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5月聴いた音楽

Dua Lipa 『Radical Optimism』

Dua Lipa、4年ぶりの新作。楽しみにしていた作品。出るの完全に忘れていたけど。この4年で完全にワールドワイドなポップアイコンへと成長。そんな中で発表された新作。イギリス出身ということもあるので、もうちょっとトレンドな感じのサウンドで展開してくるかなと予想していたけど、意外にもシックなテイストのダンス・ポップ作品。先行シングル「Houdini」でも関わっていたTame ImpalaのKevin Parkerが多くのトラックに関与しているみたい。しかも、とてもいい仕事をしていて、この作品から漂うサイケデリック感は、Kevinが持ち込んだ要素かもなと。個人的には好きなテイストの作品。オススメです。そういや、前にナイル・ロジャースと曲を作っているというのをXのポストで見たことあったけど、あれって一体どうなったのだろう🤔


Washed Out『Within and Without』

チルウェイヴ神(ゴッド)ことWashed Outが新作を出すというポストをXで見て懐かしくなり、久しぶりに2011年作の『Within and Without』を聴く。やはり良い!名盤。この気だるさ感が、たまらなく好き。まだ聴いたことのないかたはぜひ。オススメです。新作もとても楽しみ。


Rasmus Faber『Where Light Touches 「A NIMA Story」』

Rasmus Faberの新作。Rasmusといえば乙女ハウスの印象。しかし、ここ数年はアニメなどの劇伴をやるようになっており、ハウスミュージックの枠では収まらないサウンドスタイルを作り上げてきている。本作も、オーケストレーションをふんだんに使った贅沢なインスト作品。アンビエントやポスト・クラシカル的な要素も持つ豊醇な作品。この作品をそのまま、何かの劇伴に使ってもいいのではというくらいの出来栄え。スゴい作品。オススメです。


Nubiyan Twist『Find Your Flame』

UKの9人組多国籍アフロジャズ楽団Nubiyan Twistの最新作。聴いていて90年代のアシッドジャズを思いだした。アフロジャズ色の強いUKソウル、アップデートされたアシッドジャズって感じだろうか。現代版のインコグニートやブランニューへビーズって感じだろうか🤔両バンドともまだ現役だけど。良い作品。ここにもナイル・ロジャースが参加していた😲


Melvins『Tarantula Heart』

USのスラッジ・メタルの始祖でオルタナティブ・ロックGodであるMelvinsの新作。1曲目から19分の長作に驚き😯でも、この遅く引きずるようなサウンドは、聴いていてとてもクセになる。昔は、あまりこの手のサウンドの面白さが分からなかったのだが、歳を取るとともに年々面白さや良さを感じるようになってきている。スロウな中に生まれる激重で重厚なグルーヴ感がクセになるのだろう。この新作は、遅めのサウンドだけでなく、テンション高めのアッパーなナンバーもあって、とても楽しめる作品になっている。かなりの良作で、オススメです。


Telever『Inside The Game』

タイ出身のロック・バンドの1stアルバム。タイ出身と侮るなかれ、かなりしっかりとしたマイブラ/ジザメリ的シューゲイザーサウンドを鳴らしており、とてもカッコいい。しかも、シューゲイザー一辺倒ではなく、スクリームが取り入れられたりとポストハードコア的な要素もある。全体としては、シューゲイザーmeetsポストハードコアなサウンドといえばよいだろうか。それに加えて、マッドチェスターっぽいグルーヴィーなダンス・ナンバーがあったりと、サウンドの幅広さがスゴい。正直、これはちょっと良いバンド知ってしまったなあと、ワクワクしてる。ライブが観てみたいなと。この作品、かなりのオススメです。


Peel『Acid Star』

フォスター・ザ・ピープルのメンバーが結成したバンド。なかなか面白いかも。ドリーム・ポップやチルウェイヴっぽいアンニュイなテイストもあれば、マッドチェスター的な享楽グルーヴィーナンバーもあり。なかなかの良作。フォスター本隊も新作アルバムを近々リリースするらしく、そちらも楽しみ。


The Anjunadeep Edition 500 with Above & Beyond

https://open.spotify.com/album/6yfCLTc2NsdQQUwx9Fmgwl?si=LFJXWDM1TBadhHIOtBjYZQ

The Anjunadeep Editionの500回目のセレクターは、御大Above & Beyond。Anjunadeepのレーベルカラーに合わせたディープハウスなトラックの選曲が聴いていてかなり心地よい。作業時や移動時などのBGMにオススメです。


Shellac『To All Trains』

https://open.spotify.com/album/09SFqMvmXLpfG62LjeSorU?si=1e9M-jWvQ_mGwqBs0MaxaA

結構前から楽しみにしていたShellacの新作アルバム。そんな中、5/7にアルビニさんが亡くなるという衝撃的なニュースが。結局、この作品は彼の遺作となってしまった😭そんな今作だが、1曲目からカッコ良い!つんのめる様なビートが、日本のバンド、ユウレカを彷彿とさせる。というか、ユウレカかShellacを彷彿とさせるんだね🤔かなりの良作なので、オススメです。


One Step Closer『All You Embrace』

新曲がどんどん上がってきてたから、アルバムリリース近いかなと思って楽しみにしていたUSハードコアバンドの新作アルバム。いわゆるカムバック・キッド以降のモダンオールドスクールハードコアスタイルのバンド。この手のサウンドは、聴いていてめちゃくちゃ上がるよね✨Rise Your Fistって感じ✊メロコアや00年代スクリーモっぽいサウンドもあったりで、とても良い仕上がりの作品。かなり好きな作品。オススメです。


Beth Gibbons『Lives Outgrown』

ポーティスヘッドのボーカルであるベス・ギボンズの新作アルバム。彼女のイメージに合ったフォーキーなアコースティックサウンド。ただ、曲によってはオーケストレーションが効果的に使われていたり、ポーティスヘッドっぽい楽曲があったりと単調ではなく、豊醇な印象の作品。メディテーションとかヒーリングミュージックっぽい要素もあり、リラックスしたいときに聴きたい作品かも。オススメです。


Slash『Orgy of the Damned』

ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュのソロアルバム。どうやら自身が率いるバンドの作品ではなくスラッシュ自身によるソロ作品だそう。そういうこともあってか全体的にリラックスした雰囲気が伝わる作品。ほとんどの曲にゲストが参加。そして、全編通してスラッシュがギターを引きまくっている。サウンドとしては、ゴリゴリのハードロックというよりは王道のアメリカン・ロックって感じ。全然新しいタイプのサウンドではないけど、むしろそれがカッコ良い作品。オススメです。


Darren Tate『Metamorphosis』

UKのDJ、プロデューサーの新作がAnjunabeatsからリリース。やはりAnjuna界隈からのリリースはハズレがない。Anjunabeatsからのリリースだけどそこまでトランス色は強くない。プログレッシブ・ハウスがメインだけど、ちょっとディープハウスっぽさもあるのでAnjunadeepからのリリースでも良かったのでは?と思った。良作。ダンスミュージック好きにはオススメ。


DIIV『Frog In Boiling Water』

USインディーロックの雄、DIIVの新作アルバム。楽しみにしていた作品。お得意のドリームポップやシューゲイザーサウンドを展開している。タイトルとも関係があるのか、全体的に気だるく、悲壮感がただよっている印象。ただ、個人的にはこの気だるい感じはとても好み。そして、気だるさの中にちゃんとバンドとしてのグルーヴがあるのがグッド。今年は、ほんとシューゲイザーの新譜が豊作で、その上どれも良作ばかり。多分に漏れず、この作品も良作でオススメです。


NewJeans『How Sweet』

やや久しぶり感のあるNewJeansカムバック曲。これまでドラムンベースや2ステップ辺りを取り入れた楽曲をリリースしてきていたので、その次の一手はどう来るかと注目していた。そんな中発表されたNew EP、タイトル曲『How Sweet』はソーソーデフライクなジャーメイン・デュプリ的ベースミュージックテイスト。なるほど、そう来たかという感はあり。ただ、悪くはないけど正直今までほどのインパクトは感じなかったかな。次の作品に期待。


Bring Me The Horizon『POST HUMAN: NeX GEn』

突如発表されたBMTHのニューアルバム。全体としては、スローグルーヴなヘヴィロックサウンドを展開。個人的には、好みのサウンド。この引きずるようなサウンドは、ストーナーロックというよりもスラッジ・メタルかなと🧐雑な感じに言うと、シューゲイザー感のないデフトーンズかなと思った🤔あと、最近ちょいちょいメロコアやゼロ年代スクリーモっぽいファストナンバーをやるようになったなと。それが、日本のFACTっぽく感じて懐かしい。とてもいい作品でオススメです。


Sia『Reasonable Woman』

シーアの約8年ぶりとなる新作アルバム。土岐麻子さんのラジオで新作リリースを知る。ラジオで聴いてポップで良いじゃんと思ったので、フルで聴いてみた。シーアといえば、EDM界隈で引っ張りだこのシンガーという印象だったけど、そういえば彼女はソングライターとしても優秀だったなと。リアーナやビヨンセといった錚々たるアーティストの曲を書いてるわけで、そんなソングライターとしての彼女の才能が遺憾なく発揮されている作品。Pitchforkでは点数低いが(5.5)、個人的にはポップな良作だと思った。


Ajate『Dala Toni』

Mikikiのレビュー記事を見て初めて知った日本のバンドの新作アルバム。すでに4枚目だそう😯江戸囃子とアフロビートを融合した独自のサウンドスタイル「アフロ囃子」という名前だけで面白そうなのに、竹製ギター〈ピエチク〉と、ピックアップをつけた竹製バラフォン〈ジャーテ〉という謎の自家製楽器や篠笛/締め太鼓/玉すだれなどといった日本の伝統楽器を取り入れたバンド編成もとてもユニークで楽しそう。実際に音を聴いてみると、これはめちゃくちゃ良い。異国情緒を感じるサウンド。ドラムレス編成なのだが、これがむしろ独特のグルーヴを作り出しており、中毒性有るサウンドになっている。そして、ライブがとても楽しそうなので観てみたい。良いバンドを知ってしまった。オススメの作品です。


Hybrid Minds『Tides』

メロディックでソウルフルなスタイルを持ち味とするドラムンベース・ユニットの7年ぶりのNewアルバム。ピンクパンサレスやNia Archivesなどの台頭で、ポップシーンでもドラムンベースが受け入れられてきている良いタイミングでの新作リリースなのではと。メロディックで聴きやすいし、ポップシーンでもウケそうだなと。良作です。


aespa『Armageddon』

かなり楽しみにしていたaespaの1stフルアルバム。前半は、わりと硬派目なヒップホップ/R&Bなトラックを揃えてきた印象。トラップみたいなトラックもあったりするし、結構ハードモード。アルバムからのリード曲『Supernova』に、2ndトラックの『Armageddon』はかなり強力なトラックだと思った。カッコ良し。一方で、中盤以降はポップ・メロウな感じでカワイイ感じの楽曲もあれば、ロックテイストな楽曲もあったりと多彩なサウンドが楽しめる。aespaの雰囲気にマッチした良作。オススメです。


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