「⚪︎⚪︎ならでは」の罠にハマらず、ありきたりの商品を作ろう
最近複数の商品の商談会にオンラインで参加させていただき地方の商品造成された事業者様とお話しする機会がいくつかありました。
素敵な商品が年々造成されるようになっていると感じる反面、ちょっと考えすぎて方向を誤りかけているところもあると思う側面もありました。
その代表的な例が、「その地域ならでは」を商品化したケース。
その地域で有名なものを商品にすること自体は良いのですが、なかなかそんな有名な独自のものが全国各地にあるわけでは無いのでどうしてもニッチなものになりがちです。
その結果、この地域で取れるこの名物を・・・とか、この地域ならではのコレコレの技法を使って・・・のような体験商品が出来上がります。
そうすると国内の人はなんとかついて来れるかもしれませんが、海外の人からすると「?」となります
私たちもスペインの⚪︎⚪︎地方名物と言われてもパッとしないように、海外の方もそもそもそれがまずなんなのかを理解するステップが必要になります。
そのため本来地域に来てもらうために造成したはずが来てもらうためのハードルを増やしてしまうリスクを知らずにとっていることになります
地方の体験造成の正攻法は、ありきたりの「日本らしい商品」を作ること
なぜなら海外の人はそもそもそういうことに興味を持っているので細かい説明が不要です。また海外の旅行者からすれば、寿司握り体験や茶道など日本的なことは日本のどの地域でやっても「日本でやること」に違い無いのです。
我々がフランスに行ってソムリエとのワインテイスティングしたとして、パリでやってもニースでやってもフランスでやることには変わりはないのと同じです。
その中で、地域として地域らしさを出すことができる方法はあります、ワインテイスティングの例で言えば一般的なチーズの変わりに地域で有名なチーズやおつまみを出したり・・・
寿司握り体験でも通常の握り寿司のほかに地域のネタを入れたりしてそういった地域らしさを出す方法はいくらでもありますし、海外の方も自分に馴染みにある寿司にそういった地域性やバリエーションがあるとわかると興味を惹かれます
地方の方が、古民家や自然、食の素材など都心よりも武器になるものを持っているのでまずは⚪︎⚪︎ならではに縛られない商品作りを目指しましょう
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