷市保健所では、コロコロの子犬から成犬。そして、ボランティアさんのお家にもずっとの家族を待っているわんこがいます。
レインの様子を見て、保護犬に興味がわいた方は、ぜひ倉敷市保健所ボランティアteamKARのInstagramをチェックしてくださいね!